ペットショップの開業ガイド
必要な許認可・費用・手続きの流れを徹底解説
最終更新: 2026-04-10
9件
必須の許認可
90,000〜130,000円
費用の目安(合計)
最大90日
想定期間
最大難易度
目次
ペットショップとは
ペットショップの開業には、取り扱う商品の種類によって異なる許認可が必要です。古物や食品、酒類など、品目ごとの規制を確認しましょう。
犬・猫等のペットの販売を行う業種です。
ペットショップを開業するには、合計11件の許認可が関係します(必須: 9件、条件付き: 2件)。 このガイドでは、それぞれの許認可について費用・期間・必要書類を詳しく解説し、 開業までの具体的なステップをご案内します。
開業までのリアルなタイムライン
全ての許認可取得に3ヶ月程度。並行して進められる手続きもあるため、効率的なスケジュールを組みましょう。
都道府県/保健所管轄
環境省管轄
都道府県 / 保健所管轄
都道府県管轄
税務署管轄
※ 異なる管轄の許認可は並行して申請できる場合があります。同じ管轄の許認可は順番に申請が必要な場合があります。
ペットショップの開業までのステップ
事業計画の策定
ペットショップの事業計画を策定します。事業内容・ターゲット・収支計画を明確にし、必要な許認可を洗い出しましょう。
資金調達・物件確保
開業資金を調達し、営業拠点となる物件を確保します。許認可によっては施設基準があるため、物件選定時に要件を確認しましょう。
許認可の申請・取得
必要な許認可を一つずつ申請していきます。申請順序にも注意が必要です。先に取得が必要な許認可がある場合があります。
届出・登録手続き
税務署への開業届、社会保険の届出、各種届出を行います。法人設立の場合は登記も必要です。
開業・営業開始
全ての許認可を取得し、届出が完了したら営業を開始できます。許認可の更新時期を管理し、期限切れに注意しましょう。
ペットショップに必要な許認可一覧
必須の許認可(9件)
猫カフェ等のペットカフェを営業するために必要な許可。動物取扱業登録と飲食店営業許可の両方が必要。
申請ステップを見る(4ステップ)
- 第一種動物取扱業(展示)の登録を行う
- 保健所から飲食店営業許可を取得する
- 動物の衛生管理体制を構築する
- 両許可取得後、営業を開始する
必要書類(9件)
- ●飼養管理計画書- 動物の飼養・衛生管理に関する計画書
- ●動物取扱責任者の資格証明書- 動物取扱責任者の実務経験・資格の証明書
- ●施設の平面図- 動物飼育エリア・飲食エリアの分離を示す図面
- ●第一種動物取扱業登録申請書- 動物取扱業の登録申請書
- ●飲食店営業許可申請書- 飲食店の営業許可申請書
- ●動物衛生管理計画書- 動物の衛生管理計画書
- ●施設図面- 動物スペースと飲食スペースの図面
- ●第一種動物取扱業登録申請書- 所定の様式による動物取扱業登録申請書
- ●飲食店営業許可申請書- 所定の様式による飲食店営業許可申請書
条件によって必要になる許認可(2件)
中古品の売買・交換を業として行うための許可。ネットオークションやフリマアプリでの転売も対象になります。
※ 中古品を取り扱う場合
申請ステップを見る(5ステップ)
- 管轄の警察署(生活安全課)に事前相談
- 必要書類を準備(住民票、身分証明書、登記されていないことの証明書等)
- 警察署に申請書を提出
- 審査(約40日)
- 許可証交付
必要書類(5件)
- ●住民票の写し- 本籍地記載のもの
- ●身分証明書- 本籍地の市区町村で取得(成年被後見人等でないことの証明)
- ●登記されていないことの証明書- 法務局で取得
- ●古物商許可申請書- 警察署で入手できる所定の様式
- ○営業所の賃貸借契約書の写し- 賃貸の場合
ペットショップの開業にかかる許認可費用の目安
90,000〜130,000円
必須許認可の取得費用合計(申請手数料のみ)
※ 上記は申請手数料のみの目安です。行政書士に依頼する場合は別途報酬(3〜15万円程度/件)がかかります。 設備投資費・物件取得費は含みません。
開業までの想定期間
最大 約90日
最も時間のかかる許認可の取得期間
複数の許認可を並行して申請できる場合もあります。 ただし、先に取得が必要な許認可がある場合は順番に申請する必要があるため、 余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
ペットショップの開業資金の全体像
許認可費用だけでなく、設備投資や運転資金も含めた開業資金の全体像を把握しましょう。
必須の9件の許認可取得にかかる申請手数料の合計
専門家に申請代行を依頼する場合の報酬。自分で申請する場合は不要
事業に必要な設備・内装等の初期投資の参考額
開業後、売上が安定するまでの運転資金
※ 設備投資額・運転資金は事業規模や地域によって大きく異なります。 上記はあくまで参考値です。実際の開業計画に合わせて、詳細な資金計画を策定してください。 日本政策金融公庫の「創業計画書」の作成をおすすめします。
先輩事業者の声 - 開業前に知っておきたいこと
古物営業許可は申請から取得まで約40日かかります。開業スケジュールに余裕を持たせましょう。
酒類販売業免許は審査が厳しく、2〜3ヶ月かかることもあります。早めの申請が重要です。
