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水産用医薬品使用届出

管轄: 農林水産省 / 根拠法令: 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律

かんたん費用ゼロ・手続きも簡単で、最も取得しやすい許認可の一つです

養殖業において水産用医薬品を使用する場合の届出。薬事法に基づく適正使用。

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水産用医薬品使用届出は、比較的スムーズに取得できる許認可です。申請費用は無料のため、費用面のハードルは低いといえます。審査期間は標準的で、農水省での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

まず読む順番

水産用医薬品使用届出とは

養殖魚介類の病気を治療・予防するために抗菌剤やワクチン、駆虫剤などを使う際、その使用実態を記録・報告する仕組みです。根拠は医薬品医療機器等法(旧薬事法)と、その下の「水産用医薬品の使用に関する規制」(農林水産省告示による使用基準)で、水産動物用に指定された医薬品には対象魚種・用法用量・使用禁止期間が個別に定められています。目的は残留による食品衛生上のリスク回避と、薬剤耐性菌の発生抑制です。

対象は、養殖業者(ぶり・まだい・ひらめ等の海面養殖、うなぎ・にじます等の内水面養殖)を中心に、水産用医薬品を実際に投与する事業者です。無投薬で完結する養殖や、観賞魚のみの飼育は基本的に対象外となります。

「届出」の実態と正確な位置づけ

注意すべきは、水産用医薬品の使用そのものが全国一律の事前許可制ではない点です。実務上求められるのは主に次の3つで、地域によって重みが異なります。

  • 使用記録の作成・保存:使用した医薬品名、対象池・生簀、魚種、投与量、投与期間、使用禁止期間の終了日を帳簿に残す
  • 都道府県の水産部局・漁協への報告:多くの県で「水産用医薬品使用記録簿」の提出や年次報告を求める運用がある
  • 要指示医薬品の場合の獣医師の指示書:抗菌剤の多くは獣医師の処方・指示がなければ使用・入手できない

つまり手続きの中心は「行政庁の許可を取る」ことではなく、「使ったことを正しく記録し、求めに応じて出せる状態にする」ことです。具体的な様式・提出先・提出頻度は都道府県および所属漁協により異なるため、着手前に必ず管轄の水産振興部局と漁協に確認してください。

手続きの流れ

  • 養殖する魚種と想定される疾病を整理し、使用しうる水産用医薬品を洗い出す
  • 要指示医薬品に該当するものは、契約する獣医師(水産動物を診る獣医師)を確保する
  • 都道府県の水産部局・漁協に、記録簿の様式と報告のタイミングを確認する
  • 投薬のたびに記録簿へ記入し、使用禁止期間が明けるまで出荷を止める管理表を作る
  • 求められた時期に記録簿を提出、または立入検査時に提示する

費用

届出・報告そのものに手数料はかかりません。実質的なコストは運用面に発生します。

  • 獣医師への診療・指示書作成費用(契約形態により変動)
  • 医薬品そのものの購入費
  • 記録・出荷管理の事務負担

差し戻し・指導の主な原因

  • 使用禁止期間(休薬期間)を満たさずに出荷した、または期間の計算根拠が記録に残っていない
  • 対象魚種として承認されていない魚に投与した(適用外使用)
  • 承認された用法用量を超えた投与、あるいは希釈倍率の記録欠落
  • 生簀・池ごとの区分がなく、どのロットに投薬したか追跡できない
  • 獣医師の指示なしに要指示医薬品を使用した

最も多いのは休薬期間の管理不備です。投薬日と出荷可能日を生簀単位で一元管理する表を作り、出荷判断者が必ず参照する運用にしておくことが最大の防御になります。

関連する手続き

  • 漁業権漁業・区画漁業権の免許(海面養殖を行う場合、都道府県知事の免許が前提)
  • 内水面漁業・養殖業の届出(内水面養殖業を営む場合、都道府県への届出)
  • 持続的養殖生産確保法に基づく特定疾病の届出(コイヘルペス等を発見した場合は都道府県知事へ届出義務)
  • 食品衛生法上の営業許可(加工・出荷形態によっては別途必要)

変更時の注意

養殖魚種を追加した、生簀を増設した、使用する医薬品を切り替えた、獣医師との契約先が変わった——これらはいずれも記録体系の見直しが必要です。特に魚種追加は、同じ薬でも承認対象外になる場合があるため、追加前に適用魚種を確認してください。承認内容は改正されるため、農林水産省・動物医薬品検査所が公表する水産用医薬品の使用基準を、少なくとも年1回は最新版で確認する運用を組み込むことを推奨します。

無料

申請費用

7〜14日

取得期間

なし

更新周期

申請手数料は無料です。書類の準備さえ整えば、費用をかけずに取得できます。

水産用医薬品使用届出:自分で調べる vs 準備サポートを使う
自分で調べる準備サポート
費用0円(申請実費のみ)29,800円
所要時間7〜14日(審査期間)3営業日で資料お届け(調べる手間を省略)
必要書類の洗い出し自分で調べるチェックリストで提供
申請要件の確認自分で法令を確認根拠法令つきで整理
書類の作成・提出自分で行う自分で行う
向いている方調べる時間に余裕がある方調べる手間を省きたい方

申請手順

  1. 1使用計画の策定
  2. 2使用記録の整備
  3. 3都道府県知事への届出
この許認可の申請準備サポートを申し込む
申請実費(税金・手数料)0円

※ ご自身で申請される際に行政機関へ支払う費用です

サポート料金29,800円(税込)
合計目安29,800円
必要書類チェックリスト申請要件・提出窓口の整理お届け前なら全額返金

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取得のポイント

  • ●必要書類のチェックリストを作り、一つずつ確実に準備しましょう。
  • ●窓口での手続きは比較的スムーズです。混雑を避けるため、開庁直後の来所がおすすめです。
  • ●記入例を事前に確認しておくと、その場で迷わず記入できます。
  • ●農水省管轄のため、地方農政局や都道府県の農政部門が窓口になります。地域ごとに運用が異なる場合があるので注意しましょう。

次にやるべきこと

必要書類

✅

使用届出書

水産用医薬品の使用に関する届出書

✅

使用計画書

医薬品の使用計画を記載した書類

✅

使用記録簿

医薬品の使用記録を管理する帳簿

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

水産用医薬品使用届出と一緒に必要になることが多い許認可です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

漁業許可

特定の漁業を営むための許可

養殖業許可

水産動植物の養殖を行うための許可

漁業権免許

一定の水面において特定の漁業を営む権利を得るための免許。定置漁業権、区画漁業権、共同漁業権の3種類がある。

養殖業登録

水産動植物の養殖業を営むための登録。内水面・海面での養殖に必要となる。

詳しく知る

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