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農産物加工施設届出

管轄: 厚生労働省 / 根拠法令: 食品衛生法第57条

ふつう費用・難易度ともに標準的な許認可です

農産物の加工施設を設置して営業する場合の届出。HACCP対応の衛生管理が必要。

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農産物加工施設届出は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用は一般的な水準で、事前に予算を確保しておくと安心です。審査期間は標準的で、厚労省での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

まず読む順番

農産物加工施設届出とは何か

農産物加工施設届出は、自家栽培や仕入れた農産物を加工して販売・提供する施設に対し、食品衛生法第57条に基づいて自治体(保健所)へ営業の事実を届け出る制度です。2021年6月施行の改正食品衛生法で、それまで規制の外にあった食品取扱業の多くが「営業届出」の対象として把握されることになり、農産物加工もここに含まれました。

対象となるのは、農家の6次産業化(ジャムやドレッシング、乾燥野菜、カット野菜、ジュースなどの製造)、直売所のバックヤード加工、道の駅の加工コーナーなど、許可業種に当たらない加工を行う事業者です。単に農産物をそのまま袋詰めして売る場合は届出不要のことが多く、「加工」に踏み込むかどうかが境目になります。

「届出」で済むか「許可」が要るかの見極めが最重要

ここが最大の注意点です。同じ農産物加工でも、加工の中身によって届出ではなく営業許可(手数料あり)が必要になります。

  • 漬物(キムチ、たくあん、浅漬け等)の製造販売 → 2021年改正で新設された「漬物製造業」の許可が必要
  • 惣菜・煮物・佃煮など加熱調理した総菜 → 「そうざい製造業」許可
  • 焼き菓子、ジャムを使った菓子類 → 「菓子製造業」許可
  • 野菜・果物ジュースやスムージーの瓶詰め・製造 → 「清涼飲料水製造業」許可(製造設備・水質基準が厳しい)

費用の目安が「0〜16,000円」と幅広いのはこのためです。純粋な届出のみなら手数料は無料、許可業種に該当すると申請手数料(業種・自治体により概ね1万〜1.6万円前後)が発生します。自分の作る品目がどちらに当たるかは、必ず事前に管轄保健所へ品目を具体的に伝えて確認してください。

取得の必須要件

  • 食品衛生責任者の設置:施設ごとに1名必須。調理師・栄養士等の資格者か、各都道府県の食品衛生協会が実施する養成講習会(1日・約1万円)の修了者を充てます。
  • 施設の衛生基準:手洗い設備、加工区域と一般区域の区分、洗浄消毒設備、適切な床壁材質など。届出でも施設基準を満たす必要があります。
  • HACCPに沿った衛生管理:全食品事業者に義務化。小規模事業者は「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」でよく、業界団体の手引書に沿って衛生管理計画を作成・記録すれば足ります。

申請の流れ

1. 管轄保健所に事前相談(品目・施設図面を持参し、届出か許可かを判定) 2. 食品衛生責任者の確保(未取得なら講習会を予約) 3. 厚生労働省の食品衛生申請等システム(オンライン)または保健所窓口で届出 4. 営業開始(届出は許可と異なり、原則として施設の事前検査や審査の通過を待たずに営業できます)

よくある差し戻し・つまずき

  • 「届出のつもりが許可業種だった」:漬物・総菜・ジュースは特に誤りやすく、無許可営業になるリスクがあります。
  • 食品衛生責任者が未選任のまま届け出てしまう。
  • 自宅キッチンとの兼用で、加工専用区域の区分や手洗い設備が基準を満たさない。
  • HACCP衛生管理計画と記録様式を用意していない。

関連する許認可・更新時の注意

届出に有効期限や更新はなく、手数料も発生しません。ただし、営業者・施設・取扱品目に変更があった場合や廃業時は、変更・廃止の届出が必要です。許可業種に切り替わる加工を始める際は、改めて許可申請が要ります。

販売チャネルによっては、酒類製造(果実酒等)なら別途免許、精米・米の販売なら米穀の届出など、農産物特有の他法令が重なることがあるため、加工品目が決まった段階で保健所と並行して確認しておくと安全です。

0〜16,000円

申請費用

14〜30日

取得期間

なし

更新周期

許認可の申請費用としては平均的な金額です。法定の手数料のため、減額や免除は原則ありません。

農産物加工施設届出:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用0円〜16,000円(申請実費のみ)49,800円〜65,800円
所要時間14〜30日(自分の時間)最短9日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1届出書の作成
  2. 2施設の図面準備
  3. 3衛生管理計画(HACCP)の策定
  4. 4保健所への届出
  5. 5施設確認
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)0円〜16,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安49,800円〜65,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

農産物加工施設届出の取得でお困りですか?

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 厚労省管轄のため、保健所での事前相談が効果的です。管轄の保健所は市区町村のウェブサイトで確認できます。

次にやるべきこと

必要書類

営業届出書

農産物加工施設の営業届出書

施設の図面

加工施設の構造設備図面

HACCP計画書

衛生管理計画(HACCP)の書類

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

農産物加工施設届出と一緒に必要になることが多い許認可です。

食品衛生責任者

飲食店や食品を取り扱う事業所に必ず1名配置が必要な資格。講習会を受講することで取得できます。

防火管理者

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

飲食店営業許可

飲食店を営業するために必要な許可。店舗の設備基準を満たす必要があります。

農産物直売所開設届出

農産物の直売所を開設するための届出。食品衛生法に基づく届出と自治体への届出が必要。

詳しく知る

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