ネット販売の場合も許認可が必要な場合があります。実店舗がなくても古物営業許可や通信販売酒類小売業免許が必要です。
ペットショップで気をつけるべき法規制
ペットショップに関連する主な法律と、違反した場合の罰則をまとめました。 法令を遵守し、適正な事業運営を行いましょう。
古物営業法
中古品の売買を規制する法律。無許可営業には3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
食品衛生法
食品を販売する場合に営業許可が必要。違反すると営業停止処分の対象です。
酒税法
酒類の販売には免許が必要。無免許販売には1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
この業種の許認可に関連する法令:
ペットショップの開業に必要な書類まとめ
全ての許認可で必要となる書類を重複なくまとめました。 事前に準備しておくことで、スムーズに申請を進められます。
- ●飼養管理計画書
動物の飼養・衛生管理に関する計画書
- ●動物取扱責任者の資格証明書
動物取扱責任者の実務経験・資格の証明書
- ●施設の平面図
動物飼育エリア・飲食エリアの分離を示す図面
- ●第一種動物取扱業登録申請書
動物取扱業の登録申請書
- ●飲食店営業許可申請書
飲食店の営業許可申請書
- ●動物衛生管理計画書
動物の衛生管理計画書
- ●施設図面
動物スペースと飲食スペースの図面
- ●飼養施設の平面図
動物の飼養施設の構造・配置を示す平面図
- ●飼養管理方法の概要
動物の飼養・管理方法を記載した書面
- ●動物取扱業登録申請書
所定の様式による動物取扱業の登録申請書
- ●動物の管理に関する計画書
動物の健康管理・繁殖管理等の計画書
- ●飼養等許可申請書
特定外来生物の飼養許可を申請する書類
- ●施設の構造図
飼養施設の構造を示す図面
- ●飼養目的の説明書
飼養の目的と必要性を説明する書類
- ●逸出防止措置の説明書
飼養個体の逸出を防止する措置の説明
- ●施設の平面図・衛生管理計画
飲食店兼用施設の配置図と衛生管理計画。
- ●飲食店営業許可証の写し
飲食店営業許可を示す書類。
- ●個人事業の開業・廃業等届出書
国税庁サイトからダウンロード可能
- ●本人確認書類
マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等
- ●住民票の写し
本籍地記載のもの
- ●身分証明書
本籍地の市区町村で取得(成年被後見人等でないことの証明)
- ●登記されていないことの証明書
法務局で取得
- ●古物商許可申請書
警察署で入手できる所定の様式
- ●法人設立登記申請書
法人設立登記に必要な所定の様式による申請書
- ○営業所の賃貸借契約書の写し
賃貸の場合
- ○定款の写し(法人の場合)
法人の定款の写し
- ○納税証明書
税務署発行の納税証明書
ペットショップの開業に関するよくある質問
Q. ペットカフェで扱える動物の種類に制限はありますか?
A. 動物愛護管理法で特定動物(危険な動物)の展示には特別な許可が必要です。一般的な猫、犬、うさぎ等は動物取扱業の登録で扱えます。
Q. 動物スペースと飲食スペースは分離する必要がありますか?
A. はい、食品衛生法の観点から、動物がいるスペースと食品を提供するスペースは適切に分離する必要があります。
Q. ペットカフェ営業許可の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?
A. 申請前に都道府県/保健所の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。
Q. ペットショップを開業するにはどんな許可が必要ですか?
A. 第一種動物取扱業の登録(販売業)が必要です。動物取扱責任者の設置と施設基準の適合が求められます。
Q. ペットショップの登録更新はいつ必要ですか?
A. 5年ごとの更新が必要です。更新手数料も15,000円程度かかります。
Q. ペットショップ(販売・繁殖)業登録の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?
A. 申請前に環境省の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。
Q. ペットレンタル事業を始めるには?
A. 第一種動物取扱業の登録(貸出し業)が必要です。レンタル中の事故に備えた保険加入も推奨されます。
Q. ペットレンタルで注意すべき点は?
A. 動物の健康管理、貸出し前後の健康チェック、利用者への飼養方法の説明が重要です。
Q. ペットレンタル業登録の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?
A. 申請前に環境省の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。
Q. 第一種動物取扱業登録の申請に必要な費用はいくらですか?
A. 第一種動物取扱業登録の申請手数料は15,000円です。申請先は都道府県 / 保健所となります。なお、手数料は自治体や申請内容によって異なる場合がありますので、事前に管轄窓口へご確認ください。