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体験アクティビティの開業ガイド

必要な許認可・費用・手続きの流れを徹底解説

最終更新: 2026-04-16

5

必須の許認可

180,000〜820,000円

費用の目安(合計)

最大120日

想定期間

むずかしい

最大難易度

体験アクティビティとは

体験アクティビティを開業するには、旅行業法に基づく登録が必要です。取り扱う旅行商品の種類によって登録区分が異なるため、事業計画に合わせた区分を選びましょう。

各種体験プログラムの提供

体験アクティビティを開業するには、合計6件の許認可が関係します(必須: 5件、条件付き: 1件)。 このガイドでは、それぞれの許認可について費用・期間・必要書類を詳しく解説し、 開業までの具体的なステップをご案内します。

開業までのリアルなタイムライン

全ての許認可取得に4ヶ月程度。並行して進められる手続きもあるため、効率的なスケジュールを組みましょう。

国土交通省(観光庁)/ 都道府県管轄

旅行業登録30〜60日
30〜60日

農林水産省管轄

観光牧場開設届出14〜30日
14〜30日

都道府県/消防署管轄

バンジージャンプ施設営業許可30〜60日
30〜60日

都道府県知事管轄

水族館営業許可60〜120日
60〜120日

税務署管轄

個人事業の開業届約1日
約1日

※ 異なる管轄の許認可は並行して申請できる場合があります。同じ管轄の許認可は順番に申請が必要な場合があります。

体験アクティビティの開業までのステップ

1

事業計画の策定

体験アクティビティの事業計画を策定します。事業内容・ターゲット・収支計画を明確にし、必要な許認可を洗い出しましょう。

2

資金調達・物件確保

開業資金を調達し、営業拠点となる物件を確保します。許認可によっては施設基準があるため、物件選定時に要件を確認しましょう。

3

許認可の申請・取得

必要な許認可を一つずつ申請していきます。申請順序にも注意が必要です。先に取得が必要な許認可がある場合があります。

4

届出・登録手続き

税務署への開業届、社会保険の届出、各種届出を行います。法人設立の場合は登記も必要です。

5

開業・営業開始

全ての許認可を取得し、届出が完了したら営業を開始できます。許認可の更新時期を管理し、期限切れに注意しましょう。

体験アクティビティに必要な許認可一覧

必須の許認可(5件)

必須むずかしい

旅行の企画・手配・販売を業として行うための登録。種別により取り扱える業務範囲が異なります。

管轄国土交通省(観光庁)/ 都道府県
費用15,000〜90,000円
期間30〜60日
更新5年ごと
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 旅行業務取扱管理者の資格取得
  2. 営業保証金の準備(種別により異なる)
  3. 都道府県知事に登録申請
  4. 審査・登録
必要書類(5件)
  • 旅行業約款- 旅行者との間の旅行業約款
  • 旅行業務取扱管理者の合格証の写し- 旅行業務取扱管理者試験の合格証の写し
  • 事業計画書- 旅行業の事業計画を記載した書面
  • 旅行業登録申請書- 所定の様式による旅行業登録申請書
  • 営業保証金の供託書の写し- 営業保証金を供託したことの証明書
必須ふつう

観光客が動物とふれあう牧場を開設するための届出。動物取扱業の登録も必要。

管轄農林水産省
費用15,000〜30,000円
期間14〜30日
更新5年ごと
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 動物取扱業登録申請
  2. 施設の図面準備
  3. 安全管理計画の策定
  4. 都道府県知事への届出
  5. 施設検査
必要書類(4件)
  • 動物取扱業登録申請書- 動物取扱業の登録を申請する書類
  • 施設の図面- 牧場施設の配置図面
  • 安全管理計画書- 来場者の安全管理に関する計画
  • 動物の飼養管理計画書- 飼養する動物の管理計画

バンジージャンプ施設を営業するために必要な許可。設備の安全検査、インストラクターの資格要件、保険加入が求められる。

管轄都道府県/消防署
費用50,000〜200,000円
期間30〜60日
更新1年ごと
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 安全基準に適合するバンジージャンプ設備を設計する
  2. 設備の構造安全性検査を受ける
  3. 資格を持つインストラクターを確保する
  4. 所管行政機関に営業許可を申請する
  5. 検査通過後、営業許可が付与される
必要書類(9件)
  • 損害賠償保険加入証明書- 利用者への損害賠償責任保険の加入証明
  • 安全管理規程- 利用者の体重制限・健康確認等の安全管理規程
  • 設備の定期点検記録- バンジーコード・ハーネス等の定期点検記録
  • 営業許可申請書- バンジージャンプ施設の営業許可申請書
  • 設備安全検査証明書- バンジー設備の安全検査証明書
  • インストラクター資格証明書- インストラクターの資格証明書
  • 賠償責任保険証書- 賠償責任保険の証書
  • バンジージャンプ施設営業許可申請書- 所定の様式による営業許可申請書
  • 施設の構造図・安全設備図- ジャンプ台・バンジーコードの構造・安全設備の図面
必須非常に難しい

