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外国人材支援の開業ガイド

必要な許認可・費用・手続きの流れを徹底解説

最終更新: 2026-04-16

7

必須の許認可

227,300〜473,400円

費用の目安(合計)

最大180日

想定期間

むずかしい

最大難易度

外国人材支援とは

外国人材支援を開業するには、労働者派遣法や職業安定法に基づく許可が必要です。資産要件や事業所要件など、参入のハードルが比較的高い業種です。

外国人労働者の受入支援

外国人材支援を開業するには、合計8件の許認可が関係します(必須: 7件、条件付き: 1件)。 このガイドでは、それぞれの許認可について費用・期間・必要書類を詳しく解説し、 開業までの具体的なステップをご案内します。

開業までのリアルなタイムライン

全ての許認可取得に6ヶ月程度。並行して進められる手続きもあるため、効率的なスケジュールを組みましょう。

出入国在留管理庁管轄

特定技能所属機関届出14〜30日
14〜30日
登録支援機関登録(特定技能)30〜60日
30〜60日

厚生労働省管轄

労働者派遣事業許可30〜90日
30〜90日
有料職業紹介事業許可30〜60日
30〜60日

法務省管轄

技能実習監理団体許可90〜180日
90〜180日
技能実習計画認定30〜90日
30〜90日

税務署管轄

個人事業の開業届約1日
約1日

※ 異なる管轄の許認可は並行して申請できる場合があります。同じ管轄の許認可は順番に申請が必要な場合があります。

外国人材支援の開業までのステップ

1

事業計画の策定

外国人材支援の事業計画を策定します。事業内容・ターゲット・収支計画を明確にし、必要な許認可を洗い出しましょう。

2

資金調達・物件確保

開業資金を調達し、営業拠点となる物件を確保します。許認可によっては施設基準があるため、物件選定時に要件を確認しましょう。

3

許認可の申請・取得

必要な許認可を一つずつ申請していきます。申請順序にも注意が必要です。先に取得が必要な許認可がある場合があります。

4

届出・登録手続き

税務署への開業届、社会保険の届出、各種届出を行います。法人設立の場合は登記も必要です。

5

開業・営業開始

全ての許認可を取得し、届出が完了したら営業を開始できます。許認可の更新時期を管理し、期限切れに注意しましょう。

外国人材支援に必要な許認可一覧

必須の許認可(7件)

特定技能外国人を雇用する機関(所属機関)が行う各種届出。受入れ開始時および定期届出が必要。

管轄出入国在留管理庁
費用無料
期間14〜30日
更新更新不要
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 受入れ計画の策定
  2. 支援計画の策定
  3. 届出書類の作成
  4. 出入国在留管理庁への届出
  5. 受理
必要書類(3件)
  • 雇用契約書の写し- 特定技能外国人との雇用契約書
  • 支援計画書- 特定技能外国人への支援計画
  • 届出書- 特定技能所属機関の届出書
必須むずかしい

労働者派遣事業を営むための許可

管轄厚生労働省
費用120,000円
期間30〜90日
更新3年ごと

労働者派遣を行う場合

申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 厚生労働大臣に申請
  2. 基準資産の確認
  3. 事業所の実地調査
  4. 許可証の交付
必要書類(5件)
  • 派遣元責任者の履歴書- 派遣元責任者の職歴を記載した履歴書
  • 事業計画書- 労働者派遣事業の計画を記載した事業計画書
  • 電気通信設備の概要- 電気通信設備の仕様・性能を記載した書面
  • 資産に関する書面- 直近の財務状況を示す書面
  • キャリア形成支援制度の概要- 派遣労働者のキャリア形成支援に関する計画書

特定技能1号外国人に対する支援計画の実施を委託される登録支援機関の登録。

管轄出入国在留管理庁
費用28,400円
期間30〜60日
更新5年ごと
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 出入国在留管理庁への事前相談
  2. 登録申請書類の作成
  3. 登録手数料の納付
  4. 申請書類の提出
  5. 審査・登録決定
必要書類(3件)
  • 登録申請書- 登録支援機関の登録申請書
  • 支援計画書(サンプル)- 1号特定技能外国人への支援計画のサンプル
  • 登録手数料の払込証明書- 28,400円の登録手数料払込証明
必須むずかしい

有料で職業紹介を行うための許可

管轄厚生労働省
費用50,000円
期間30〜60日
更新5年ごと
申請ステップを見る(3ステップ)
  1. 厚生労働大臣に申請
  2. 事業所要件の確認
  3. 許可証の交付
必要書類(5件)
  • 派遣元責任者の履歴書- 派遣元責任者の職歴を記載した履歴書
  • 資産に関する書面- 直近の財務状況を示す書面
  • 労働者派遣事業許可申請書- 所定の様式による許可申請書
  • 派遣元責任者講習修了証- 派遣元責任者講習の修了証の写し
  • 個人情報保護に関する規程- 個人情報の取扱いに関する社内規程
必須むずかしい

