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食肉製品製造業許可

管轄: 都道府県知事 / 根拠法令: 食品衛生法第55条

むずかしい費用・難易度ともに高い許認可です。専門家のサポートを強く推奨します

ハム、ソーセージ、ベーコン等の食肉製品を製造するために必要な営業許可。

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食肉製品製造業許可は、取得までに十分な準備と専門知識が求められる許認可です。申請費用が高額になるケースがあるため、事前の資金計画が重要です。審査期間は標準的で、自治体での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。なお、5年ごとの更新が必要なため、取得後も継続的な管理が求められます。

まず読む順番

この許認可の位置づけ

食肉製品製造業許可は、ハム・ソーセージ・ベーコン・コンビーフ・ローストビーフ・ビーフジャーキー・乾燥食肉といった「食肉製品」を製造・加工して販売する場合に、施設所在地の都道府県知事(保健所設置市では市長)から受ける営業許可です。2021年の食品衛生法改正で再編された32の許可業種のうちの一つで、単に食肉を切り分けて売る食肉販売業とは別物です。塩漬け・くん煙・乾燥・加熱殺菌など、食中毒(特にボツリヌス菌・リステリア)のリスク管理が難しい工程を扱うため、難易度は高めに分類されます。

取得の必須要件

この許可で最大の特徴は、多くの飲食関連許可と異なり「食品衛生責任者」だけでなく**食品衛生管理者**の設置が法律で義務づけられている点です(食品衛生法第48条)。食肉製品製造業は乳製品・添加物製造などと並ぶ管理者必置業種で、ここが他業種より格段にハードルが高い理由です。

食品衛生管理者になれるのは主に次の人です。

  • 医師・歯科医師・薬剤師・獣医師
  • 大学等で医学・薬学・畜産学・水産学・農芸化学の課程を修めた者
  • 高校卒業相当+3年以上の製造・加工従事+都道府県知事の登録講習会(数日間)修了者

この人材確保が難しく、講習会も開催回数が限られるため、申請前から計画的に押さえておく必要があります。

施設面では、製造室・包装室・原料保管庫・製品保管庫などの区分、十分な冷蔵冷凍設備、手洗い設備、床・壁の不浸透性材料などが求められます。さらに2021年6月以降、HACCPに沿った衛生管理(危害分析と工程管理)の実施・記録が全事業者に義務化されています。

申請の流れと費用

1. 保健所への事前相談(図面段階で行うのが鉄則) 2. 食品衛生管理者の確保(資格者の採用または講習受講) 3. 施設工事・設備設置 4. 申請書・施設図面・水質検査成績書(井戸水使用時)等を提出し手数料を納付 5. 保健所による施設検査(実地) 6. 適合後に許可証交付

申請手数料は**21,000〜60,000円**程度ですが、金額は自治体により異なるため管轄保健所での確認が必要です。これとは別に施設改修費・冷凍設備費・管理者講習受講料が実費でかかります。

よくある差し戻し・不許可理由

  • 食品衛生管理者を確保できていない/資格要件を満たさない
  • 製造室と包装・保管区域のゾーニングが不十分(交差汚染の恐れ)
  • 加熱・冷却・くん煙工程の温度管理やHACCP計画書が未整備
  • 排水・換気・防虫防鼠対策の不備

これらは工事後では修正に大きな費用がかかるため、図面段階での事前相談が決定的に重要です。

関連する許認可・更新時の注意

製造した製品を卸さず店頭等で小売する場合は食肉販売業、弁当・惣菜として加工販売する場合は別途惣菜製造業の許可が必要になることがあります。輸入原料肉を扱う場合は検疫・と畜関連の規制も関わります。

許可には**5〜8年程度の有効期間**(自治体・施設状況により異なる)が設定され、満了前に更新申請が必要です。施設の増改築、製造品目の追加、管理者や責任者の変更があった場合は変更届の提出を忘れないでください。

21,000〜60,000円

申請費用

14〜30日

取得期間

5年

更新周期

高額な申請費用と複雑な手続きが伴います。書類不備による再申請を避けるため、専門家のサポートを受けることを強く推奨します。

食肉製品製造業許可:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用21,000円〜60,000円(申請実費のみ)119,000円〜158,000円
所要時間14〜30日(自分の時間)最短9日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1食肉製品製造に適した施設を整備する
  2. 2営業許可申請書を準備する
  3. 3管轄保健所に申請する
  4. 4施設検査後、許可証が交付される
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)21,000円〜60,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料98,000円(税込)
合計目安119,000円〜158,000円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 行政書士などの専門家への依頼を積極的に検討しましょう。初回は特に専門家のサポートが有効です。
  • 事前相談は必須です。申請窓口で個別の要件や注意点を確認してから書類作成に入りましょう。
  • 書類の種類が多いため、準備に1〜2か月は見込んでおくと安心です。
  • 補正指示(書類の修正依頼)が入ることを想定し、担当者との連絡手段を確保しておきましょう。
  • 類似の許認可を取得した事業者に体験談を聞くと、具体的な注意点がわかります。
  • 自治体ごとに手続きや要件が異なります。必ずお住まいの自治体のウェブサイトで最新情報を確認してください。

次にやるべきこと

必要書類

営業許可申請書

食肉製品製造業の営業許可申請書

施設図面

食肉製品製造施設の図面

HACCP衛生管理計画

HACCP対応の衛生管理計画書

📎

原料肉の仕入先一覧(任意)

原料肉の仕入先を記載した書類

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

食肉製品製造業許可と一緒に必要になることが多い許認可です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

家畜商免許

家畜の売買を行うための免許

農地転用許可

農地を農地以外の用途に転用する場合に必要な許可。農地の所有者自身が転用する場合(4条)と、所有権移転等を伴う転用(5条)がある。

牧場営業許可

牧場を開設して家畜の飼育・生産を行うための許可。衛生基準や施設要件を満たす必要がある。

畜産施設設置許可

一定規模以上の畜産施設を設置する際に必要な許可。環境への影響を考慮した施設基準を満たす必要がある。

詳しく知る

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