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建築士事務所登録

管轄: 都道府県 / 根拠法令: 建築士法第23条

ふつう費用・難易度ともに標準的な許認可です

建築士事務所を開設するための登録

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建築士事務所登録は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用は一般的な水準で、事前に予算を確保しておくと安心です。審査期間は標準的で、自治体での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。なお、5年ごとの更新が必要なため、取得後も継続的な管理が求められます。

何のための登録か

建築士事務所登録は、他人の求めに応じ報酬を得て設計・工事監理・建築工事契約に関する事務などを業として行う場合に必要となる登録です(建築士法第23条)。自社ビルを自分で設計するような場合は不要ですが、外部の依頼を受けて設計業務を反復継続して行うなら、個人・法人を問わず登録しなければ業務を行えません。設計者本人が建築士資格を持っているだけでは足りず、「事務所」としての登録が別途必要になる点が見落とされやすい部分です。

登録は扱う建物の規模に応じて、一級建築士事務所・二級建築士事務所・木造建築士事務所の3区分に分かれます。

必須要件 — 管理建築士の設置

最大のハードルは、各事務所に専任の管理建築士を1名置くことです。管理建築士になるには、建築士免許取得後に設計・工事監理などの実務を3年以上経験し、かつ国土交通大臣登録機関が実施する管理建築士講習を修了している必要があります(建築士法第24条)。

「専任」であることが要件のため、他社の常勤役員や他事務所の管理建築士を兼ねる人物は原則認められません。事務所の区分は、管理建築士が持つ資格に対応します(例:管理建築士が二級なら二級建築士事務所)。

申請の流れ

  • 申請先は事務所所在地の都道府県知事ですが、多くの都道府県では指定事務所登録機関(各都道府県の建築士会)が窓口業務を行っています
  • 登録申請書、管理建築士の講習修了証、実務経験を証する書類、所属建築士の名簿、(法人の場合)登記事項証明書などを提出
  • 審査を経て登録、登録通知の受領後に業務開始

費用の内訳

申請手数料は区分・都道府県により異なり、おおむね一級で17,000〜25,000円前後、二級・木造で13,000〜18,000円程度が目安です(正確な額は所管の都道府県・登録機関により異なる)。このほか管理建築士講習の受講料(おおむね2万円前後)が別途かかります。

よくある差し戻し・不許可理由

  • 管理建築士の専任性が確認できない(他事業所との兼務、常勤実態の不足)
  • 管理建築士講習の修了証が未提出、または実務経験3年の証明が不十分
  • 法人の事業目的に「建築物の設計・工事監理」が登記されていない
  • 所属建築士の建築士免許番号・登録内容と提出名簿の不一致

更新・変更時の注意

登録の有効期間は5年で、満了後も継続するには更新登録が必要です。期間満了前に手続きを失念すると登録が失効し、業務を続けられなくなるため、満了日の管理は必須です。

また、管理建築士の交代、事務所名称・所在地の変更、所属建築士の増減などが生じた場合は、変更の届出が必要です。特に管理建築士が退職・交代する際は、後任が専任要件と講習修了要件を満たしているかを事前に確認しておかないと、空白期間が生じる恐れがあります。建設業許可(建築一式工事など)を併せて取得する事業者も多いですが、両者は別制度であり要件も異なる点に注意してください。

15,000〜25,000円

申請費用

14〜30日

取得期間

5年

更新周期

許認可の申請費用としては平均的な金額です。法定の手数料のため、減額や免除は原則ありません。

建築士事務所登録:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用15,000円〜25,000円(申請実費のみ)64,800円〜74,800円
所要時間14〜30日(自分の時間)最短9日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1都道府県知事に登録申請
  2. 2管理建築士の設置
  3. 3登録証の交付
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)15,000円〜25,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安64,800円〜74,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 自治体ごとに手続きや要件が異なります。必ずお住まいの自治体のウェブサイトで最新情報を確認してください。

次にやるべきこと

必要書類

財務諸表

直近事業年度の貸借対照表・損益計算書等

残高証明書

金融機関発行の500万円以上の残高証明書

経営業務管理責任者の証明書

経営業務の管理責任者としての経験を証明する書面

営業所一覧表

営業所の所在地・連絡先一覧

📎

技術者一覧表(任意)

所属する技術者の資格・経験一覧

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

建築士事務所登録と一緒に必要になることが多い許認可です。

建設業許可

500万円以上(建築一式工事は1,500万円以上)の工事を請け負う場合に必要な許可。29業種に分かれています。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

建設業許可(建具工事)

建具工事を施工するための建設業許可。工作物に木製・金属製の建具等を取り付ける工事を請け負う場合に必要。サッシ取付・ふすま工事等が該当。

建築士登録(二級・木造)

二級建築士又は木造建築士として業務を行うための登録

二級建築士事務所登録

二級建築士が設計・工事監理等の業務を行う事務所の登録。木造以外で延べ面積300平方メートル以下等の規模の建築物を取り扱える。

詳しく知る

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