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スイミングスクールの開業ガイド

必要な許認可・費用・手続きの流れを徹底解説

最終更新: 2026-04-12

4

必須の許認可

37,000〜108,000円

費用の目安(合計)

最大30日

想定期間

ふつう

最大難易度

スイミングスクールとは

スイミングスクールの開業には、教育関連の法令に基づく許認可や届出が必要です。生徒の安全確保と教育の質の担保が重要なポイントとなります。

水泳教室の運営

スイミングスクールを開業するには、合計6件の許認可が関係します(必須: 4件、条件付き: 2件)。 このガイドでは、それぞれの許認可について費用・期間・必要書類を詳しく解説し、 開業までの具体的なステップをご案内します。

開業までのリアルなタイムライン

開業まで約1ヶ月を見込みましょう。許認可の申請を効率的に進めることで期間を短縮できます。

消防署管轄

防火管理者1〜2日
1〜2日

都道府県知事/保健所管轄

プール施設営業許可14〜30日
14〜30日

都道府県管轄

体育施設設置届出7〜14日
7〜14日

税務署管轄

個人事業の開業届約1日
約1日

※ 異なる管轄の許認可は並行して申請できる場合があります。同じ管轄の許認可は順番に申請が必要な場合があります。

スイミングスクールの開業までのステップ

1

事業計画の策定

スイミングスクールの事業計画を策定します。事業内容・ターゲット・収支計画を明確にし、必要な許認可を洗い出しましょう。

2

資金調達・物件確保

開業資金を調達し、営業拠点となる物件を確保します。許認可によっては施設基準があるため、物件選定時に要件を確認しましょう。

3

許認可の申請・取得

必要な許認可を一つずつ申請していきます。申請順序にも注意が必要です。先に取得が必要な許認可がある場合があります。

4

届出・登録手続き

税務署への開業届、社会保険の届出、各種届出を行います。法人設立の場合は登記も必要です。

5

開業・営業開始

全ての許認可を取得し、届出が完了したら営業を開始できます。許認可の更新時期を管理し、期限切れに注意しましょう。

スイミングスクールに必要な許認可一覧

必須の許認可(4件)

必須かんたん

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

管轄消防署
費用7,000〜8,000円
期間1〜2日
更新更新不要

収容人員30名以上の場合

申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 消防署で防火管理者講習の日程を確認
  2. 講習を受講(甲種: 2日、乙種: 1日)
  3. 修了証を受領
  4. 消防署に防火管理者選任届出書を提出
必要書類(4件)
  • 消防計画- 火災予防・消火活動に関する消防計画
  • 防火管理者選任届出書- 防火管理者を選任したことの届出書
  • 防火管理者資格証明書- 防火管理講習の修了証の写し
  • 施設の平面図- 施設の構造・消防設備の配置を示す平面図

遊泳用プール施設を営業するために必要な許可。水質管理基準や監視員の配置基準を満たす必要がある。

管轄都道府県知事/保健所
費用30,000〜100,000円
期間14〜30日
更新1年ごと
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 水質管理設備、更衣室等を整備する
  2. プール水の水質検査を実施する
  3. 保健所に営業許可申請書を提出する
  4. 保健所による施設検査が行われる
  5. 基準適合後、営業許可が付与される
必要書類(9件)
  • プール施設営業許可申請書- プール施設の営業許可申請書
  • 水質検査成績書- プール水の水質検査成績書
  • 施設図面- プール施設の設計図面
  • 監視員配置計画- 水難事故防止のための監視員配置計画
  • プール施設営業許可申請書- 所定の様式によるプール営業許可申請書
  • 施設の平面図・断面図- プール施設の平面図および断面図(水深記載)
  • 水質検査成績書- プール水の水質検査結果(基準適合証明)
  • 衛生管理者資格証明書- プール衛生管理者の資格を証する書類
  • 循環ろ過装置の仕様書- 水質維持のための循環ろ過装置の仕様書
必須かんたん

スポーツ施設(ジム・プール等)の設置届出

管轄都道府県
費用無料
期間7〜14日
更新更新不要
申請ステップを見る(3ステップ)
  1. 都道府県又は市区町村に届出
  2. 施設基準の確認
  3. 届出受理
必要書類(5件)
  • 体育施設設置届出申請書- 体育施設設置届出に必要な所定の様式による申請書
  • 申請書- 所定の様式に必要事項を記入した申請書
  • 登記事項証明書(法人の場合)- 法務局発行の法人登記事項証明書
  • 納税証明書- 税務署発行の納税証明書
  • 印鑑証明書- 申請者の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)
必須かんたん

