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電子商取引仲介業登録

管轄: 経済産業省 / 根拠法令: 取引デジタルプラットフォーム利用者保護法

ふつう費用が高く、書類準備にも注意が必要な許認可です

オンラインマーケットプレイス等の電子商取引仲介サービスを提供する事業者の登録。消費者保護義務を伴う。

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電子商取引仲介業登録は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用が高額になるケースがあるため、事前の資金計画が重要です。経産省の審査には時間がかかるため、事業開始の2〜3か月前には申請準備を始めることをおすすめします。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

まず読む順番

何のための制度か

「電子商取引仲介業登録」という名称で呼ばれていますが、根拠となる取引デジタルプラットフォーム利用者保護法(取引DPF法/正式名称「取引デジタルプラットフォームを利用する消費者の利益の保護に関する法律」、2022年5月施行)は、実際には許可・登録を受けて開業する免許制度ではありません。所管も経済産業省ではなく消費者庁です。オンラインモール、フリマアプリ、ネットオークションなど、消費者と販売業者をつなぐ「場」を提供する事業者(取引デジタルプラットフォーム提供者)に対して、消費者保護のための義務を課す行為規制法です。

したがって、開業時に何かの登録証を取得するわけではありません。やるべきことは「事業を始める前に法が求める体制・表示を整える」ことです。ここを誤解したまま「登録さえすればよい」と考えると準備を誤ります。

取引DPF法が求める主な義務

  • 販売条件等の表示に関する努力義務(消費者が販売業者を特定でき、苦情の申出先が分かるようにする等)
  • 危険・偽装のある商品が見つかった場合、消費者庁長官の要請に応じて出品停止等の措置を講じること
  • 消費者が損害賠償請求等のために、販売業者の氏名・住所等の開示を請求できる仕組みへの対応
  • 内閣総理大臣(消費者庁)による報告徴収・立入検査への対応

これらは「届出を出して終わり」ではなく、苦情対応窓口・出品者情報の管理・開示請求への社内フローとして継続的に運用する必要があります。

実務上あわせて必要になる手続き

「仲介業」を名乗って開業する際、取引DPF法より先に確認すべき周辺許認可があります。費用目安(10万〜50万円)の多くは、登録費用そのものではなく、これら付随手続きと規約整備・システム改修にかかる実費です。

  • 特定商取引法に基づく表示(事業者情報・返品条件等の掲載)
  • 中古品を扱うマーケットプレイスなら古物商許可(都道府県公安委員会、手数料19,000円)
  • 代金を一旦預かって販売者へ送金するエスクロー型なら、資金決済法上の資金移動業登録または収納代行スキームの検討
  • 個人情報保護法・利用者規約・プライバシーポリシーの整備

よくあるつまずき

  • 取引DPF法に「登録窓口」があると思い込み、申請先を探して時間を浪費する(登録制度自体が存在しない)
  • 決済を自社で預かる設計にして、知らずに資金移動業の無登録営業に該当してしまう
  • 出品者の本人確認・情報管理体制が未整備で、開示請求や消費者庁の要請に対応できない

次にすべきこと

まず自社のサービスが「単なる場の提供」か「決済・在庫まで関与する形態」かを切り分け、決済関与があれば資金決済法の専門家に確認してください。そのうえで取引DPF法の義務(表示・苦情窓口・開示対応)を規約とシステムに落とし込み、古物・特商法表示など実際に手続きが要る周辺許認可を個別に進めるのが正しい順序です。制度の細部は改正や消費者庁ガイドラインの更新で変わるため、最新の公表内容を所管庁で確認することをおすすめします。

100,000〜500,000円

申請費用

30〜60日

取得期間

なし

更新周期

申請費用が高額なため、事業計画に組み込んだ上で余裕を持った資金準備をおすすめします。

電子商取引仲介業登録:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用100,000円〜500,000円(申請実費のみ)149,800円〜549,800円
所要時間30〜60日(自分の時間)最短21日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1消費者保護体制・苦情処理体制の整備
  2. 2登録申請書及び事業計画書の作成
  3. 3経済産業省への登録申請
  4. 4登録証の交付
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)100,000円〜500,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安149,800円〜549,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 経産省管轄の許認可は、経済産業局の窓口で手続きするケースがあります。オンライン申請が利用可能か確認してみましょう。

次にやるべきこと

必要書類

登録申請書

電子商取引仲介業の登録申請書。

事業計画書

仲介サービスの事業計画書。

消費者保護体制説明書

消費者保護・苦情処理体制を記載した書類。

利用規約

プラットフォーム利用規約の写し。

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

電子商取引仲介業登録と一緒に必要になることが多い許認可です。

古物商許可

中古品の売買・交換を業として行うための許可。ネットオークションやフリマアプリでの転売も対象になります。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

インターネットオークション届出(古物商)

ネットオークション等で古物を取引するための届出

ネットショップ開設届出(特定商取引法)

インターネットを通じた通信販売を行う際の特定商取引法に基づく表示義務。

ネット通販酒類販売免許

インターネットを通じて酒類を販売するための通信販売酒類小売業免許。

詳しく知る

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