微弱無線局届出(IoT向け)
管轄: 総務省 / 根拠法令: 電波法
かんたん費用は平均的で、手続き自体はシンプルな許認可です
LPWA(Low Power Wide Area)等の微弱無線を利用したIoTサービスの届出。LoRaWAN・Sigfox等の通信サービスが対象。
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微弱無線局届出(IoT向け)は、比較的スムーズに取得できる許認可です。申請費用は一般的な水準で、事前に予算を確保しておくと安心です。審査期間は標準的で、総務省での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。
この届出が対象とする無線とは
IoTで使われる無線は、出力の大きさによって法律上の扱いが3つに分かれます。ここを取り違えると、必要な手続きや「届出が要るのか要らないのか」の判断を誤ります。
- 微弱無線局: 3メートル離れた地点の電界強度が省令の規定値以下に収まるもの。電波法上は**免許も登録も届出も不要**で、技適マークも法的義務ではありません。
- 特定小電力無線局: 920MHz帯などで規定出力(おおむね20mW以下)に収まるもの。免許不要ですが、機器ごとに**技術基準適合証明(技適マーク)**が必須です。SigfoxやLoRaWANの子機・センサー端末はこの区分に入ることが多いです。
- 登録局(920MHz帯250mW級など): LoRaWANのゲートウェイ(親機)を高出力で運用する場合に該当し、**総合通信局への「登録」**が必要です。
つまり「微弱無線局」を厳密に名乗れるなら手続き自体は不要です。実務でIoTサービスを立ち上げる事業者がつまずくのは、自社の機器が本当に微弱の範囲なのか、それとも技適や登録が要る区分なのかの切り分けです。
事業者が実際にやること
- 使う無線モジュール・通信方式(LoRaWAN/Sigfox/Wi-Fi SUN/BLE等)と周波数・出力を確認する。
- 端末・モジュールに**技適マーク**が付いているかを確認する。市販の920MHzモジュールはほぼ技適取得済みですが、海外から個人輸入したモジュールは未取得のことがあり、これを業務利用すると電波法違反になります。
- LoRaWANゲートウェイを250mWで運用するなら、管轄の**総合通信局へ登録申請**を行う。登録後は電波利用料(年額)が発生します。
- Sigfoxのように通信事業者(日本ではKCCS)の網を利用する場合は、端末を網に接続するだけで、利用者側の無線局手続きは原則不要です。
費用とよくある誤解
- 微弱・特定小電力で完結するなら**手数料は0円**。費用は機器代と通信サービス料のみです。
- 登録局に該当する場合は、登録申請手数料と毎年の電波利用料がかかります。金額は局種・台数で変わるため、管轄の総合通信局で確認してください。
- 「IoTだから一律に届出が必要」という思い込みが最も多い誤解です。実際は機器区分次第で、不要・技適のみ・登録必要のいずれかに分かれます。
差し戻し・違反になりやすいポイント
- 技適なし端末(特に海外製モジュール、改造アンテナ)の業務利用。利得の高い外付けアンテナに替えると出力区分が変わり、技適の前提を外れることがあります。
- 250mW級ゲートウェイを登録せずに運用するケース。子機が特定小電力でも、親機側が登録漏れになりがちです。
- 周波数・チャネル設定を国内仕様に合わせていない海外設計品の流用。
次に確認すべきこと
まず自社が使う無線モジュールのデータシートで周波数・空中線電力・技適番号を押さえ、その上で「微弱/特定小電力/登録局」のどれに当たるかを判定してください。判断に迷う場合や、ゲートウェイの登録要否がはっきりしない場合は、管轄の総合通信局に機器仕様を示して照会するのが確実です。
費用は平均的な水準です。手続き自体はシンプルなので、自分で申請すればコストを抑えられます。
申請手順
- 1微弱無線局の基準適合確認
- 2使用機器・設置場所を記載した届出書作成
- 3総合通信局への届出書提出
- 4届出受理通知の受領
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- ●必要書類のチェックリストを作り、一つずつ確実に準備しましょう。
- ●窓口での手続きは比較的スムーズです。混雑を避けるため、開庁直後の来所がおすすめです。
- ●記入例を事前に確認しておくと、その場で迷わず記入できます。
次にやるべきこと
必要書類
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