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ダイビングショップに必要な許認可

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ダイビングショップ開業に必要な許認可の全体像

ダイビングショップの開業で特徴的なのは、店舗営業そのものよりも「水中で人を預かる」「圧縮空気を扱う」「船を使う」という事業の性質から、複数の許認可・資格が重なる点です。物販やスクール業に比べ、安全管理に関わる届出が多いのが業界固有の事情です。

まず事業の入口として、個人で始めるなら個人事業の開業届を税務署へ提出します。法人で運営する場合は先に法人設立登記を行い、その後に各種届出へ進みます。ここは順序が重要で、屋号や事業主体が確定していないと後続の届出や指導団体登録で齟齬が出ます。

取得の順序と依存関係

おおまかな順序は次のとおりです。

  • 事業主体の確定(個人事業の開業届、または法人設立登記)
  • 指導者資格・潜水士免許の取得
  • 店舗・施設に関する届出(防火管理者の選任など)
  • ボートダイビングを行う場合の小型船舶操縦免許
  • ダイビングショップとしての届出・指導団体登録

潜水士免許は労働安全衛生法に基づく国家資格で、業として潜水作業に従事する・従業員に従事させる場合に関わります。インストラクターとしての指導を有償で行う事業形態では取得を前提に計画するのが安全です。PADIやNAUI等の指導団体ランク(インストラクター資格)とは別物なので、両方を見込んでおく必要があります。

ボートで沖のポイントへ案内するなら、自船を操船する人に小型船舶操縦免許が必要です。チャーター船に乗せてもらう形態なら不要なこともあり、ボート diving を事業の柱にするかどうかで取得要否が変わります。

費用の目安と内訳

  • 潜水士免許:受験手数料数千円+講習費。独学受験なら安く抑えられる
  • 小型船舶操縦免許:取得費用はおおむね数万円〜十数万円
  • 法人設立登記:登録免許税等で数十万円規模(個人事業なら開業届のみで実質無料)
  • 指導団体のインストラクター登録・年会費:団体により異なる
  • 防火管理者講習:数千円〜1万円程度

金額は時期・地域・受講機関で変動するため、最終的な見積もりは各実施機関で確認してください。

見落としやすい届出

店舗にプール・教室・休憩スペースを設け収容人員が一定規模を超えると、防火管理者の選任と消防への届出が必要です。テナント面積や人数の基準は消防本部の判断によるため、内装工事前に所轄消防署へ相談するのが確実です。

加えて、店内でタンクに圧縮空気を充填する設備を持つ場合は高圧ガス保安法の規制対象になりうる点、ツアーで交通・宿泊をセットにして手配・販売すると旅行業登録が問われうる点は、ダイビング業特有の盲点です。いずれも所管庁・自治体により扱いが異なるため、事業設計の段階で確認しておくとよいでしょう。

スケジュール感とつまずき

資格取得(潜水士・小型船舶・指導団体ランク)は数週間〜数か月かかるため、店舗契約より先に着手するのが現実的です。よくあるつまずきは、開業届だけ済ませて営業を始めた後に消防・高圧ガス・旅行業の論点が後から判明し、改装や手続きのやり直しが発生するケースです。「水中・圧縮空気・船・ツアー」のどれを事業に含めるかを先に決め、それぞれに紐づく許認可を逆算して準備すると、手戻りを避けられます。

4

必須の許認可

13,800〜64,800円

費用の目安(合計)

2

条件付きの許認可

必須の許認可

かんたん

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

管轄: 消防署費用: 7,000〜8,000円期間: 1〜2日

収容人員30名以上の場合

ふつう

潜水業務を行うための免許

管轄: 厚生労働省費用: 6,800円期間: 14〜30日

ダイビングショップを開業するための届出。インストラクター資格や安全管理体制が求められる。

管轄: 都道府県/海上保安庁費用: 0〜50,000円期間: 7〜30日

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄: 税務署費用: 無料期間: 約1日

条件によって必要になる許認可

条件: 船舶を使用する場合

法人設立登記60,000〜242,000円

条件: 法人設立の場合

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