水族館を設置・営業するために必要な許可。水槽設備の安全基準や動物の飼育管理基準を満たす必要がある。

管轄都道府県知事
費用100,000〜500,000円
期間60〜120日
更新5年ごと
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 第一種動物取扱業(展示)の登録を行う
  2. 水槽設備、浄水設備等を設計する
  3. 建築基準法の確認を受ける
  4. 展示動物の飼育管理計画を策定する
  5. 全許可取得後、営業を開始する
必要書類(9件)
  • 第一種動物取扱業登録申請書- 動物取扱業の登録申請書
  • 施設設計図- 水槽、浄水設備等の設計図
  • 飼育管理計画書- 展示動物の飼育管理計画書
  • 建築確認済証- 建築基準法の確認済証
  • 水族館営業許可申請書- 所定の様式による営業許可申請書
  • 施設の配置図・水槽設計図- 各水槽の配置・容量・水質管理設備の図面
  • 第一種動物取扱業登録申請書- 展示に係る動物取扱業登録申請書
  • 飼育管理計画書- 展示動物の飼育・医療管理計画書
  • 排水処理計画書- 水槽排水の処理に関する計画書
必須かんたん

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄税務署
費用無料
期間約1日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 開業届出書(様式)を国税庁サイトからダウンロード
  2. 必要事項を記入
  3. 管轄の税務署に提出(郵送可)
  4. 受付印を押された控えを受け取る
必要書類(2件)
  • 個人事業の開業・廃業等届出書- 国税庁サイトからダウンロード可能
  • 本人確認書類- マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等

条件によって必要になる許認可(1件)

条件付きふつう

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

管轄法務局
費用60,000〜242,000円
期間7〜14日
更新更新不要

法人設立の場合

申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 定款の作成
  2. 定款の認証(株式会社の場合、公証役場で)
  3. 資本金の払込み
  4. 設立登記申請書を法務局に提出
  5. 登記完了(約1〜2週間)
必要書類(4件)
  • 法人設立登記申請書- 法人設立登記に必要な所定の様式による申請書
  • 身分証明書- 本籍地の市区町村長が発行する身分証明書
  • 納税証明書- 税務署発行の納税証明書
  • 定款の写し(法人の場合)- 法人の定款の写し

体験アクティビティの開業にかかる許認可費用の目安

180,000〜820,000円

必須許認可の取得費用合計(申請手数料のみ)

※ 上記は申請手数料のみの目安です。行政書士に依頼する場合は別途報酬(3〜15万円程度/件)がかかります。 設備投資費・物件取得費は含みません。

開業までの想定期間

最大 約120日

最も時間のかかる許認可の取得期間

複数の許認可を並行して申請できる場合もあります。 ただし、先に取得が必要な許認可がある場合は順番に申請する必要があるため、 余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

水族館営業許可60〜120日
旅行業登録30〜60日
バンジージャンプ施設営業許可30〜60日
観光牧場開設届出14〜30日
個人事業の開業届約1日

体験アクティビティの開業資金の全体像

許認可費用だけでなく、設備投資や運転資金も含めた開業資金の全体像を把握しましょう。

許認可の申請手数料
180,000〜820,000円

必須の5件の許認可取得にかかる申請手数料の合計

行政書士への報酬(目安)
40万〜75万円

専門家に申請代行を依頼する場合の報酬。自分で申請する場合は不要

設備投資(参考)
100万〜500万円(事務所・システム)

事業に必要な設備・内装等の初期投資の参考額

運転資金(目安)
月商の3〜6ヶ月分(300万〜1,000万円)

開業後、売上が安定するまでの運転資金

※ 設備投資額・運転資金は事業規模や地域によって大きく異なります。 上記はあくまで参考値です。実際の開業計画に合わせて、詳細な資金計画を策定してください。 日本政策金融公庫の「創業計画書」の作成をおすすめします。

先輩事業者の声 - 開業前に知っておきたいこと

1ポイント 1

旅行業の登録には営業保証金の供託が必要です。JATA(日本旅行業協会)に加入すると弁済業務保証金分担金で済み、金額を抑えられます。

2ポイント 2

旅行業務取扱管理者の資格取得が必要です。試験は年1回のため、早めに受験計画を立てましょう。

3ポイント 3

オンライン旅行代理店(OTA)として開業する場合も旅行業登録は必要です。登録区分を確認しましょう。

体験アクティビティで気をつけるべき法規制

体験アクティビティに関連する主な法律と、違反した場合の罰則をまとめました。 法令を遵守し、適正な事業運営を行いましょう。

1

旅行業法

旅行業の登録基準と営業ルールを規定。無登録営業には100万円以下の罰金が科されます。

2

通訳案内士法

訪日外国人向けガイド業に関する法律。有資格者の配置が求められる場合があります。

3

消費者契約法

旅行契約のキャンセル規定や消費者保護に関する法律。

この業種の許認可に関連する法令:

