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太陽光発電設置業に必要な許認可

太陽光パネルの設置工事

太陽光発電設置業の許認可全体像

太陽光発電設置業は「電気工事」と「建設工事」の両面を持つため、一般的な内装業や設備業より許認可の重なりが多い業種です。中心になるのは、施工者個人の電気工事士免状、会社としての電気工事業の登録、そして一定規模以上の工事を請けるための建設業許可、この3点の組み合わせです。ここが揃って初めて、住宅用から産業用まで合法的に施工できます。

取得すべき順序と依存関係

まず事業形態を決めます。個人で始めるなら税務署へ個人事業の開業届、法人化するなら法人設立登記が先です。登記が完了しないと後続の許認可申請の名義が定まりません。

次に施工の根拠となる電気工事士免状を確保します。住宅の屋根に載せる一般用電気工作物(おおむね出力50kW未満・低圧)は第二種電気工事士、高圧で連系する自家用電気工作物(50kW以上)の工事には第一種電気工事士が必要です。扱う案件規模で必要な種別が変わる点に注意してください。

その上で電気工事業開始届出(電気工事業の登録)を行います。これは電気工事業法に基づくもので、無登録での営業はできません。建設業許可を持つ場合は「みなし登録電気工事業者」として届出のみで足りる場合があります。

請負金額が建築一式以外で500万円以上になる工事を継続的に請けるなら、建設業許可(電気工事)が必須です。専任技術者として電気工事士資格や実務経験が要件になるため、資格取得が前提になります。

費用の目安

  • 法人設立登記:合同会社で約6〜10万円、株式会社で約20〜25万円
  • 建設業許可(知事・新規):法定手数料9万円+行政書士報酬で総額15〜25万円
  • 電気工事業の登録:登録手数料2万円程度(みなし登録は届出のみで手数料不要のことが多い)
  • 電気工事士免状:受験・免状交付費用で数万円

見落としやすい届出

自社で発電事業まで手がける、または産業用を自家消費以外で運用する場合は、再生可能エネルギー発電事業認定(FIT/FIP)が関わります。これは本来発電事業者(施主)側の手続きですが、提案・代行する立場として制度理解が欠かせません。50kW以上の高圧設備を扱う際は自家用発電設備設置届出が生じることもあります。

加えて、住宅向けに戸別訪問で営業する場合は特定商取引法上の訪問販売規制(クーリングオフ等)の対象です。太陽光は過去にトラブルが多く行政の監視が強い分野のため、契約書面・説明義務の整備を開業時から固めておくべきです。

スケジュール感とつまずき

電気工事士の試験は年複数回ですが合格から免状交付まで時間を要し、建設業許可も申請から取得まで1〜2か月かかります。最大のつまずきは「資格者不在のまま許可申請を進めようとする」ケースで、専任技術者要件を満たせず差し戻しになります。資格確保→登記→建設業許可→電気工事業登録の順を守り、逆算して3〜4か月前から準備を始めるのが現実的です。

7

必須の許認可

95,300〜305,300円

費用の目安(合計)

2

条件付きの許認可

必須の許認可

むずかしい

500万円以上(建築一式工事は1,500万円以上)の工事を請け負う場合に必要な許可。29業種に分かれています。

管轄: 国土交通省 / 都道府県費用: 90,000〜150,000円期間: 30〜90日更新: 5年ごと

500万円以上の工事を請け負う場合

太陽光発電設備の訪問販売を行うための届出。高額商品のため書面交付義務が重要。

管轄: 経済産業省費用: 無料期間: 1〜7日

電気工事を施工するための建設業許可。発電設備・変電設備・送配電設備等の電気工事を請け負う場合に必要。電気工事士資格とは別に建設業として取得する。

管轄: 国土交通省費用: 0〜150,000円期間: 30〜90日更新: 5年ごと

電気工事を行うための免状

管轄: 都道府県費用: 5,300円期間: 14〜30日

建設業許可を受けた者が電気工事業を営む場合の届出。電気工事業者登録とは異なり、建設業許可(電気工事業)を持つ事業者向けの簡易手続き。

管轄: 都道府県費用: 無料期間: 1〜14日

再生可能エネルギー発電設備のFIT/FIP認定

管轄: 経済産業省費用: 無料期間: 30〜90日

FIT/FIP認定

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄: 税務署費用: 無料期間: 約1日

条件によって必要になる許認可

条件: 自家用発電設備を設置する場合

法人設立登記60,000〜242,000円

条件: 法人設立の場合

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