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特定建築物届出

管轄: 保健所 / 根拠法令: 建築物衛生法第5条

ふつう費用は無料ですが、書類準備に一定の注意が必要です

延べ面積3,000平方メートル以上(学校は8,000平方メートル以上)の建築物の所有者が届け出る手続き。建築物環境衛生管理技術者の選任が必要。

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特定建築物届出は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用は無料のため、費用面のハードルは低いといえます。審査期間は標準的で、保健所での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

何のための届出か

特定建築物届出は、多数の人が使う大規模建築物の室内環境を一定水準に保つための制度です。空気環境(温度・湿度・CO₂・浮遊粉じん等)、飲料水・排水の管理、清掃、ねずみ・害虫防除といった「建築物環境衛生管理基準」の遵守を所有者に義務づけ、その出発点として届出を求めています。許可を取る制度ではなく、対象建築物の使用開始に伴って必ず行う「届出」である点が特徴です。

対象となる建築物

延べ面積が3,000平方メートル以上(専ら学校教育法上の学校として使う場合は8,000平方メートル以上)で、次のような特定用途に供される部分がある建築物が対象です。

  • 興行場、百貨店、集会場、図書館、博物館、美術館、遊技場
  • 店舗、事務所
  • 学校(研修所を含む)
  • 旅館

工場・倉庫・共同住宅・病院などは原則として特定用途に当たりません。複数用途が混在するビルでは「特定用途部分の床面積の合計」で判定するため、テナント構成によって該当・非該当が分かれます。判断に迷う場合は所管の保健所に図面を持って事前相談するのが確実です。

必須要件 — 建築物環境衛生管理技術者の選任

最大のポイントは、対象建築物ごとに「建築物環境衛生管理技術者(通称ビル管理技術者)」を1名選任する義務があることです。これは国家資格で、講習課程の修了または国家試験合格で取得します。自社で有資格者を確保できない場合は、ビルメンテナンス会社など外部の有資格者を選任して契約する形が一般的です。届出までに選任を済ませておく必要があります。

届出の流れ

  • 使用開始日(特定建築物に該当することになった日)から1か月以内に届け出る
  • 提出先は所在地を管轄する保健所(都道府県知事、保健所設置市・特別区では市区長)
  • 届出書に、建築物の名称・所在地・用途・延べ面積・構造設備の概要、所有者等、選任した管理技術者の氏名と資格を記載
  • 添付書類として管理技術者免状の写し、付近見取図、各階平面図などを求められることが多い(様式・添付書類は自治体により異なる)

費用の内訳

届出自体に手数料はかからず無料です。実質的な費用は、管理技術者の人件費または委託費、空気環境測定・水質検査・清掃・防除などの定期的な維持管理費が中心になります。これらは届出後に継続的に発生するランニングコストとして見込んでおく必要があります。

よくある差し戻し・指摘

  • 管理技術者の選任が未了、または免状の写しが添付されていない
  • 延べ面積や特定用途部分の面積計算が図面と合わない
  • 使用開始から1か月を過ぎての届出(届出義務違反は30万円以下の罰金の対象)
  • 平面図で特定用途部分の範囲が明示されていない

変更・廃止時の注意

所有者の変更、用途・構造設備の大きな変更、管理技術者の交代があった場合は変更届が必要です。用途変更や面積縮小で特定建築物に該当しなくなったときも、その旨の届出を行います。いずれも所管保健所の様式に従ってください。なお、建物の用途によっては旅館業許可・興行場営業許可・水道法に基づく簡易専用水道の管理などが並行して必要になるため、開業準備の段階でまとめて確認しておくと手戻りを防げます。

無料

申請費用

1〜30日

取得期間

なし

更新周期

申請手数料は無料です。ただし、添付書類の取得費用(住民票・登記簿謄本など)が別途かかる場合があります。

特定建築物届出:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用0円(申請実費のみ)49,800円
所要時間1〜30日(自分の時間)最短1日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1建築物環境衛生管理技術者の選任
  2. 2特定建築物届出書を保健所に提出
  3. 3届出受理
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)0円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安49,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 保健所管轄のため、保健所での事前相談が効果的です。管轄の保健所は市区町村のウェブサイトで確認できます。

次にやるべきこと

必要書類

専任技術者の資格証明書

国家資格合格証明書または実務経験証明書

工事経歴書

過去の工事実績を記載した経歴書

営業所一覧表

営業所の所在地・連絡先一覧

財務諸表

直近事業年度の貸借対照表・損益計算書等

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

特定建築物届出と一緒に必要になることが多い許認可です。

防火管理者

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

消防計画作成届出

一定規模以上の防火対象物の管理権原者が防火管理者を選任し消防計画を作成して届け出る手続き。自衛消防組織・避難訓練等の計画を含む。

食品衛生責任者

飲食店や食品を取り扱う事業所に必ず1名配置が必要な資格。講習会を受講することで取得できます。

飲食店営業許可

飲食店を営業するために必要な許可。店舗の設備基準を満たす必要があります。

詳しく知る

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