あん摩マッサージ指圧師免許
管轄: 厚生労働省 / 根拠法令: あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律第2条
あん摩マッサージ指圧師として業務を行うための免許
あん摩マッサージ指圧師免許は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用は一般的な水準で、事前に予算を確保しておくと安心です。審査期間は標準的で、厚労省での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。
あん摩マッサージ指圧師免許とは
あん摩マッサージ指圧師免許は、あん摩・マッサージ・指圧を「業として」行うために必要な厚生労働大臣の免許です。あはき法(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律)第1条により、無免許でこれらの施術を反復継続して行うことは禁止されています。
整体・リラクゼーション・カイロプラクティック等は法律上の定義がない民間サービスですが、「マッサージ」「指圧」と表示・標榜したり、医療類似行為として身体を揉む・押す施術を業とする場合は、この免許がないと違法と判断されるリスクがあります。開業形態を決める前に、自分が行う施術が業務独占の範囲に入るかを確認することが出発点です。
取得の必須要件
免許取得は「養成課程の修了」と「国家試験合格」の2段階です。
- 高校卒業後、文部科学大臣認定の学校または厚生労働大臣認定の養成施設で3年以上、解剖学・生理学・実技等を履修する
- 年1回(例年2月)に公益財団法人東洋療法研修試験財団が実施する国家試験に合格する
- 合格後、同財団に免許申請を行い、あん摩マッサージ指圧師名簿に登録される
独学や通信のみでの受験はできず、必ず指定の養成施設に通う必要がある点が、この資格の最大のハードルです。なお、はり師・きゅう師とは別免許で、3資格をまとめて学べる「あはき」養成校も多く、併願取得が一般的です。
申請の流れと費用
国家試験合格後、合格証書・戸籍抄本(または本籍記載の住民票)・医師の診断書などを添えて免許申請します。
- 登録免許税: 9,000円(収入印紙で納付。1免許ごとにかかるため、はり・きゅうも取る場合はそれぞれ必要)
- 別途、診断書取得費・戸籍交付手数料・郵送費などの実費
申請から免許証交付まで数週間〜1か月程度を要するため、開業予定日から逆算してスケジュールを組んでください。
よくある差し戻し・不許可の理由
- 診断書の不備(麻薬・大麻・あへん中毒に関する記載漏れ、様式違い)
- 戸籍抄本と申請書の氏名・本籍の不一致
- 相対的欠格事由(罰金以上の刑、薬物中毒、心身の障害など)の該当。該当しても直ちに不許可とは限らず、個別審査になる
開業時に必要な付随手続き
免許はあくまで「施術者の資格」です。施術所を構える場合は、開設後10日以内に所在地を管轄する保健所へ施術所開設届を提出する必要があります。
- 出張専業(無店舗)の場合は出張業務開始届を提出
- 健康保険の療養費を取り扱う(保険施術)場合は、医師の同意書や受領委任の取扱い登録など別手続きが必要
更新・変更時の注意
この免許に有効期限や更新制度はなく、欠格事由に該当しない限り生涯有効です。ただし、
- 氏名・本籍を変更した場合は30日以内に名簿訂正を申請(登録免許税1,000円)
- 免許証を紛失した場合は再交付申請
を行います。施術所を移転・廃止した際の保健所への届出も忘れず行ってください。
許認可の申請費用としては平均的な金額です。法定の手数料のため、減額や免除は原則ありません。
申請手順
- 1国家試験に合格
- 2厚生労働大臣に申請
- 3免許証の交付
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- ●申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
- ●書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
- ●過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
- ●余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
- ●厚労省管轄のため、保健所での事前相談が効果的です。管轄の保健所は市区町村のウェブサイトで確認できます。
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