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射撃場に必要な許認可

射撃場の運営

射撃場開業に必要な許認可の全体像

射撃場は、扱う「弾の種類」によって必要な許認可が大きく変わる業種です。猟銃・空気銃の実弾を撃たせる射撃場と、ペイントボール・サバイバルゲーム系の施設では、根拠法も所管も別物になります。最初に「実弾射撃場なのか、ペイントボール場なのか」を確定させてから準備に入ってください。ここを曖昧にしたまま物件契約まで進むと、後戻りができなくなります。

実弾を扱う射撃場の場合、中核となるのが銃砲刀剣類所持等取締法に基づく公安委員会への射撃場設置許可・射撃場設置運営許可です。施設の構造(射座、防弾設備、流弾防止の土堤やバックストップ等)が技術基準を満たすことが前提で、警察・公安委員会の実地検査を経て指定を受けます。基準は所管庁により細部が異なるため、設計段階で必ず管轄警察の生活安全課に事前相談してください。

弾薬・火薬を場内で販売・消費する場合は、火薬類取締法に基づく火薬類販売許可(都道府県知事の許可)が別途必要です。火薬の貯蔵には火薬庫の基準もからむため、販売・消費・貯蔵のどれを行うかを切り分けて申請します。

取得すべき順序(依存関係)

1. 事業形態の決定。法人で行うなら法人設立登記を先に済ませ、個人なら税務署へ個人事業の開業届を提出します。許可申請の名義が決まらないと先に進めません。 2. 物件・用地の確保と施設設計。射撃場設置許可は構造基準が前提なので、設計と並行して公安委員会へ事前相談します。 3. 射撃場設置許可・運営許可の申請(公安委員会)。実地検査を経て許可。 4. 火薬類販売許可の取得(必要な場合)。 5. 防火管理者の選任・届出。一定規模以上の施設は消防法上、有資格者(防火管理講習修了者)を選任し、消防計画を消防署へ届け出ます。 6. 各種届出を済ませてから営業開始。

ペイントボール場やサバゲーフィールドは実銃を使わないため射撃場設置許可の対象外ですが、自治体や消防への施設としてのペイントボール場開設届出・利用形態に応じた届出が求められることがあります。要否は自治体により異なるため事前確認が必須です。

費用の目安と内訳

許認可の申請手数料自体は数千円〜数万円規模ですが、実弾射撃場で最も重いのは施設投資です。防弾・流弾防止設備、土堤、射座、消音対策などで数百万〜数千万円規模になることも珍しくありません。法人設立登記は登録免許税等で実費十数万円〜、行政書士等へ依頼する場合は別途報酬がかかります。火薬庫を持つ場合は構造設備費が上乗せされます。

見落としやすい届出・つまずき

  • 防火管理者の選任漏れ。施設規模で要否が決まるため、収容人員を早めに確認する。
  • 火薬の「販売」「消費」「貯蔵」を一括りに考えてしまい、必要な許可を取りこぼす。
  • 設計を固めてから公安委員会に相談し、構造基準に合わず作り直しになる。設計前の事前相談が鉄則。
  • 用途地域・騒音規制との整合。射撃場は立地制約が強く、都市計画法・環境規制で物件選定段階から弾かれることがある。

最終的な要否・基準は管轄の公安委員会・都道府県・消防署で必ず確認してください。

6

必須の許認可

79,000〜270,000円

費用の目安(合計)

1

条件付きの許認可

必須の許認可

射撃場を設置・運営するために必要な許可。施設の安全基準や管理者の資格要件を満たす必要がある。

管轄: 都道府県公安委員会費用: 50,000〜200,000円期間: 60〜120日

ペイントボール場やサバイバルゲームフィールドを開設するための届出。安全設備や利用規約の整備が求められる。

管轄: 市区町村/消防署費用: 0〜20,000円期間: 7〜14日
むずかしい

射撃場を設置するための許可

管轄: 公安委員会費用: 10,000〜30,000円期間: 30〜90日
かんたん

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

管轄: 消防署費用: 7,000〜8,000円期間: 1〜2日

収容人員30名以上の場合

むずかしい

火薬類の販売を行うための許可

管轄: 経済産業省費用: 12,000円期間: 14〜30日

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄: 税務署費用: 無料期間: 約1日

条件によって必要になる許認可

法人設立登記60,000〜242,000円

条件: 法人設立の場合

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