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パーソナルトレーニングジムに必要な許認可

個別指導のトレーニングジム

パーソナルトレーニングジム開業に必要な許認可の全体像

パーソナルトレーニングジムは、飲食店や美容所のような「営業許可制」の業種ではありません。トレーニング指導だけを行う限り、国が一律に課す特別な免許・営業許可は存在しないのが実情です。そのため準備の中心は、事業の形態を確定させる届出になります。

個人で始めるなら税務署への個人事業の開業届(開業後1か月以内)、会社として始めるなら法務局での法人設立登記が出発点です。どちらを選ぶかで初期費用と手続き量が大きく変わるため、最初に決めるべき分岐点になります。

取得すべき順序と依存関係

1. 事業形態の決定。個人事業の開業届を出すか、法人設立登記を行うかをまず確定する 2. 物件契約・内装。テナントの収容人員に応じて防火管理者の選任・届出を検討する 3. 付帯サービス(飲食・物販など)があれば、その分の届出を追加する

開業届や登記は物件と運営方針が固まってからで問題ありませんが、法人設立登記は完了まで時間がかかるため、法人で行くなら早めに着手します。

費用の目安

  • 個人事業の開業届:費用は不要
  • 法人設立登記:登録免許税が合同会社で6万円〜、株式会社で15万円〜。定款認証や実費を含め合同会社で約10万円、株式会社で約20〜25万円が目安
  • 防火管理者講習:受講料は数千円〜1万円程度

防火管理者について

ビル内テナントを含む建物全体の収容人員が30人以上になる場合、防火管理者の選任と消防署への届出が必要です。小規模なマンツーマン型ジムでは単独では該当しないことも多い一方、入居ビル全体で判断されるため、要否は管轄の消防署に確認してください。

体育施設・フィットネス/パーソナルジム関連の届出

体育施設設置届出やフィットネスジム開設届出・パーソナルジム開設届出と呼ばれるものは、国の一律の許可制度として確立しているわけではありません。条例や所管庁の運用は自治体・所管庁により異なるため、開業予定地の自治体窓口で「民間のパーソナルジムに届出が必要か」を必ず事前確認してください。

なお美容所開設届は、美容師による施術を伴う美容所に課されるものです。痩身・ボディメイクを掲げていても、トレーニング指導のみであれば美容所には該当せず、この届出は不要です。

見落としやすい届出

  • プロテインドリンクや軽食・物販を提供するなら、保健所の飲食店営業許可や食品衛生の届出が必要になる場合がある
  • シャワー併設は通常は公衆浴場に当たらないが、入浴を主目的とする設備なら確認が必要
  • 店内BGMはJASRAC等への著作権使用料の対象になりうる
  • 施設賠償・傷害事故に備えた損害賠償保険への加入

スケジュール感とよくあるつまずき

個人事業なら物件決定から開業届提出まで1か月程度で営業を開始できます。法人の場合は設立登記に2〜3週間かかるため、その分前倒しが必要です。

つまずきやすいのは「ジムだから何か許可が要るはず」と思い込み準備が止まるケースと、逆に飲食提供を始めるのに飲食店営業許可を見落とすケースです。本業のトレーニング自体は無許可で開始でき、注意すべきは規模に応じた防火管理者と、付帯サービスの届出だと整理しておくと判断を誤りません。

5

必須の許認可

31,000〜72,000円

費用の目安(合計)

2

条件付きの許認可

必須の許認可

フィットネスジムやスポーツクラブを開設するための届出。施設の安全基準や衛生管理基準を満たす必要がある。

管轄: 都道府県/市区町村費用: 0〜30,000円期間: 7〜14日

パーソナルトレーニングジムを開設するための届出。消防法に基づく防火対象物届出も必要。

管轄: 保健所費用: 0〜10,000円期間: 7〜14日
かんたん

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

管轄: 消防署費用: 7,000〜8,000円期間: 1〜2日

美容室・ヘアサロンを開業するための届出。美容師免許を持つスタッフと設備基準を満たした施設が必要です。

管轄: 保健所費用: 24,000円期間: 7〜14日

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄: 税務署費用: 無料期間: 約1日

条件によって必要になる許認可

法人設立登記60,000〜242,000円

条件: 法人設立の場合

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