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食鳥処理事業許可

管轄: 厚生労働省 / 根拠法令: 食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律

むずかしい費用・難易度ともに高い許認可です。専門家のサポートを強く推奨します

食鳥(鶏、あひる等)の処理を業として行う場合に必要な許可。施設基準と衛生管理基準を満たす必要がある。

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食鳥処理事業許可は、取得までに十分な準備と専門知識が求められる許認可です。申請費用が高額になるケースがあるため、事前の資金計画が重要です。厚労省の審査には時間がかかるため、事業開始の2〜3か月前には申請準備を始めることをおすすめします。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

まず読む順番

何のための許可か

食鳥処理事業許可は、鶏・あひる・七面鳥といった食鳥を、食用に供する目的で処理(と殺・羽毛除去・内臓摘出など)する事業を行うために必要な許可です。根拠は「食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律(食鳥処理法)」で、許可権者は都道府県知事(保健所設置市・特別区はその長)です。生体から食肉になるまでの衛生を確保し、病気の鶏が食用に回らないよう公的検査を組み込む点に、この制度の固有の意味があります。

養鶏農家が自家消費分を処理する場合は対象外ですが、と畜・解体したものを販売・提供する事業はこの許可の対象になります。

2つの区分(許可制と認定制)

事業規模で手続きが分かれるのがこの制度の特徴です。

  • 年間処理羽数が30万羽を超える事業者 → 食鳥処理業の「許可」が必要。処理ごとに都道府県の食鳥検査員による「食鳥検査」を受ける義務がある
  • 年間30万羽以下 → 「認定小規模食鳥処理業者」として知事の認定を受ける制度。食鳥検査員による検査に代えて、処理業者自身が一定の確認(疾病の有無の確認等)を行う

開業時に想定処理羽数がどちらに該当するかを必ず確認してください。地鶏や小ロットの直販を前提とするなら認定小規模の枠に収まることが多い一方、量販向けは許可+常時検査となります。

取得の必須要件

  • 施設基準:汚染区域(係留・と殺・放血・脱羽)と清潔区域(中抜き・内臓摘出後の処理・冷蔵)を明確に区分すること。床・壁の不浸透性材料、十分な給排水、手洗い・器具消毒設備などが求められる
  • 食鳥処理衛生管理者の設置:処理場ごとに必ず1名以上専任で置く義務がある。資格は、医師・歯科医師・獣医師・薬剤師等のほか、所定の養成講習会を修了し実務経験を満たした者などに限られる
  • 食鳥検査を受ける体制(許可の場合):検査員が立ち入る前提の動線・スペースの確保

申請の流れ

1. 管轄保健所への事前相談(施設図面を持参し区域区分・動線を確認) 2. 施設の設計・工事 3. 食鳥処理衛生管理者の確保(講習会は開催時期が限られるため早めに) 4. 許可(または認定)申請書・施設図面・管理者資格証明等を提出 5. 保健所による施設の現地検査 6. 許可証交付後に営業開始

費用の内訳

申請手数料は20,000〜50,000円程度が目安ですが、金額・区分は自治体により異なります。実際の主たる費用は施設の区域区分工事・衛生設備で、ここが投資の中心になります。衛生管理者を外部から確保できない場合は、講習会受講費・人件費も見込んでおく必要があります。

よくある差し戻し・不許可理由

  • 汚染区域と清潔区域の区分が不十分、または交差汚染を招く動線
  • 食鳥処理衛生管理者の資格要件を満たす人材を確保できていない
  • 想定処理羽数が30万羽を超えるのに認定制で申請している
  • 給排水・消毒設備など施設基準の細部の不足

付随する許可・更新時の注意

処理した食肉を販売・卸す場合は、別途「食肉販売業」等の営業許可(食品衛生法)が必要になることがあります。加工品を製造するなら食肉製品製造業等も検討します。

施設の構造・処理品目・処理羽数の変更、管理者の変更があった場合は届出・変更手続きが必要です。年間処理羽数が30万羽の境界を超える見込みになったら、認定から許可への切り替えを早めに管轄保健所へ相談してください。

20,000〜50,000円

申請費用

30〜60日

取得期間

なし

更新周期

高額な申請費用と複雑な手続きが伴います。書類不備による再申請を避けるため、専門家のサポートを受けることを強く推奨します。

食鳥処理事業許可:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用20,000円〜50,000円(申請実費のみ)118,000円〜148,000円
所要時間30〜60日(自分の時間)最短21日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1食鳥処理事業許可申請書の作成
  2. 2施設の図面準備
  3. 3衛生管理計画の策定
  4. 4都道府県知事への申請
  5. 5施設検査の実施
  6. 6許可証の交付
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)20,000円〜50,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料98,000円(税込)
合計目安118,000円〜148,000円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 行政書士などの専門家への依頼を積極的に検討しましょう。初回は特に専門家のサポートが有効です。
  • 事前相談は必須です。申請窓口で個別の要件や注意点を確認してから書類作成に入りましょう。
  • 書類の種類が多いため、準備に1〜2か月は見込んでおくと安心です。
  • 補正指示(書類の修正依頼)が入ることを想定し、担当者との連絡手段を確保しておきましょう。
  • 類似の許認可を取得した事業者に体験談を聞くと、具体的な注意点がわかります。
  • 厚労省管轄のため、保健所での事前相談が効果的です。管轄の保健所は市区町村のウェブサイトで確認できます。

次にやるべきこと

必要書類

食鳥処理事業許可申請書

食鳥処理事業の許可申請書

施設の構造設備図

処理施設の構造と設備の図面

衛生管理計画書

食品衛生に関する管理計画書

食鳥処理衛生管理者資格証

衛生管理者の資格を証明する書類

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

食鳥処理事業許可と一緒に必要になることが多い許認可です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

食品製造業許可

食品の製造・加工を業として行うための許可。製造する食品の種類によって許可の区分が異なります。

家畜商免許

家畜の売買を行うための免許

畜産施設設置許可

一定規模以上の畜産施設を設置する際に必要な許可。環境への影響を考慮した施設基準を満たす必要がある。

動物検疫検査証明

家畜・畜産物の輸出入に際して必要な検疫証明。動物検疫所で検査を受ける。

詳しく知る

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