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オンラインゲーム運営事業届出

管轄: 経済産業省 / 根拠法令: 不正競争防止法・資金決済法

ふつう費用が高く、書類準備にも注意が必要な許認可です

オンラインゲームの運営事業に関する届出。ゲーム内通貨やアイテム課金を伴うサービスが対象。

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オンラインゲーム運営事業届出は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用が高額になるケースがあるため、事前の資金計画が重要です。審査期間は標準的で、経産省での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

この届出は何のためのものか

「オンラインゲーム運営事業届出」は単一の手続きを指すものではなく、課金型オンラインゲームを運営する際に複数の法令上の義務が重なり合うものを総称した呼称です。中心となるのは資金決済法に基づく**前払式支払手段発行者の届出・登録**です。ユーザーがあらかじめ料金をチャージして使う「ゲーム内通貨」「石」「コイン」などは、前払いで対価性を持つため前払式支払手段に該当します。

つまり対象となるのは、月額課金やダウンロード販売だけの事業者ではなく、**前払いチャージ式の通貨やポイントを発行し、それでアイテム・ガチャを購入させる運営者**です。都度課金のみで未使用残高が貯まらない設計であれば、この届出義務は生じないことがあります。

自家型と第三者型の区別が出発点

資金決済法上、まず自社ゲーム内でのみ使える通貨か(自家型)、他社サービスでも使えるか(第三者型)を判定します。

  • **自家型**:原則として事前の許認可は不要。ただし基準日(毎年3月31日・9月30日)時点の**未使用残高が1,000万円を超えた**場合、その後に管轄財務局へ届出が必要になります。
  • **第三者型**:発行前に財務局の**登録**が必須。審査があり、自家型より要件が重くなります。

多くのスマホゲーム・ブラウザゲームは自家型に当たり、サービス開始当初は届出不要でも、ヒットして残高が積み上がった時点で初めて義務が発生する、という順序になる点に注意が必要です。

申請の流れと費用

1. 自社の通貨設計が前払式支払手段に当たるか、自家型・第三者型のいずれかを判定する 2. 自家型は基準日残高が1,000万円を超えた基準日から原則2か月以内に財務局へ届出 3. 第三者型は発行開始前に登録申請 4. 残高に応じた**発行保証金の供託**(未使用残高の2分の1以上を法務局へ供託または保全契約) 5. 利用者向けに払戻し・苦情窓口・利用条件の表示を整備

費用は届出自体に手数料はかからず、書類整備を自社で行えば実費はほぼゼロです。第三者型の登録や専門家への委託、供託の実務対応を含めると数万円〜が目安となり、供託金そのものは費用ではなく預け入れる資産です。

よくある見落とし・差し戻し理由

  • **残高1,000万円超を見逃す**:自家型は「届出不要」と誤解したまま基準日残高超過後も放置するケースが最多です。財務局報告と供託の両方が必要になります。
  • **供託・保全措置の未対応**:届出だけして利用者保護のための供託を怠ると是正対象になります。
  • **資金移動業との混同**:ユーザー間で通貨を送り合える、現金に払い戻せる設計にすると、前払式支払手段の枠を超えて資金移動業の登録が必要になることがあります。

隣接する規制──ここが本当の難所

この事業は届出単体より、付随する規制の方が実務負担が大きいのが特徴です。

  • **景品表示法**:ガチャの提供割合表示や、いわゆるコンプガチャは過去に消費者庁が景品規制違反としており、課金設計そのものに制約があります。
  • **不正競争防止法**:チートツール対策、RMT(リアルマネートレード)への対応、技術的制限手段の保護が関わります。
  • **特定商取引法**:通信販売としての表示義務(事業者名・連絡先・返品条件等)。
  • **インターネット異性紹介事業の届出**:ゲーム内に見知らぬ男女が交流できる機能を付けると別途警察への届出が必要になることがあります。

変更・継続時の注意

通貨の発行を続ける限り、毎年2回の基準日ごとに残高を確認し、報告と供託額の見直しを継続する義務があります。サービス終了時はユーザーへの**未使用残高の払戻し**手続きが必要です。まず自社の課金設計が前払式支払手段に該当するかを確認し、該当する場合は基準日残高のモニタリング体制を先に整えることが、最初の一歩になります。具体的な区分判定や供託額は管轄財務局により運用が異なるため、設計段階で財務局または専門家へ事前相談することを推奨します。

0〜100,000円

申請費用

14〜30日

取得期間

なし

更新周期

申請費用が高額なため、事業計画に組み込んだ上で余裕を持った資金準備をおすすめします。

オンラインゲーム運営事業届出:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用0円〜100,000円(申請実費のみ)49,800円〜149,800円
所要時間14〜30日(自分の時間)最短9日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1資金決済法上の前払式支払手段への該当確認
  2. 2事業計画・課金体制を記載した届出書作成
  3. 3経済産業省・財務局への届出
  4. 4届出受理通知の受領
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)0円〜100,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安49,800円〜149,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 経産省管轄の許認可は、経済産業局の窓口で手続きするケースがあります。オンライン申請が利用可能か確認してみましょう。

次にやるべきこと

必要書類

届出書

オンラインゲーム運営事業の届出書。

課金システム説明書

ゲーム内課金の仕組みを記載した書類。

未成年者保護対策書

未成年者の課金制限等の保護対策を記載した書類。

利用規約

ゲームサービスの利用規約の写し。

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

オンラインゲーム運営事業届出と一緒に必要になることが多い許認可です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

電気通信事業届出

電気通信事業を営むための届出

SaaS提供者届出

SaaS(Software as a Service)を提供する事業者の届出。一定規模以上のSaaSサービスを提供する場合に必要。

QRコード決済サービス届出

QRコードを利用した決済サービスを提供する事業者の届出。前払式支払手段の発行に該当する場合に必要。

デジタルヘルスケアアプリ届出

健康管理・診断支援等のデジタルヘルスケアアプリを提供する事業の届出。SaMD(医療機器プログラム)該当判断が必要。

詳しく知る

📅 この許認可の更新期限を管理する

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