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銀行業免許

管轄: 金融庁 / 根拠法令: 銀行法第4条

むずかしい費用は無料ですが、取得難度が高いため専門家への相談を推奨します

銀行業を営むための免許。内閣総理大臣の免許が必要

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銀行業免許は、取得までに十分な準備と専門知識が求められる許認可です。申請費用は無料のため、費用面のハードルは低いといえます。審査が長期にわたる傾向があるため、半年以上前から計画的に準備を進めることが重要です。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

何のための免許か

銀行業免許は、預金の受入れ・資金の貸付け・為替取引という3つの固有業務(銀行法第10条第1項)を営むために必要な免許です。このうち「預金の受入れと資金の貸付けを併せて行う」または「為替取引を行う」場合に銀行業に該当し、内閣総理大臣(実際の審査は金融庁)の免許を受けなければ営業できません(銀行法第4条第1項)。無免許営業は刑事罰の対象です。資金移動業(登録制・送金上限あり)や貸金業とは異なり、不特定多数からの預金受入れができる点が銀行免許の核心です。

取得の必須要件

審査基準は銀行法第4条第2項に列挙されており、おおむね次の3点です。

  • 財産的基礎: 業務を健全かつ効率的に遂行するに足る財産的基礎があること。最低資本金は銀行法施行令第3条で20億円以上と定められています。
  • 収支の見込み: 提出する収支見込みが良好であること。机上の計画ではなく、貸出・調達・手数料収益の蓄積に整合性が求められます。
  • 人的構成: 取締役・監査役・主要な使用人が、銀行業務を的確・公正・効率的に遂行できる知識経験と十分な社会的信用を有すること。常勤の経営陣に金融実務経験が問われます。

加えて、開業後は自己資本比率規制(国内業務のみなら国内基準4%、国際業務を行うなら8%のバーゼル基準)を継続的に満たす必要があります。

申請の流れ

申請手数料そのものは無料ですが、手続きは長期にわたります。

  • 事前相談(予備審査): 金融庁との事前相談が事実上必須で、ビジネスモデル・資本計画・システム・内部管理態勢を繰り返し説明します。ここで数か月〜年単位を要するのが通例です。
  • 本免許申請: 免許申請書に、業務方法書、収支見込み、株主構成、役員履歴、内部管理・リスク管理態勢に関する書類を添付して提出します。
  • 審査・免許交付: 審査を経て免許が交付され、預金保険への加入等を整えて開業します。

よくない結果になる理由

  • 収支見込みの確実性が説明できない(黒字化シナリオが楽観的すぎる)
  • 経営陣・実務担当者の金融実務経験や社会的信用が不足
  • マネー・ローンダリング対策、システムリスク管理、内部監査などの態勢整備が不十分
  • 自己資本・資本調達の安定性に疑義がある

これらは差し戻しというより、事前相談の段階で先に進めなくなる要因です。

関連・付随する規制

  • 主要株主規制: 議決権の20%(一定の場合15%)以上を保有する者は、別途「銀行主要株主」としての認可が必要です(銀行法第52条の9)。
  • 持株会社: 銀行を子会社とする銀行持株会社にも認可が要ります。
  • 預金保険: 開業に伴い預金保険機構への加入が前提となります。

銀行子会社による銀行代理業、信託併営など、目指す業態によって追加の認可・登録が重なります。

変更・継続時の注意

業務方法書の変更、合併・事業譲渡、主要株主の異動などはその都度認可・届出の対象です。免許取得後も金融庁の継続的なモニタリングと検査を受け、自己資本比率や態勢の維持が常時問われます。

次の一歩としては、想定するビジネスモデルが本当に「銀行免許」を要するのか(資金移動業や銀行代理業で足りないか)を切り分けたうえで、早期に金融庁へ事前相談を申し入れ、資本計画・経営体制・システム態勢の三本柱を具体化することが現実的です。

無料

申請費用

180〜365日

取得期間

なし

更新周期

申請手数料自体は無料ですが、書類準備が複雑なため、行政書士への依頼費用を考慮に入れておくと安心です。

銀行業免許:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用0円(申請実費のみ)98,000円
所要時間180〜365日(自分の時間)最短125日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1金融庁に免許申請書を提出
  2. 2審査(資本金・人的構成・業務計画等)
  3. 3銀行業免許の交付
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)0円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料98,000円(税込)
合計目安98,000円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 行政書士などの専門家への依頼を積極的に検討しましょう。初回は特に専門家のサポートが有効です。
  • 事前相談は必須です。申請窓口で個別の要件や注意点を確認してから書類作成に入りましょう。
  • 書類の種類が多いため、準備に1〜2か月は見込んでおくと安心です。
  • 補正指示(書類の修正依頼)が入ることを想定し、担当者との連絡手段を確保しておきましょう。
  • 類似の許認可を取得した事業者に体験談を聞くと、具体的な注意点がわかります。

次にやるべきこと

必要書類

コンプライアンス・マニュアル

法令遵守のための社内規程・マニュアル

反社会的勢力排除に関する誓約書

反社会的勢力との関係がないことの誓約書

役員の履歴書

役員全員の職歴・学歴を記載した履歴書

資本金の額を証する書面

出資金・資本金の払込みを証明する書面

苦情処理措置の概要

顧客からの苦情処理体制を記載した書面

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

銀行業免許と一緒に必要になることが多い許認可です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

特定事業者届出(犯罪収益移転防止法)

金融機関・士業等の特定事業者としての取引時確認体制の整備

登録金融機関届出

銀行・保険会社等が金融商品取引業務を行うための届出

信用金庫設立認可

信用金庫を設立するための認可

信用組合設立認可

信用協同組合を設立するための認可

詳しく知る

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