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄税務署
費用無料
期間約1日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 開業届出書(様式)を国税庁サイトからダウンロード
  2. 必要事項を記入
  3. 管轄の税務署に提出(郵送可)
  4. 受付印を押された控えを受け取る
必要書類(2件)
  • 個人事業の開業・廃業等届出書- 国税庁サイトからダウンロード可能
  • 本人確認書類- マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等

条件によって必要になる許認可(2件)

条件付きかんたん

簡易専用水道の管理に関する検査

管轄厚生労働省
費用30,000〜50,000円
期間7〜14日
更新1年ごと

プール水質管理

申請ステップを見る(3ステップ)
  1. 登録検査機関に検査を依頼
  2. 検査の実施
  3. 検査結果の報告
必要書類(5件)
  • 簡易専用水道管理検査申請書- 簡易専用水道管理検査に必要な所定の様式による申請書
  • 略歴書- 申請者の職歴・学歴を記載した略歴書
  • 誓約書- 欠格事由に該当しないことを誓約する書面
  • 納税証明書- 税務署発行の納税証明書
  • 印鑑証明書- 申請者の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)
条件付きふつう

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

管轄法務局
費用60,000〜242,000円
期間7〜14日
更新更新不要

法人設立の場合

申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 定款の作成
  2. 定款の認証(株式会社の場合、公証役場で)
  3. 資本金の払込み
  4. 設立登記申請書を法務局に提出
  5. 登記完了(約1〜2週間)
必要書類(4件)
  • 法人設立登記申請書- 法人設立登記に必要な所定の様式による申請書
  • 身分証明書- 本籍地の市区町村長が発行する身分証明書
  • 納税証明書- 税務署発行の納税証明書
  • 定款の写し(法人の場合)- 法人の定款の写し

スイミングスクールの開業にかかる許認可費用の目安

37,000〜108,000円

必須許認可の取得費用合計(申請手数料のみ)

※ 上記は申請手数料のみの目安です。行政書士に依頼する場合は別途報酬(3〜15万円程度/件)がかかります。 設備投資費・物件取得費は含みません。

開業までの想定期間

最大 約30日

最も時間のかかる許認可の取得期間

複数の許認可を並行して申請できる場合もあります。 ただし、先に取得が必要な許認可がある場合は順番に申請する必要があるため、 余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

プール施設営業許可14〜30日
体育施設設置届出7〜14日
防火管理者1〜2日
個人事業の開業届約1日

スイミングスクールの開業資金の全体像

許認可費用だけでなく、設備投資や運転資金も含めた開業資金の全体像を把握しましょう。

許認可の申請手数料
37,000〜108,000円

必須の4件の許認可取得にかかる申請手数料の合計

行政書士への報酬(目安)
20万〜40万円

専門家に申請代行を依頼する場合の報酬。自分で申請する場合は不要

設備投資(参考)
200万〜1,000万円(教材・設備・内装工事)

事業に必要な設備・内装等の初期投資の参考額

運転資金(目安)
月商の3〜6ヶ月分(150万〜500万円)

開業後、売上が安定するまでの運転資金

※ 設備投資額・運転資金は事業規模や地域によって大きく異なります。 上記はあくまで参考値です。実際の開業計画に合わせて、詳細な資金計画を策定してください。 日本政策金融公庫の「創業計画書」の作成をおすすめします。

先輩事業者の声 - 開業前に知っておきたいこと

1ポイント 1

学校教育法に基づく学校と、各種スクール(塾・習い事教室等)では必要な許認可が大きく異なります。事業内容を明確にしましょう。

2ポイント 2

教室の防火設備や避難経路は消防法で定められています。物件選定時に消防署への事前相談をしましょう。

3ポイント 3

未成年者を対象とする場合、保護者への説明義務や個人情報の取り扱いに特に注意が必要です。

スイミングスクールで気をつけるべき法規制

スイミングスクールに関連する主な法律と、違反した場合の罰則をまとめました。 法令を遵守し、適正な事業運営を行いましょう。

1

学校教育法

学校の設置基準を規定。私立学校の設立には認可が必要です。

2

消防法

不特定多数が利用する施設として防火管理者の選任と消防設備の設置が義務付けられています。

3

特定商取引法

通信教育やオンラインスクールを運営する場合、表示義務やクーリングオフ制度への対応が必要です。

この業種の許認可に関連する法令:

