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養護老人ホーム認可

管轄: 厚生労働省 / 根拠法令: 老人福祉法第15条

むずかしい費用・難易度ともに高い許認可です。専門家のサポートを強く推奨します

環境上の理由及び経済的理由により、居宅での養護が困難な65歳以上の者を入所させる養護老人ホームの認可。

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養護老人ホーム認可は、取得までに十分な準備と専門知識が求められる許認可です。申請費用が高額になるケースがあるため、事前の資金計画が重要です。審査が長期にわたる傾向があるため、半年以上前から計画的に準備を進めることが重要です。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

まず読む順番

養護老人ホームとは何のための認可か

養護老人ホームは、65歳以上で「環境上の理由」と「経済的理由」の両方により居宅での生活が困難な高齢者を、市町村の措置によって入所させる施設です。介護を主目的とする特別養護老人ホーム(特養)とは制度上まったく異なり、自立に近い高齢者の社会復帰・自立支援を担う点が特徴です。入所は本人の契約ではなく市町村長による「措置」で決まるため、運営者は措置委託を受ける立場になります。設置にあたっては老人福祉法第15条に基づき、社会福祉法人・地方公共団体などが都道府県知事(指定都市・中核市では市長)の認可を受ける必要があります。

取得の必須要件

設置主体が厳しく限定されている点が最大のハードルです。

  • 設置主体は原則として地方公共団体または社会福祉法人。株式会社・NPO等は単独では認可されないのが通例
  • 入所定員は原則20人以上(特別養護老人ホームを併設する場合の特例あり)
  • 居室面積・廊下幅・耐火構造などは「養護老人ホームの設備及び運営に関する基準」(厚労省令)に適合すること
  • 施設長、生活相談員、支援員、看護職員、栄養士、医師(嘱託可)などの人員配置基準を満たすこと

社会福祉法人を持たない事業者は、まず法人設立認可から取得する必要があり、ここに数か月〜年単位の時間を要します。

申請の流れ

1. 都道府県・市町村との事前協議(整備計画・地域の需給状況の確認) 2. 社会福祉法人設立認可(未取得の場合) 3. 施設整備計画の提出・補助金協議 4. 建築確認・施設建設 5. 設備運営基準への適合確認、認可申請 6. 知事(市長)による認可、措置委託契約

養護老人ホームの新規整備は、自治体の高齢者福祉計画(老人福祉計画)に組み込まれていなければ事実上進められません。計画外の単独申請は受理されにくいため、最初の事前協議が成否を分けます。

費用の内訳

申請手数料そのものは0〜数万円程度で、自治体により異なります。実際の負担は施設整備費が中心で、用地・建築費は数億円規模になることが一般的です。社会福祉施設等施設整備費補助金などの公的補助の対象になり得るため、整備計画段階で補助協議を行うことが前提になります。

よくある不許可・差し戻し理由

  • 設置主体が要件を満たさない(株式会社単独申請など)
  • 当該自治体の老人福祉計画に整備枠がない、需給が満たされている
  • 設備・人員基準の不適合(居室面積不足、職員確保未了)
  • 経営の安定性・資金計画の裏付け不足

付随する許認可・運営上の注意

防火対象物としての消防法令適合(消防同意)、建築基準法上の用途確認、給食を行う場合の食品衛生関連の届出などが並行して必要です。認可後も、定員・設備・職員配置・施設長の変更は変更届または変更認可の対象となり、毎年度の運営状況報告や行政の指導監査を受けます。措置施設のため、入所者の状態が要介護中心に変化した場合は特養への転換など制度面の検討も生じます。まずは設置予定地の都道府県・市町村高齢福祉担当課への事前相談から着手してください。

0〜100,000円

申請費用

120〜240日

取得期間

なし

更新周期

高額な申請費用と複雑な手続きが伴います。書類不備による再申請を避けるため、専門家のサポートを受けることを強く推奨します。

養護老人ホーム認可:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用0円〜100,000円(申請実費のみ)98,000円〜198,000円
所要時間120〜240日(自分の時間)最短84日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1都道府県への事前相談
  2. 2施設整備計画の策定
  3. 3認可申請書類の提出
  4. 4審査・現地調査
  5. 5認可決定
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)0円〜100,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料98,000円(税込)
合計目安98,000円〜198,000円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 行政書士などの専門家への依頼を積極的に検討しましょう。初回は特に専門家のサポートが有効です。
  • 事前相談は必須です。申請窓口で個別の要件や注意点を確認してから書類作成に入りましょう。
  • 書類の種類が多いため、準備に1〜2か月は見込んでおくと安心です。
  • 補正指示(書類の修正依頼)が入ることを想定し、担当者との連絡手段を確保しておきましょう。
  • 類似の許認可を取得した事業者に体験談を聞くと、具体的な注意点がわかります。
  • 厚労省管轄のため、保健所での事前相談が効果的です。管轄の保健所は市区町村のウェブサイトで確認できます。

次にやるべきこと

必要書類

認可申請書

養護老人ホームの認可申請書

施設の図面・設備一覧

居室・食堂等の平面図

職員配置計画書

生活相談員等の配置計画

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

養護老人ホーム認可と一緒に必要になることが多い許認可です。

防火管理者

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

介護事業所指定

介護保険サービスを提供するための指定。訪問介護、通所介護、居宅介護支援等、サービス種別ごとに指定が必要です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

介護老人保健施設開設許可

介護老人保健施設(老健)を開設するための許可。在宅復帰を目指すリハビリ中心の施設で、医師の常勤配置が必要。

地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護事業所指定

定員29人以下の地域密着型特別養護老人ホームの指定。地域の高齢者に密着した入所サービスを提供する。

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