外国人技能実習生の受入れを監理する監理団体の許可。外国人技能実習機構(OTIT)が審査。

管轄法務省
費用25,000〜250,000円
期間90〜180日
更新3年ごと
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 外国人技能実習機構への事前相談
  2. 監理事業計画の策定
  3. 許可申請書類の提出
  4. OTIT による審査
  5. 許可決定通知
必要書類(4件)
  • 許可申請書- 技能実習監理団体の許可申請書
  • 監理事業計画書- 監理事業の実施計画・体制
  • 財務諸表- 直近3年分の決算書類
  • 外国の送出機関との協定書- 技能実習生送出機関との契約書
必須むずかしい

技能実習を行わせようとする者(実習実施者)が作成する技能実習計画の認定。外国人技能実習機構が認定。

管轄法務省
費用3,900〜25,000円
期間30〜90日
更新更新不要
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 外国人技能実習機構への事前相談
  2. 技能実習計画の作成
  3. 認定申請書類の提出
  4. OTIT による審査
  5. 認定決定
必要書類(3件)
  • 認定申請書- 技能実習計画の認定申請書
  • 技能実習計画書- 実習内容・到達目標・実習期間を記載
  • 雇用条件書- 技能実習生の雇用条件を記載した書類
必須かんたん

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄税務署
費用無料
期間約1日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 開業届出書(様式)を国税庁サイトからダウンロード
  2. 必要事項を記入
  3. 管轄の税務署に提出(郵送可)
  4. 受付印を押された控えを受け取る
必要書類(2件)
  • 本人確認書類- マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等
  • 個人事業の開業・廃業等届出書- 国税庁サイトからダウンロード可能

条件によって必要になる許認可(1件)

条件付きふつう

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

管轄法務局
費用60,000〜242,000円
期間7〜14日
更新更新不要

法人設立の場合

申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 定款の作成
  2. 定款の認証(株式会社の場合、公証役場で)
  3. 資本金の払込み
  4. 設立登記申請書を法務局に提出
  5. 登記完了(約1〜2週間)
必要書類(4件)
  • 法人設立登記申請書- 法人設立登記に必要な所定の様式による申請書
  • 身分証明書- 本籍地の市区町村長が発行する身分証明書
  • 納税証明書- 税務署発行の納税証明書
  • 定款の写し(法人の場合)- 法人の定款の写し

外国人材支援の開業にかかる許認可費用の目安

227,300〜473,400円

必須許認可の取得費用合計(申請手数料のみ)

※ 上記は申請手数料のみの目安です。行政書士に依頼する場合は別途報酬(3〜15万円程度/件)がかかります。 設備投資費・物件取得費は含みません。

開業までの想定期間

最大 約180日

最も時間のかかる許認可の取得期間

複数の許認可を並行して申請できる場合もあります。 ただし、先に取得が必要な許認可がある場合は順番に申請する必要があるため、 余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

技能実習監理団体許可90〜180日
労働者派遣事業許可30〜90日
技能実習計画認定30〜90日
登録支援機関登録(特定技能)30〜60日
有料職業紹介事業許可30〜60日
特定技能所属機関届出14〜30日
個人事業の開業届約1日

外国人材支援の開業資金の全体像

許認可費用だけでなく、設備投資や運転資金も含めた開業資金の全体像を把握しましょう。

許認可の申請手数料
227,300〜473,400円

必須の7件の許認可取得にかかる申請手数料の合計

行政書士への報酬(目安)
56万〜105万円

専門家に申請代行を依頼する場合の報酬。自分で申請する場合は不要

設備投資(参考)
100万〜500万円(事務所・システム)

事業に必要な設備・内装等の初期投資の参考額

運転資金(目安)
月商の3〜6ヶ月分(500万〜1,500万円)

開業後、売上が安定するまでの運転資金

※ 設備投資額・運転資金は事業規模や地域によって大きく異なります。 上記はあくまで参考値です。実際の開業計画に合わせて、詳細な資金計画を策定してください。 日本政策金融公庫の「創業計画書」の作成をおすすめします。

先輩事業者の声 - 開業前に知っておきたいこと

1ポイント 1

派遣事業の許可には資産要件(基準資産2,000万円以上)があります。決算内容を事前に確認し、要件を満たすか検証しましょう。

2ポイント 2

事業所要件として20平方メートル以上のスペースが必要です。事務所選定時に注意しましょう。

3ポイント 3

派遣元責任者講習の受講が必須です。講習は定期的に開催されていますが、早めに受講しておきましょう。

外国人材支援で気をつけるべき法規制

外国人材支援に関連する主な法律と、違反した場合の罰則をまとめました。 法令を遵守し、適正な事業運営を行いましょう。

1

労働者派遣法

派遣事業の許可基準と運営ルールを規定。無許可営業には1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。