旅行業法第3条第一種動物取扱業関連法令建築基準法/各都道府県条例動物愛護管理法/博物館法/各都道府県条例所得税法第229条会社法第49条

体験アクティビティの開業に必要な書類まとめ

全ての許認可で必要となる書類を重複なくまとめました。 事前に準備しておくことで、スムーズに申請を進められます。

必須書類(28件)
  • 旅行業約款

    旅行者との間の旅行業約款

  • 旅行業務取扱管理者の合格証の写し

    旅行業務取扱管理者試験の合格証の写し

  • 事業計画書

    旅行業の事業計画を記載した書面

  • 旅行業登録申請書

    所定の様式による旅行業登録申請書

  • 営業保証金の供託書の写し

    営業保証金を供託したことの証明書

  • 動物取扱業登録申請書

    動物取扱業の登録を申請する書類

  • 施設の図面

    牧場施設の配置図面

  • 安全管理計画書

    来場者の安全管理に関する計画

  • 動物の飼養管理計画書

    飼養する動物の管理計画

  • 損害賠償保険加入証明書

    利用者への損害賠償責任保険の加入証明

  • 安全管理規程

    利用者の体重制限・健康確認等の安全管理規程

  • 設備の定期点検記録

    バンジーコード・ハーネス等の定期点検記録

  • 営業許可申請書

    バンジージャンプ施設の営業許可申請書

  • 設備安全検査証明書

    バンジー設備の安全検査証明書

  • インストラクター資格証明書

    インストラクターの資格証明書

  • 賠償責任保険証書

    賠償責任保険の証書

  • バンジージャンプ施設営業許可申請書

    所定の様式による営業許可申請書

  • 施設の構造図・安全設備図

    ジャンプ台・バンジーコードの構造・安全設備の図面

  • 第一種動物取扱業登録申請書

    動物取扱業の登録申請書

  • 施設設計図

    水槽、浄水設備等の設計図

  • 飼育管理計画書

    展示動物の飼育管理計画書

  • 建築確認済証

    建築基準法の確認済証

  • 水族館営業許可申請書

    所定の様式による営業許可申請書

  • 施設の配置図・水槽設計図

    各水槽の配置・容量・水質管理設備の図面

  • 個人事業の開業・廃業等届出書

    国税庁サイトからダウンロード可能

  • 本人確認書類

    マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等

  • 法人設立登記申請書

    法人設立登記に必要な所定の様式による申請書

  • 身分証明書

    本籍地の市区町村長が発行する身分証明書

状況によって必要な書類(3件)
  • 排水処理計画書

    水槽排水の処理に関する計画書

  • 納税証明書

    税務署発行の納税証明書

  • 定款の写し(法人の場合)

    法人の定款の写し

体験アクティビティの開業に関するよくある質問

Q. 旅行業登録の申請に必要な費用はいくらですか?

A. 旅行業登録の申請手数料は15,000円〜90,000円程度です。申請先は国土交通省(観光庁)/ 都道府県となります。なお、手数料は自治体や申請内容によって異なる場合がありますので、事前に管轄窓口へご確認ください。

Q. 旅行業登録の取得にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 旅行業登録の取得には、申請から約30日〜60日程度かかるのが一般的です。ただし、書類の不備や審査状況によってはさらに時間がかかる場合があります。余裕を持ったスケジュールで申請されることをお勧めします。

Q. 旅行業登録の更新は必要ですか?

A. はい、旅行業登録は5年ごとに更新が必要です。更新手続きには有効期限が切れる前に申請する必要があります。更新を怠ると許認可が失効し、業務を継続できなくなる可能性がありますのでご注意ください。

Q. 観光牧場を開設するために必要な許可は?

A. 動物取扱業登録に加え、食品を提供する場合は飲食店営業許可、乳搾り体験を行う場合は乳処理業許可等が必要です。

Q. 動物取扱責任者は必要ですか?

A. はい、第一種動物取扱業の登録には動物取扱責任者の選任が必須です。一定の実務経験または資格が求められます。

Q. 観光牧場開設届出の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?

A. 申請前に農林水産省の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。

Q. バンジージャンプの安全検査はどのくらいの頻度ですか?

A. 設備の安全検査は年1回以上の実施が推奨されています。毎日の始業前点検も必須です。

Q. バンジージャンプの体重制限はありますか?

A. 設備の定格荷重に応じた体重制限があります。一般的に40〜120kg程度の範囲で設定されます。

Q. インストラクターにはどのような資格が必要ですか?

A. 国内には統一的な公的資格はありませんが、日本バンジー協会等の団体認定資格を持つインストラクターの配置が推奨されます。

Q. 水族館の動物取扱業登録の更新は?

A. 5年ごとの更新が必要です。飼育動物の管理状況や施設の安全性が確認されます。

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