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クラウドファンディングに必要な許認可

クラウドファンディングプラットフォーム

クラウドファンディング事業の開業で必要な許認可の全体像

クラウドファンディングは「型」によって必要な許認可がまったく異なる点が最大の注意点です。購入型・寄付型は原則として金融商品取引法の登録が不要ですが、投資型(ファンド型・株式型)や融資型を扱う場合は金融商品取引業の登録が必須になります。自社がどの型のプラットフォームを運営するのかを最初に確定させないと、必要な登録を誤り、開業計画そのものが崩れます。

投資家から資金を集めてファンド持分(集団投資スキーム持分)の募集・私募の取扱いを行うなら、第二種金融商品取引業登録が中核の許認可です。株式型(未上場株式を募集する型)であれば第一種少額電子募集取扱業者登録、ファンド型を少額・電子に限って扱うなら第二種少額電子募集取扱業務の届出という、規模を絞った緩和ルートも選べます。少額電子募集の枠組みは、1社あたりの発行総額・1投資家あたりの投資額に上限がある代わりに、最低資本金などの要件が通常の登録より軽くなる制度です。

取得の順序と依存関係

順序を間違えると手戻りが大きいため、依存関係を押さえて進めます。

  • 事業形態の決定(個人か法人か)。金融商品取引業登録は法人であることが事実上の前提のため、投資型・融資型をやるなら法人設立登記を先に済ませる。
  • 法人設立後、定款の事業目的に金融商品取引業を記載しておく(後から目的追加すると変更登記費用が発生)。
  • 個人事業として購入型・寄付型のみで始める場合は、まず税務署へ個人事業の開業届を提出する。
  • 体制(人員・社内規程・分別管理・反社チェック等)を整えたうえで、財務局へ第二種金融商品取引業登録、または少額電子募集の登録・届出を申請する。
  • 自治体によってはクラウドファンディング事業登録など独自の枠組みを設けている場合があるため、所管庁・自治体に事前確認する。

登録審査では「人的構成」「財産的基礎」「業務遂行体制」が見られ、申請してから登録完了まで数か月かかるのが通常です。

費用の目安と内訳

  • 法人設立登記:株式会社で実費20万円前後(登録免許税15万円+定款認証等)。
  • 第二種金融商品取引業登録:登録免許税のほか、最低資本金(一般に1,000万円)や営業保証金相当の財産的基礎が必要。
  • 少額電子募集取扱業者の登録・届出:通常の金融商品取引業より資本要件は軽いが、それでも一定の資本・体制が前提。
  • 専門家報酬:金融商品取引業の登録申請を行政書士・コンサルに依頼する場合、数十万〜百万円超の幅がある。
  • 開業届:手数料無料。

数字は制度改正で動くため、最新額は財務局・所管庁の公表値で必ず確認してください。

見落としやすい届出とつまずき

  • 融資型(ソーシャルレンディング)を扱う場合、第二種金融商品取引業に加えて貸金業登録が別途必要になる点を見落としやすい。
  • 投資型は登録前に投資家を募集すると無登録営業として処罰対象になる。サイト公開・募集開始のタイミングを登録完了後に厳密に合わせる。
  • 分別管理・広告審査・適合性原則など、登録後の継続的な義務(行政書士でなく金融機関並みの内部管理)を開業前に体制化しておく必要がある。
  • 購入型のつもりでもリターン設計次第で「投資型」とみなされる場合があり、スキーム設計の段階で所管庁・専門家に確認するのが安全です。

スケジュール感

法人設立に2〜4週間、登録準備(規程整備・人員確保)に1〜3か月、財務局審査に2〜6か月を見込み、購入型・寄付型なら開業届のみで即日開業も可能です。投資型・融資型は「半年〜1年前から準備」を前提に逆算してください。

2

必須の許認可

無料

費用の目安(合計)

4

条件付きの許認可

必須の許認可

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄: 税務署費用: 無料期間: 約1日

個人事業の場合

ファンドの募集・私募等を行うための登録

管轄: 金融庁費用: 無料期間: 60〜120日

条件によって必要になる許認可

条件: クラウドファンディング事業の登録

法人設立登記60,000〜242,000円

条件: 法人設立の場合

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