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たばこ小売店に必要な許認可

たばこの小売販売

たばこ小売店の開業に必要な許可の全体像

たばこ小売店の開業で核となるのは、たばこ事業法に基づく「たばこ小売販売業許可」です。これは財務大臣(実務上は各財務局・沖縄総合事務局)が出す許可で、申請窓口は日本たばこ産業(JT)の支社が担います。紙巻きたばこだけでなく、IQOSなどの加熱式たばこも「製造たばこ」に含まれるため、加熱式だけを扱う場合でもこの許可が必要です。一方、ニコチンを含まない電子たばこ(リキッド)は製造たばこに当たらず、たばこの許可は不要ですが、ニコチン入りリキッドの販売は薬機法上できません。届出として整理されている「電子たばこ販売届出」は、扱う商品の種別を所管に確認してから対応してください。

DBに紐づく「たばこ製造許可」「たばこ卸売販売業許可」は、それぞれメーカーと卸業者向けの許可です。店頭で消費者に売る小売店には原則不要なので、混同しないでください。

取得の順序と立地の重要性

最大の注意点は、許可が「立地」に強く依存することです。たばこ小売販売業許可には距離基準(既設店舗との一定距離)と予定販売数量基準があり、これを満たさない場所では許可が下りません。距離は繁華街・住宅地などの区分で異なるため、物件を本契約する前に必ずJT支社へ立地が基準を満たすか相談してください。順序は次のようになります。

  • 事業形態の決定。法人で始めるなら法人設立登記、個人なら個人事業の開業届を税務署へ提出
  • 距離基準・販売数量基準を満たす店舗物件の確保(契約前にJTへ事前相談)
  • たばこ小売販売業許可の申請(JT支社経由で財務局へ提出、審査は概ね2か月程度)
  • 許可取得後、たばこ自動販売機を置く場合は自動販売機ごとに設置の届出。成人識別(taspo対応)装置が必須

費用の目安

  • たばこ小売販売業許可の申請自体には手数料がかからないのが通例(要件審査が中心)
  • 法人設立登記:合同会社で約6〜10万円、株式会社で約20〜24万円
  • 個人事業の開業届:無料
  • 古物商許可:19,000円(中古品の買取・販売も行う場合のみ。たばこ単独では不要)
  • このほか店舗の内装・陳列棚・自動販売機の導入費が実費でかかる

見落としやすい届出とつまずき

見落としやすいのは、自動販売機を増設するたびに設置届出が要る点と、出張販売を行う場合の届出です。加熱式たばこを「電子たばこ感覚」で許可なく扱ってしまうのも典型的な誤りで、無許可販売は処罰対象になります。

最も多いつまずきは、物件を先に契約してしまい、距離基準で不許可になるケースです。立地の事前相談を飛ばさないこと、既存店の密集エリアでは予定販売数量を満たせず却下されうることを前提に、複数候補を比較して進めるのが安全です。古物商や法人登記が必要かは事業の組み立て次第なので、自分のケースで要否を切り分けてから着手してください。

6

必須の許認可

無料

費用の目安(合計)

2

条件付きの許認可

必須の許認可

加熱式たばこ・電子たばこの販売を行うための届出。たばこ小売販売業許可が必要な場合あり。

管轄: 財務省費用: 無料期間: 7〜14日

たばこ自動販売機を設置するための届出。成人識別機能付き自販機の設置が必要。

管轄: 財務省費用: 無料期間: 7〜14日

たばこの小売販売を行うための許可。

管轄: 財務省(財務局)費用: 無料期間: 30〜60日
むずかしい

たばこの製造を行うための許可

管轄: 財務省費用: 無料期間: 60〜120日

たばこの卸売販売を行うための財務大臣の許可。

管轄: 財務省費用: 無料期間: 30〜90日

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄: 税務署費用: 無料期間: 約1日

条件によって必要になる許認可

条件: 中古品を取り扱う場合

法人設立登記60,000〜242,000円

条件: 法人設立の場合

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