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原産地証明書

管轄: 経済産業省 / 根拠法令: 不正競争防止法・関税法

かんたん費用・手間ともに少なく、取得しやすい許認可です

輸出品の原産地を証明する書類。商工会議所が発給。特恵税率適用に必要な場合も。

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原産地証明書は、比較的スムーズに取得できる許認可です。申請費用も比較的安価に設定されています。経産省の審査は比較的迅速で、早ければ1週間程度で結果が出ます。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

まず読む順番

原産地証明書とは何か、誰が必要とするか

原産地証明書(Certificate of Origin)は、輸出する貨物がどの国で生産・製造されたかを第三者機関が証明する書類です。他の「許認可」と異なり、事業を始めるための免許ではなく、輸出取引ごとに個別に取得する証明書である点が最大の特徴です。したがって「取得すれば事業が可能になる」ものではなく、取引条件として求められたときに、その都度発給を受けます。

必要になる典型的な場面は次のとおりです。

  • 輸入国の法令が原産地証明書の提出を義務付けている(中東・中南米・アフリカ諸国に多い)
  • 信用状(L/C)の要求書類に Certificate of Origin が明記されている
  • EPA/FTA に基づく特恵税率の適用を受けたい
  • 輸入国の輸入割当・反ダンピング税の判定に原産国の確認が必要

二種類の証明書を混同しない

実務上、最も間違いが多いのがこの区別です。

  • 一般原産地証明書(非特恵)— 全国の商工会議所が発給。L/C 要求や輸入国の法令対応に使う。関税の減免効果はない。
  • 特定原産地証明書(特恵)— 日本商工会議所が発給。日タイ EPA、日 EU・EPA(第三者証明を使う場合)など、協定に基づく関税減免を受けるための書類。品目ごとの原産地規則を満たす必要があり、審査は一般原産地証明書より格段に厳しい。

さらに日 EU・EPA、TPP11、日米貿易協定、RCEP の一部では、輸出者自身が作成する「自己申告制度(原産地申告)」が使えます。この場合は商工会議所の証明書は不要で、代わりに原産性を裏付ける資料を輸出者が保存する義務を負います。どの制度を使うかを、輸入者と事前に合意しておくことが先決です。

申請の流れ

一般原産地証明書の場合、初回に「貿易登録」が必要です。

1. 最寄りの商工会議所で貿易関係証明の登録申請を行う(登記事項証明書、印鑑証明書、署名者の届出など) 2. 登録完了後、貿易登録証が交付される 3. 案件ごとに、インボイスと原産地証明書の申請書を提出(現在は貿易証明発給システムによるオンライン申請が主流) 4. 審査後、証明印のついた証明書が発給される

特定原産地証明書は、日本商工会議所への企業登録に加え、品目ごとの「原産品判定依頼」が先に必要です。関税分類変更基準や付加価値基準を満たすことを、部材表・製造工程表で立証します。この判定に時間がかかるため、船積み直前の駆け込み申請は失敗しやすい工程です。

費用の内訳

  • 発給手数料は 1 通あたり数百円〜2,000 円程度。金額は商工会議所ごとに定められており、会員・非会員で差があります
  • 貿易登録には登録料(有効期間 2 年程度、数千円〜)が別途必要です
  • 正確な額は申請先の商工会議所により異なるため、登録前に窓口または公式サイトで確認してください

差し戻しの典型例

  • インボイスの記載内容(品名、数量、金額、荷印)と証明書の記載が一字でも食い違っている
  • 原産国の記載が「Japan」でよいのか、加工地・組立地の実態と合っているかの検証不足
  • 特定原産地証明書で、原産地規則の充足を示す根拠資料が不足している
  • 船積み後に申請したが、事後発給が認められず輸入国で通関が止まる

関連する手続きと保存義務

外国為替及び外国貿易法や輸出貿易管理令に基づく輸出許可・承認が必要な貨物では、そちらが優先します。原産地証明書があっても輸出許可の代わりにはなりません。また、原産地を偽った表示は不正競争防止法の原産地等誤認惹起行為に該当し得ます。

特定原産地証明書を使って特恵税率の適用を受けた場合、関連書類の保存義務(協定・関税法令により通常数年間)が課されます。輸入国税関から事後確認(検証)を受けたときに資料を示せないと、遡って関税を追徴されるおそれがあります。部材の調達先証明を含め、案件単位でファイルを残す体制を最初に作っておいてください。

500〜2,000円

申請費用

1〜5日

取得期間

なし

更新周期

費用は少額で済むため、個人事業主やフリーランスの方も負担なく申請できます。

原産地証明書:自分で調べる vs 準備サポートを使う
自分で調べる準備サポート
費用500円〜2,000円(申請実費のみ)30,300円〜31,800円
所要時間1〜5日(審査期間)3営業日で資料お届け(調べる手間を省略)
必要書類の洗い出し自分で調べるチェックリストで提供
申請要件の確認自分で法令を確認根拠法令つきで整理
書類の作成・提出自分で行う自分で行う
向いている方調べる時間に余裕がある方調べる手間を省きたい方

申請手順

  1. 1商工会議所に原産地証明書発給申請
  2. 2必要書類(インボイス・製造証明等)を添付
  3. 3審査・発給
この許認可の申請準備サポートを申し込む
申請実費(税金・手数料)500円〜2,000円

※ ご自身で申請される際に行政機関へ支払う費用です

サポート料金29,800円(税込)
合計目安30,300円〜31,800円
必要書類チェックリスト申請要件・提出窓口の整理お届け前なら全額返金

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取得のポイント

  • ●必要書類のチェックリストを作り、一つずつ確実に準備しましょう。
  • ●窓口での手続きは比較的スムーズです。混雑を避けるため、開庁直後の来所がおすすめです。
  • ●記入例を事前に確認しておくと、その場で迷わず記入できます。
  • ●経産省管轄の許認可は、経済産業局の窓口で手続きするケースがあります。オンライン申請が利用可能か確認してみましょう。

次にやるべきこと

必要書類

✅

原産地証明書発給申請書

商工会議所所定の様式。

✅

コマーシャルインボイス

商品の明細・金額を示すインボイス。

📎

製造証明書(任意)

国内製造を証明する書類。

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

原産地証明書と一緒に必要になることが多い許認可です。

一般貨物自動車運送事業許可

他人の需要に応じ、トラック等で貨物を運送する事業を行うための許可。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

通関業許可

通関業を営むための許可

外国法事務弁護士登録

外国の弁護士資格保有者が日本で法律事務を行うための登録

海事代理士登録

海事代理士として船舶登記等の業務を行うための登録

詳しく知る

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