消防法第8条各都道府県条例/水道法スポーツ基本法・各自治体条例所得税法第229条水道法第34条の2会社法第49条

スイミングスクールの開業に必要な書類まとめ

全ての許認可で必要となる書類を重複なくまとめました。 事前に準備しておくことで、スムーズに申請を進められます。

必須書類(19件)
  • 消防計画

    火災予防・消火活動に関する消防計画

  • 防火管理者選任届出書

    防火管理者を選任したことの届出書

  • 防火管理者資格証明書

    防火管理講習の修了証の写し

  • 施設の平面図

    施設の構造・消防設備の配置を示す平面図

  • プール施設営業許可申請書

    プール施設の営業許可申請書

  • 水質検査成績書

    プール水の水質検査成績書

  • 施設図面

    プール施設の設計図面

  • 監視員配置計画

    水難事故防止のための監視員配置計画

  • 施設の平面図・断面図

    プール施設の平面図および断面図(水深記載)

  • 衛生管理者資格証明書

    プール衛生管理者の資格を証する書類

  • 体育施設設置届出申請書

    体育施設設置届出に必要な所定の様式による申請書

  • 申請書

    所定の様式に必要事項を記入した申請書

  • 個人事業の開業・廃業等届出書

    国税庁サイトからダウンロード可能

  • 本人確認書類

    マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等

  • 簡易専用水道管理検査申請書

    簡易専用水道管理検査に必要な所定の様式による申請書

  • 略歴書

    申請者の職歴・学歴を記載した略歴書

  • 誓約書

    欠格事由に該当しないことを誓約する書面

  • 法人設立登記申請書

    法人設立登記に必要な所定の様式による申請書

  • 身分証明書

    本籍地の市区町村長が発行する身分証明書

状況によって必要な書類(5件)
  • 循環ろ過装置の仕様書

    水質維持のための循環ろ過装置の仕様書

  • 登記事項証明書(法人の場合)

    法務局発行の法人登記事項証明書

  • 納税証明書

    税務署発行の納税証明書

  • 印鑑証明書

    申請者の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)

  • 定款の写し(法人の場合)

    法人の定款の写し

スイミングスクールの開業に関するよくある質問

Q. 防火管理者の申請に必要な費用はいくらですか?

A. 防火管理者の申請手数料は7,000円〜8,000円程度です。申請先は消防署となります。なお、手数料は自治体や申請内容によって異なる場合がありますので、事前に管轄窓口へご確認ください。

Q. 防火管理者の取得にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 防火管理者の取得には、申請から約1日〜2日程度かかるのが一般的です。ただし、書類の不備や審査状況によってはさらに時間がかかる場合があります。余裕を持ったスケジュールで申請されることをお勧めします。

Q. 防火管理者を取得しないとどうなりますか?

A. 防火管理者は法令に基づく資格・許認可です。必要な許認可を取得せずに事業や活動を行った場合、行政処分や罰則の対象となる可能性があります。事業開始前に必ず取得手続きを行ってください。

Q. プールの水質検査はどのくらいの頻度で行いますか?

A. 営業期間中は毎日の残留塩素測定と、月1回以上の水質検査が必要です。

Q. 監視員の配置基準は?

A. プールの面積や形状に応じた配置基準があり、水面積200平方メートルにつき1名以上が一般的な目安です。

Q. プール施設営業許可の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?

A. 申請前に都道府県知事/保健所の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。

Q. 体育施設設置届出の申請に必要な費用はいくらですか?

A. 体育施設設置届出の申請手数料は申請先や内容によって異なります。都道府県の管轄窓口に事前にお問い合わせいただくことをお勧めします。

Q. 体育施設設置届出の取得にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 体育施設設置届出の取得には、申請から約7日〜14日程度かかるのが一般的です。ただし、書類の不備や審査状況によってはさらに時間がかかる場合があります。余裕を持ったスケジュールで申請されることをお勧めします。

Q. 体育施設設置届出を取得しないとどうなりますか?

A. 体育施設設置届出は法令に基づく資格・許認可です。必要な許認可を取得せずに事業や活動を行った場合、行政処分や罰則の対象となる可能性があります。事業開始前に必ず取得手続きを行ってください。

Q. 開業届を出さないとどうなりますか?

A. 罰則はありませんが、青色申告ができない、屋号での銀行口座開設ができない等のデメリットがあります。事業を始めたら速やかに届出しましょう。

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