自動車検査登録事務
管轄: 国土交通省 / 根拠法令: 道路運送車両法第58条
自動車の検査(車検)及び登録の手続き
自動車検査登録事務は、比較的スムーズに取得できる許認可です。申請費用も比較的安価に設定されています。国交省の審査は比較的迅速で、早ければ1週間程度で結果が出ます。なお、2年ごとの更新が必要なため、取得後も継続的な管理が求められます。
この手続きで何ができるか
自動車検査登録は、道路運送車両法第58条に基づき、自動車を公道で運行するために必要な検査(車検)を受け、有効な自動車検査証(車検証)の交付・登録を受ける手続きです。検査証がない、または有効期間が切れた状態での運行は同法で禁止されています。
対象となるのは自動車の所有者・使用者で、社用車・営業車・配送車両を保有するすべての事業者が関係します。手続きには新規登録、継続検査(いわゆる車検更新)、名義変更を伴う移転登録、住所・用途変更の変更登録、廃車時の抹消登録があります。
申請先と流れ
- 普通自動車・小型自動車:管轄の運輸支局または自動車検査登録事務所
- 軽自動車:軽自動車検査協会
検査の受け方は、自分で持ち込む「ユーザー車検」と、指定自動車整備事業者(民間車検場)に整備・検査を委ねる方法の2通りです。流れは、必要書類の準備 → 重量税・手数料の納付 → 検査ライン(外観・灯火・ブレーキ・排ガス・ヘッドライト光軸・下回り)通過 → 車検証交付、となります。
必須要件
- 自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)への加入。検査有効期間をカバーする期間が必要
- 自動車重量税の納付
- 保安基準への適合(点検整備の実施と記録簿)
- 主な必要書類:現在の車検証、自賠責保険証明書、自動車税(種別割)納税証明書、点検整備記録簿、申請書・手数料納付書
費用の内訳
検査・登録の法定手数料(印紙・証紙代)は、普通車の継続検査でおおむね1,800〜2,500円程度です。これとは別に、自動車重量税と自賠責保険料が必ずかかります。整備工場や代行業者を利用する場合は、整備費用と代行手数料が上乗せされます。重量税・整備費は車種・車両重量・整備内容により大きく異なります。
よくある不合格・差し戻し理由
- 保安基準不適合:ヘッドライト光軸ずれ、灯火類の不点灯、タイヤの摩耗、ブレーキ不良、排ガス基準超過、未認可の改造
- 自賠責保険の有効期間が検査有効期間に届いていない
- 自動車税の未納(納税証明が取れない)
- 申請書類の記載ミス・押印漏れ
関連・付随する許認可
車検整備を事業として行うには、自動車分解整備事業の認証(認証工場)や、検査まで自社で完結できる指定自動車整備事業(指定工場・民間車検場)の指定が別途必要です。中古車販売を兼ねる場合は古物商許可、車両の保有には自動車保管場所証明(車庫証明)が関係します。
更新・変更時の注意
検査の有効期間は車種で異なります。自家用乗用車は新車登録時3年・以降2年ごと、事業用自動車(緑ナンバー)や多くの貨物車は1年ごとが基本です。引っ越しによる住所変更、売買・譲渡による名義変更、構造変更を伴う改造を行ったときは、車検更新とは別に変更登録・移転登録・構造等変更検査が必要になります。期限切れ前に余裕をもって手続きを進めてください。
費用は少額で済むため、個人事業主やフリーランスの方も負担なく申請できます。
申請手順
- 1検査場で受検又は指定整備工場で点検整備
- 2自動車検査証の交付・更新
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- ●必要書類のチェックリストを作り、一つずつ確実に準備しましょう。
- ●窓口での手続きは比較的スムーズです。混雑を避けるため、開庁直後の来所がおすすめです。
- ●記入例を事前に確認しておくと、その場で迷わず記入できます。
- ●国交省管轄の許認可は、地方整備局が窓口になるケースが多いです。管轄エリアを事前に確認しましょう。
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