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自転車店に必要な許認可

自転車の販売・修理

自転車店の開業に必要な許認可の全体像

自転車店の許認可は「新車だけを売るのか」「中古(リサイクル)車を扱うのか」「電動キックボード等の特定小型原動機付自転車まで広げるのか」で大きく変わります。新車販売と修理だけなら原則として営業許可は不要で、税務署への個人事業の開業届だけで始められます。一方、中古車の買取・販売や電動モビリティを扱う場合は、開業前に取得すべき許認可が増えます。順序を間違えると、車両を仕入れたのに合法的に売れない、という事態になります。

取得すべき順序と依存関係

最初に決めるのは事業形態です。法人化するなら法人設立登記を先に済ませ、その登記情報をもとに各許可を法人名義で申請します。個人で始めるなら、開業後1か月以内に個人事業の開業届を税務署へ提出します。

次に、扱う商材に応じた許可を準備します。中古自転車を買い取って販売するなら、古物商許可(公安委員会)が実質的な前提です。DBに「中古自転車販売業許可」とあるのもこの中古品取引の枠組みで、所管は管轄警察署の生活安全課経由となります。許可が下りる前に中古車を仕入れて店頭に並べると無許可営業に該当しうるため、開店日から逆算して2か月前には申請を始めてください。

電動キックボードなど特定小型原動機付自転車を販売する場合は、その区分に応じた届出・性能等の確認が関わります。要件は車両の型式や保安基準適合の有無で変わるため、所管庁・自治体により異なります。仕入れ先メーカーに適合状況を確認したうえで進めるのが安全です。

原付バイクの整備まで踏み込むなら、自動車整備事業認証(道路運送車両法)が必要になる場合があります。電動アシスト自転車の整備は「自転車」扱いで認証は不要ですが、エンジン付き車両を分解整備する範囲に入ると話が変わります。

費用の目安と内訳

  • 個人事業の開業届: 無料
  • 古物商許可: 申請手数料19,000円(別途、警察署への複数回の往訪が発生)
  • 法人設立登記: 登録免許税が株式会社で15万円〜、合同会社で6万円〜(別途、定款認証等)
  • 自動車整備事業認証: 設備・作業場の要件を満たす投資が前提となり、規模により大きく変動

特定小型原付関連の届出費用は車両区分・自治体で異なるため、個別確認が必要です。

見落としやすい届出

最も忘れられがちなのが自転車防犯登録所の指定です。自転車を販売する店は、都道府県の防犯協会が運営する防犯登録を取り扱う登録所になる手続きが事実上必須で、加入金や年会費(数千円程度、都道府県により異なる)がかかります。これがないと販売時にお客様の防犯登録を行えず、実務が回りません。古物商許可とは別物なので、両方を準備してください。

スケジュール感とよくあるつまずき

開店2か月前を起点に、法人化の判断→登記、古物商許可の申請、防犯登録所への加入、特定小型原付を扱う場合の確認を並行して進めます。古物商許可は審査に40日前後かかるため、内装工事やオープン告知より先に着手するのが鉄則です。

つまずきやすいのは、「新車だけのつもりが下取り車を売り始めて、知らないうちに古物商の範囲に入っていた」というケースです。事業計画の時点で中古を扱う可能性があるなら、最初から古物商許可を取っておくほうが安全です。また、ネット販売や出張買取を行う場合は営業所・取引方法の届出内容に影響するため、申請時に販売チャネルを正確に申告してください。

3

必須の許認可

19,000〜20,000円

費用の目安(合計)

3

条件付きの許認可

必須の許認可

電動キックボード等の特定小型原付の届出

管轄: 市区町村費用: 0〜1,000円期間: 1〜7日

中古自転車の売買を行うための古物商許可。自転車商の区分で申請。

管轄: 公安委員会費用: 19,000円期間: 30〜60日

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄: 税務署費用: 無料期間: 約1日

条件によって必要になる許認可

条件: 中古品を取り扱う場合

条件: 電動アシスト自転車等の修理を行う場合

法人設立登記60,000〜242,000円

条件: 法人設立の場合

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