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屋根工事業に必要な許認可

屋根の葺替え・修繕工事

屋根工事業の開業に必要な許認可の全体像

屋根工事業は、瓦・スレート・金属屋根の葺替えや修繕を請け負う専門工事業です。まず押さえるべきは「請負金額」で必要な許認可が変わる点です。1件あたり500万円未満(材料費込み・税込)の軽微な工事だけを請け負うなら、建設業許可は不要で開業できます。一方、500万円以上の工事を受注する、あるいは元請として規模を広げるなら建設業許可(屋根工事)が必須になります。

開業形態としては、個人事業なら税務署へ個人事業の開業届を1か月以内に提出します。法人化する場合は法人設立登記が先に必要で、許可取得時の財産要件や信用面で有利になることが多いです。

金属屋根(ガルバリウム鋼板など)や雨樋を主力にする場合は、屋根工事ではなく建設業許可(板金工事)に該当するケースがあります。同じ「屋根まわり」でも工事区分が分かれるため、自社の主力工事がどちらの業種に当たるかを許可申請前に必ず確認してください。両方を継続的に請け負うなら、両業種の許可取得も検討します。

取得すべき順序と依存関係

1. 事業形態を決める(個人=開業届、法人=設立登記) 2. 軽微な工事のみなら無許可で実績を積む 3. 500万円以上・元請拡大の段階で建設業許可(屋根工事)を取得 4. 金属屋根主体なら建設業許可(板金工事)も追加検討 5. 公共工事の入札を狙うなら経営事項審査(経審)を受審し、入札参加資格を申請 6. 元請・現場要請に応じて建設キャリアアップシステム登録を行う

経審は建設業許可を取得済みであることが前提なので、必ず許可が先です。

費用の目安と内訳

  • 建設業許可(屋根工事/板金工事):知事許可の新規で手数料9万円、大臣許可は登録免許税15万円。行政書士に依頼する場合は別途10〜15万円程度
  • 法人設立登記:株式会社で約20〜25万円、合同会社で約6〜10万円
  • 経営事項審査:経営状況分析と経営規模等評価で合計2〜3万円程度+決算ごとの更新費用
  • 建設キャリアアップシステム:事業者登録料(資本金により0〜数万円)、技能者登録は1人あたり数千円

見落としやすい届出とつまずき

建設業許可では、経営業務管理責任者(経管)と屋根工事の専任技術者(専技)が必須要件です。専技は建築施工管理技士などの資格、または屋根工事の実務経験10年で証明しますが、過去の請負契約書や注文書による経験証明書類の準備が最大の難所になります。

財産的基礎として一般建設業では自己資本500万円以上、または同額の資金調達能力が求められる点も準備が遅れがちです。

公共工事は経審と入札参加資格申請の両方が必要で、決算期ごとの更新を怠ると入札資格が切れます。また一人親方でも、元請から建設キャリアアップシステム登録を求められる現場が増えており、受注前提として早めの登録が安全です。要件の細部は所管の都道府県・国土交通省地方整備局により運用が異なるため、申請前に窓口で確認してください。

4

必須の許認可

90,000〜450,000円

費用の目安(合計)

3

条件付きの許認可

必須の許認可

むずかしい

500万円以上(建築一式工事は1,500万円以上)の工事を請け負う場合に必要な許可。29業種に分かれています。

管轄: 国土交通省 / 都道府県費用: 90,000〜150,000円期間: 30〜90日更新: 5年ごと

500万円以上の工事を請け負う場合

板金工事を施工するための建設業許可。金属薄板を加工して工作物に取り付ける工事を請け負う場合に必要。建築板金と工場板金がある。

管轄: 国土交通省費用: 0〜150,000円期間: 30〜90日更新: 5年ごと

屋根工事を施工するための建設業許可。瓦・スレート・金属薄板等により屋根を葺く工事を請け負う場合に必要となる。

管轄: 国土交通省費用: 0〜150,000円期間: 30〜90日更新: 5年ごと

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄: 税務署費用: 無料期間: 約1日

条件によって必要になる許認可

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