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一般旅客定期航路事業許可

管轄: 国土交通省 / 根拠法令: 海上運送法第3条

むずかしい費用は無料ですが、取得難度が高いため専門家への相談を推奨します

フェリー等の旅客定期航路事業を営むための許可

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一般旅客定期航路事業許可は、取得までに十分な準備と専門知識が求められる許認可です。申請費用は無料のため、費用面のハードルは低いといえます。審査が長期にわたる傾向があるため、半年以上前から計画的に準備を進めることが重要です。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

何のための許可か

一般旅客定期航路事業許可は、フェリーや旅客船で「一定の航路を、あらかじめ定めた時刻表(ダイヤ)に従って反復運航し、不特定多数の旅客を運ぶ」事業を行うために必要な許可です。海上運送法第3条に基づき、国土交通大臣(実務窓口は各地方運輸局)が許可します。

ここでいう旅客船とは、旅客定員13人以上の船舶を指します。離島航路や観光航路、湾内連絡船などが典型です。1回限りや臨時の運航は「旅客不定期航路事業」に分類され、本許可とは手続きが異なります。特定の企業・学校などの需要にのみ応じる場合は「特定旅客定期航路事業」となります。

取得の必須要件

許可基準(海上運送法第4条)の柱は次のとおりです。

  • 輸送需要への適合性:その航路の需要に対し、運航計画(航路・寄港地・運航回数・使用船舶)が過大でも過小でもなく適切であること
  • 輸送の安全確保:船舶・船員・運航体制が安全運航に支障がないこと。安全管理規程の作成と運航管理者の選任が前提となる
  • 経理的基礎と経営能力:船舶の取得・維持、船員の確保、欠航時の対応に耐えうる資金計画があること
  • 欠格事由がないこと:過去の法令違反による許可取消歴などがないこと

加えて、使用船舶は船舶安全法に基づく船舶検査に合格し、有効な船舶検査証書を備えている必要があります。

申請の流れと費用

地方運輸局(海事担当部署)へ事業計画書・収支見積書・使用船舶の明細・運航計画などを添えて申請します。審査を経て許可後、運航開始前に運賃・料金の設定(届出)、運送約款の届出、安全管理規程の届出を行います。

許可申請の手数料は無料で、登録免許税もかかりません。ただし実費として、船舶の取得・改修費、船舶検査関連費用、船員(海技士資格者を含む)の人件費、旅客傷害に備える保険料、係留・発着設備の確保費用などが発生します。これらが事業立ち上げの実質的なコストの中心です。

よくある不許可・差し戻し理由

  • 既存航路と競合し、需要に対し供給過剰になると判断される
  • 安全管理規程・運航管理者の体制が不十分で、安全確保の裏付けを欠く
  • 収支見積りが楽観的で経理的基礎が認められない
  • 使用予定船舶が船舶検査基準を満たしていない、または定員・構造が計画と整合しない

関連する許認可・手続き

船舶安全法の船舶検査、船員法に基づく船員配乗と海技士の確保、安全管理規程の届出と運航管理者の選任が一体で必要です。発着場所によっては港湾管理者との岸壁使用協議も生じます。

更新・変更時の注意

この許可自体に有効期間はなく、更新申請は不要です。ただし航路・寄港地・運航回数・使用船舶を変えるときは事業計画の変更手続き(変更認可または届出)が、運賃・料金を変えるときは届出が必要です。無断で計画と異なる運航を行うと、行政処分の対象となり得ます。航路の休止・廃止にも事前の届出義務がある点に注意してください。

無料

申請費用

60〜120日

取得期間

なし

更新周期

申請手数料自体は無料ですが、書類準備が複雑なため、行政書士への依頼費用を考慮に入れておくと安心です。

一般旅客定期航路事業許可:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用0円(申請実費のみ)98,000円
所要時間60〜120日(自分の時間)最短42日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1国土交通大臣に申請
  2. 2航路・運航計画の審査
  3. 3船舶の安全基準確認
  4. 4許可証の交付
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)0円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料98,000円(税込)
合計目安98,000円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

一般旅客定期航路事業許可の取得でお困りですか?

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取得のポイント

  • 行政書士などの専門家への依頼を積極的に検討しましょう。初回は特に専門家のサポートが有効です。
  • 事前相談は必須です。申請窓口で個別の要件や注意点を確認してから書類作成に入りましょう。
  • 書類の種類が多いため、準備に1〜2か月は見込んでおくと安心です。
  • 補正指示(書類の修正依頼)が入ることを想定し、担当者との連絡手段を確保しておきましょう。
  • 類似の許認可を取得した事業者に体験談を聞くと、具体的な注意点がわかります。
  • 国交省管轄の許認可は、地方整備局が窓口になるケースが多いです。管轄エリアを事前に確認しましょう。

次にやるべきこと

必要書類

車両一覧表

事業に使用する車両の一覧

車庫の見取図

車庫の位置・面積を示す見取図

事業計画書

運送事業の計画を記載した事業計画書

資金計画書

事業開始に必要な資金計画を記載した書面

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

一般旅客定期航路事業許可と一緒に必要になることが多い許認可です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

航空運送事業免許

定期・不定期の航空旅客・貨物運送を行うための免許

飛行場設置許可

飛行場(空港)を設置するための許可

海事代理士登録

海事代理士として船舶登記等の業務を行うための登録

内航海運業登録

内航(国内)貨物海上運送を行うための登録

詳しく知る

📅 この許認可の更新期限を管理する

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