2

職業安定法

有料職業紹介事業の許可基準を規定。違反すると許可取消や罰金の対象です。

3

労働基準法

派遣労働者の労働条件保護に関する法律。

この業種の許認可に関連する法令:

出入国管理及び難民認定法第19条の18労働者派遣法第5条出入国管理及び難民認定法第19条の26職業安定法第30条外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律第23条技能実習法第8条所得税法第229条会社法第49条

外国人材支援の開業に必要な書類まとめ

全ての許認可で必要となる書類を重複なくまとめました。 事前に準備しておくことで、スムーズに申請を進められます。

必須書類(25件)
  • 雇用契約書の写し

    特定技能外国人との雇用契約書

  • 支援計画書

    特定技能外国人への支援計画

  • 届出書

    特定技能所属機関の届出書

  • 派遣元責任者の履歴書

    派遣元責任者の職歴を記載した履歴書

  • 事業計画書

    労働者派遣事業の計画を記載した事業計画書

  • 電気通信設備の概要

    電気通信設備の仕様・性能を記載した書面

  • 資産に関する書面

    直近の財務状況を示す書面

  • キャリア形成支援制度の概要

    派遣労働者のキャリア形成支援に関する計画書

  • 登録申請書

    登録支援機関の登録申請書

  • 支援計画書(サンプル)

    1号特定技能外国人への支援計画のサンプル

  • 登録手数料の払込証明書

    28,400円の登録手数料払込証明

  • 労働者派遣事業許可申請書

    所定の様式による許可申請書

  • 派遣元責任者講習修了証

    派遣元責任者講習の修了証の写し

  • 個人情報保護に関する規程

    個人情報の取扱いに関する社内規程

  • 許可申請書

    技能実習監理団体の許可申請書

  • 監理事業計画書

    監理事業の実施計画・体制

  • 財務諸表

    直近3年分の決算書類

  • 外国の送出機関との協定書

    技能実習生送出機関との契約書

  • 認定申請書

    技能実習計画の認定申請書

  • 技能実習計画書

    実習内容・到達目標・実習期間を記載

  • 雇用条件書

    技能実習生の雇用条件を記載した書類

  • 本人確認書類

    マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等

  • 個人事業の開業・廃業等届出書

    国税庁サイトからダウンロード可能

  • 法人設立登記申請書

    法人設立登記に必要な所定の様式による申請書

  • 身分証明書

    本籍地の市区町村長が発行する身分証明書

状況によって必要な書類(2件)
  • 納税証明書

    税務署発行の納税証明書

  • 定款の写し(法人の場合)

    法人の定款の写し

外国人材支援の開業に関するよくある質問

Q. 特定技能所属機関として届出が必要なタイミングは?

A. 受入れ開始時、契約変更時、受入れ終了時、および四半期ごとの定期届出が必要です。

Q. 特定技能所属機関届出の取得にかかる費用と期間はどれくらいですか?

A. 申請手数料は数千円〜数万円程度です。申請から許可・登録まで1〜3ヶ月程度かかるのが一般的です。必要な設備投資や専門家への依頼費用を含めると、総額数十万〜数百万円程度を見込んでおくとよいでしょう。

Q. 特定技能所属機関届出の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?

A. 申請前に出入国在留管理庁の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。

Q. 労働者派遣事業許可の申請に必要な費用はいくらですか?

A. 労働者派遣事業許可の申請手数料は120,000円です。申請先は厚生労働省となります。なお、手数料は自治体や申請内容によって異なる場合がありますので、事前に管轄窓口へご確認ください。

Q. 労働者派遣事業許可の取得にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 労働者派遣事業許可の取得には、申請から約30日〜90日程度かかるのが一般的です。ただし、書類の不備や審査状況によってはさらに時間がかかる場合があります。余裕を持ったスケジュールで申請されることをお勧めします。

Q. 労働者派遣事業許可の更新は必要ですか?

A. はい、労働者派遣事業許可は3年ごとに更新が必要です。更新手続きには有効期限が切れる前に申請する必要があります。更新を怠ると許認可が失効し、業務を継続できなくなる可能性がありますのでご注意ください。

Q. 登録支援機関になるための要件は?

A. 過去2年間に中長期在留外国人の生活相談等に従事した経験があること、または同等の実績があることが求められます。

Q. 登録支援機関の登録有効期間は?

A. 5年間です。更新は有効期限の3ヶ月前から申請可能です。

Q. 登録支援機関登録(特定技能)の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?

A. 申請前に出入国在留管理庁の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。

Q. 有料職業紹介事業許可の申請に必要な費用はいくらですか?

A. 有料職業紹介事業許可の申請手数料は50,000円です。申請先は厚生労働省となります。なお、手数料は自治体や申請内容によって異なる場合がありますので、事前に管轄窓口へご確認ください。

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