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ウェブアクセシビリティ適合認証

管轄: デジタル庁 / 根拠法令: 障害者差別解消法・JIS X 8341-3

ふつう費用が高く、書類準備にも注意が必要な許認可です

公共機関や大企業のウェブサイトのアクセシビリティ基準適合を認証する制度。WCAG2.1準拠が求められる。

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ウェブアクセシビリティ適合認証は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用が高額になるケースがあるため、事前の資金計画が重要です。デジタル庁の審査には時間がかかるため、事業開始の2〜3か月前には申請準備を始めることをおすすめします。なお、3年ごとの更新が必要なため、取得後も継続的な管理が求められます。

ウェブアクセシビリティ適合認証とは何か

これは飲食業の営業許可のような「取得しないと事業ができない行政許可」ではない。ウェブサイトが高齢者・障害者を含む誰にとっても利用可能かを、JIS X 8341-3:2016(ISO/IEC 40500、WCAG 2.0と一致する日本産業規格)の基準に照らして検証し、その適合度を客観的に示す取り組みを指す。

背景には障害者差別解消法がある。2024年4月の改正で民間事業者にも「合理的配慮の提供」が法的義務となり、行政機関には従来から義務が課されている。Webサイトはその配慮を実装する主要な場であり、デジタル庁も「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」を公開して取り組みを促している。

注意すべきは、デジタル庁や国が発行する単一の「認証マーク」制度は存在しないという点だ。実務上は、JIS X 8341-3:2016 への適合試験を自社または第三者評価機関が実施し、その結果を「準拠」「一部準拠」「配慮」といった表記で公表する形を取る。表記方法はウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)の「試験実施ガイドライン」で定められている。

対象となる事業者

  • 国・自治体・独立行政法人などの公的機関(総務省「みんなの公共サイト運用ガイドライン」で適合レベルAA準拠が求められる)
  • 公共性の高いサービスを提供する大企業・インフラ系企業
  • 入札要件としてアクセシビリティ対応を求められる受託開発・制作会社

適合レベルと到達目標

JISは達成基準を3段階に分ける。

  • レベルA: 最低限満たすべき基準
  • レベルAA: 公的機関の標準目標。色のコントラスト、キーボード操作、代替テキスト、文字サイズ変更への対応など
  • レベルAAA: 最も厳格。全項目達成は現実的でない場合も多い

公共調達では「AA準拠」が事実上の基準値になる。

試験・公表の流れ

1. 対象範囲の決定(サイト全体か、一定のページ群か) 2. 試験対象ページの選定(WAICガイドラインに沿いランダム抽出+主要ページ) 3. 各達成基準への適合チェック(自動チェックツール+人手による目視・支援技術での検証) 4. 試験結果報告書の作成と、適合状況の「試験結果表示」公表

自動ツールだけでは判定できない基準が多く、スクリーンリーダー等での手動確認が品質を左右する。

費用の内訳と目安

費用は対象ページ数と委託範囲で大きく変動し、20万〜100万円程度が一つの目安となる(社内対応か外注か、評価機関により異なる)。

  • 試験対象ページ数(数十ページなら低め、サイト全体なら高額化)
  • 手動試験の工数(支援技術での検証は人件費が中心)
  • 改修を含むか、試験のみか
  • 報告書作成・公表支援の範囲

「準拠表記」だけが目的なのか、実際の改修まで含めるのかで総額は数倍変わる。

よくあるつまずき・差し戻し理由

  • 自動チェックツールの「エラーなし」を適合と誤認する(手動検証が抜けている)
  • 試験対象ページの抽出方法がWAICガイドラインに沿わず、表記の根拠が弱い
  • 「準拠」と表記したが一部基準を満たさず、本来は「一部準拠」であるべきケース
  • PDFや動画・地図などWeb以外のコンテンツの達成基準を見落とす

更新・運用上の注意

一度試験して終わりではない。コンテンツ更新やリニューアルで適合状態は崩れるため、定期的な再試験と運用ルールの整備が前提になる。CMS運用者向けのガイドライン策定、新規ページのチェック体制が欠かせない。

なお根拠規格は改定される可能性がある。WCAGは2.1・2.2へと版を重ねており、JISの改正動向や、入札先・所管庁が求める版(2.0準拠で足りるか2.1相当を求められるか)を都度確認すること。

次にすべきこと

  • 自社サイトが「義務」レベルなのか「推奨」レベルなのかを、事業の公共性と取引先要件から見極める
  • まず無料の自動チェックツールで現状の課題量を把握する
  • 入札・取引で求められる適合レベル(多くはAA)を発注元に確認する
  • 試験のみか改修込みかを決めてから、複数の評価機関・制作会社に見積もりを取る

200,000〜1,000,000円

申請費用

30〜90日

取得期間

3年

更新周期

申請費用が高額なため、事業計画に組み込んだ上で余裕を持った資金準備をおすすめします。

ウェブアクセシビリティ適合認証:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用200,000円〜1,000,000円(申請実費のみ)249,800円〜1,049,800円
所要時間30〜90日(自分の時間)最短21日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1ウェブサイトのアクセシビリティ診断
  2. 2基準適合のための改善作業
  3. 3認定機関による検証
  4. 4適合認証の取得
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)200,000円〜1,000,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安249,800円〜1,049,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。

次にやるべきこと

必要書類

認証申請書

ウェブアクセシビリティ適合認証の申請書。

アクセシビリティ診断報告書

現状のアクセシビリティ診断結果報告書。

改善実施計画書

アクセシビリティ改善の実施計画書。

JIS X 8341-3適合レベル試験結果

適合レベル試験の結果報告書。

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

ウェブアクセシビリティ適合認証と一緒に必要になることが多い許認可です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

労働者派遣事業許可

労働者派遣事業を営むための許可

オープンソースライセンス管理事業届出

オープンソースソフトウェアのライセンスコンプライアンス管理サービスを提供する事業の届出。SBOM管理サービス等が対象。

電気通信事業届出

電気通信事業を営むための届出

プライバシーマーク付与認定

個人情報保護体制の適切性を示す認定マーク

詳しく知る

📅 この許認可の更新期限を管理する

カレンダーで一元管理 · メール通知 · 書類チェックリスト

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