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エックス線装置設置届出

管轄: 厚生労働省 / 根拠法令: 電離放射線障害防止規則第15条

ふつう費用は無料ですが、書類準備に一定の注意が必要です

事業場にエックス線装置を設置する際の届出

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エックス線装置設置届出は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用は無料のため、費用面のハードルは低いといえます。審査期間は標準的で、厚労省での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

エックス線装置設置届出とは

エックス線装置設置届出は、事業場に医療用以外のエックス線装置を設置する事業者が、労働者の被ばく防止のために所轄の労働基準監督署長へ提出する届出です。電離放射線障害防止規則(電離則)第15条に基づき、定格管電圧が1,000kV未満のエックス線装置を設置・移動・変更したときに届け出ます。

対象となるのは、医療機関のレントゲン装置ではなく、主に産業用途のエックス線装置です。具体的には次のような場面で必要になります。

  • 金属溶接部や鋳造品の非破壊検査(RT検査)を行う製造業・検査会社
  • 手荷物・貨物検査用のX線検査装置を導入する物流・セキュリティ事業者
  • 蛍光X線分析装置や厚さ計を製造ラインに組み込む工場
  • 食品・部品の異物検査にX線異物検出機を使う食品工場

なお医療機関が診療用エックス線装置を設置する場合は、医療法に基づく別の届出(保健所への診療用エックス線装置備付届)になり、本届出とは管轄も根拠法も異なります。

届出の流れと期限

この届出は「設置してから後で出す」のではなく、装置を設置する工事の開始日の30日前までに提出するのが原則です(電離則第61条・労働安全衛生法第88条の計画届とあわせて整理が必要)。

  • 提出先: 設置する事業場を所轄する労働基準監督署
  • 提出書類: エックス線装置設置届(様式第25号)+ 装置の構造図・配置図・遮へい計算書など
  • 費用: 届出自体は無料(行政手数料なし)

審査では、放射線を発生させる管理区域の設定、遮へい壁(コンクリート厚・鉛厚)の計算、漏えい線量が法定の限度を下回ることが確認されます。

よくある差し戻し・不備の理由

  • 遮へい計算書の数値が不足し、隣室や事業場境界で線量限度(3月間1.3mSv等)を超える設計になっている
  • 管理区域の標識・立入制限・インターロック(扉と連動した照射停止装置)の記載漏れ
  • 30日前の提出期限に間に合わず、設置工事が先行してしまっている
  • エックス線作業主任者の選任が未了

付随して必要になる手続き

設置届だけで完結しない点に注意が必要です。

  • エックス線作業主任者の選任: 免許を持つ者を選任し、選任報告が必要(管電圧により対象)
  • 放射線測定: 管理区域の境界で線量を測定し、記録を保存
  • 特殊健康診断: 放射線業務従事者に対し6月以内ごとの電離放射線健康診断
  • 線量管理: 個人線量計(ガラスバッジ等)の着用と被ばく記録の保存

変更・廃止時の注意

装置の能力(管電圧・管電流)を上げる、設置場所を移す、新たに装置を増設するといった場合も、改めて変更の届出が必要です。装置を廃止・撤去したときは管理区域の解除を含め、労基署と確認のうえ処理します。届出時の遮へい設計と実際の使用状況が乖離しないよう、レイアウト変更の際は必ず事前に再計算してください。

まず行うべきは、導入予定装置の定格(管電圧・管電流)の確認と、設置場所の遮へい計算です。これらが固まらないと様式第25号は作成できません。装置メーカーから遮へいデータを取り寄せ、所轄労基署の安全衛生担当に事前相談したうえで、工事30日前の提出に間に合うスケジュールを組むのが確実です。

無料

申請費用

1〜30日

取得期間

なし

更新周期

申請手数料は無料です。ただし、添付書類の取得費用(住民票・登記簿謄本など)が別途かかる場合があります。

エックス線装置設置届出:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用0円(申請実費のみ)49,800円
所要時間1〜30日(自分の時間)最短1日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1設置の30日前までに労働基準監督署に届出
  2. 2放射線障害防止措置の確認
  3. 3届出受理通知を受領
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)0円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安49,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 厚労省管轄のため、保健所での事前相談が効果的です。管轄の保健所は市区町村のウェブサイトで確認できます。

次にやるべきこと

必要書類

エックス線装置設置届出申請書

エックス線装置設置届出に必要な所定の様式による申請書

略歴書

申請者の職歴・学歴を記載した略歴書

事業計画書

事業の概要・計画を記載した書面

📎

印鑑証明書(任意)

申請者の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

エックス線装置設置届出と一緒に必要になることが多い許認可です。

防火管理者

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

医療廃棄物処理業(特別管理産業廃棄物)許可

感染性医療廃棄物等の特別管理産業廃棄物を処理するための許可。厳格な処理基準への適合が必要。

病院開設許可

20床以上の病床を有する病院を開設するための許可。都道府県知事の許可が必要で、構造設備基準や人員配置基準を満たす必要がある。

保険医療機関指定

健康保険による診療を行うための保険医療機関の指定。指定を受けなければ保険診療ができない。

詳しく知る

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