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スマートホーム機器認証

管轄: 経済産業省 / 根拠法令: 電気用品安全法・電波法

ふつう費用が高く、書類準備にも注意が必要な許認可です

IoT対応のスマートホーム機器(スマートロック・スマートスピーカー等)の安全認証。PSEマーク取得が必要。

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スマートホーム機器認証は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用が高額になるケースがあるため、事前の資金計画が重要です。経産省の審査には時間がかかるため、事業開始の2〜3か月前には申請準備を始めることをおすすめします。なお、5年ごとの更新が必要なため、取得後も継続的な管理が求められます。

この認証の目的と対象

スマートロック、スマートスピーカー、ネットワークカメラ、スマートリモコン、Wi-Fi対応センサー類などのIoT機器を日本国内で製造・輸入・販売する事業者が対象です。これらの機器は「電気を使う製品」と「電波を出す製品」という二つの性格を併せ持つため、単一の許認可ではなく、根拠法の異なる複数の手続きを並行して満たす必要があります。海外メーカー品をOEM・輸入販売する事業者が特につまずきやすい領域です。

必要になる手続きは大きく2系統

  • 電気用品安全法(PSE)— 経済産業省所管。AC電源・ACアダプタ・充電池で動く機器が「電気用品」に該当します。コンセント直結のスマートプラグやACアダプタ付き機器は特に注意。
  • 電波法(技適)— 総務省所管。Wi-Fi・Bluetooth・Zigbee・特定小電力など無線を発する機器は「技術基準適合証明」または「工事設計認証」が必須。技適マークのない無線機を国内で使わせると電波法違反になります。

「PSEマーク取得が必要」とだけ説明されることが多いですが、無線を出すスマートホーム機器は技適がない限り適法に販売できません。両方をセットで考えてください。

PSE側の流れ

  • 製品が「特定電気用品(菱形PSEマーク)」か「特定電気用品以外(丸形PSEマーク)」かを判定する。ACアダプタ単体は特定電気用品に該当することが多い。
  • 製造・輸入を始める日から30日以内に、経済産業省へ「電気用品製造(輸入)事業届出」を提出する。
  • 技術基準への適合確認と検査を行い、検査記録を作成・保存(原則3年)する。
  • 特定電気用品は、登録検査機関による適合性検査(証明書取得)が追加で必要。
  • 基準適合を確認のうえ、製品にPSEマークと事業者名等を表示する。

技適側の流れ

  • 無線モジュールの仕様を確定し、TELEC・JQAなどの登録証明機関に申請する。
  • 量産品は通常「工事設計認証」を取得し、機器に技適マークと認証番号を表示する。
  • 既に技適取得済みの無線モジュールを組み込む場合でも、組み込み方によっては再認証や届出が必要になるため、モジュールベンダーの認証範囲を必ず確認する。

費用の内訳と目安

10万〜50万円の幅は、主に試験項目の数と無線方式で決まります。

  • PSE適合性試験・登録検査機関の検査費用
  • 技適の試験・認証手数料(無線方式ごと、Wi-Fi+BTで複数バンドあれば加算)
  • 海外規格データの国内基準への読み替え・追加試験
  • 申請代行を使う場合の代行手数料

複数の無線方式や複数モデルを扱うと上限を超えることもあります。

よくある差し戻し・不適合の理由

  • 技適のない海外モジュールをそのまま搭載してしまう(最頻出)
  • ACアダプタのPSE未取得。本体だけ気にしてアダプタを見落とす
  • 試験用サンプルと量産品の基板・部品が異なり、認証の同一性が崩れる
  • マーク表示の位置・記載事項(事業者名・定格)の不備
  • 事業届出を提出しないまま輸入・販売を開始する

関連・付随する手続き、変更時の注意

  • 個人情報や映像を扱うカメラ系は、別途プライバシーポリシー整備や個人情報保護法対応が実務上必須。
  • 部品変更・基板改版・無線モジュール変更は、認証の同一性に影響するため再認証・再試験が必要になる場合がある。型番や設計を変えたら必ず登録機関に確認する。
  • PSEに有効期限はないが、事業者情報の変更時は変更届が必要。技適も設計変更時は再手続きが基本。

まず着手すべきは、自社製品が「特定電気用品か否か」「どの無線方式を使うか」の切り分けです。ここが固まれば、必要な試験範囲と概算費用が一気に見えてきます。

100,000〜500,000円

申請費用

30〜90日

取得期間

5年

更新周期

申請費用が高額なため、事業計画に組み込んだ上で余裕を持った資金準備をおすすめします。

スマートホーム機器認証:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用100,000円〜500,000円(申請実費のみ)149,800円〜549,800円
所要時間30〜90日(自分の時間)最短21日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1電気用品安全法・電波法の技術基準確認
  2. 2登録検査機関での適合性検査
  3. 3PSEマーク・技適マーク取得申請
  4. 4認証マークの取得
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)100,000円〜500,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安149,800円〜549,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 経産省管轄の許認可は、経済産業局の窓口で手続きするケースがあります。オンライン申請が利用可能か確認してみましょう。

次にやるべきこと

必要書類

認証申請書

スマートホーム機器の認証申請書。

製品技術仕様書

機器の技術仕様を記載した書類。

適合性検査報告書

登録検査機関での検査報告書。

製品仕様書

機器の機能・通信規格等の仕様書

セキュリティ試験報告書

IoT機器のセキュリティ試験結果報告書

スマートホーム機器認証申請書

所定の様式による認証申請書

技術適合証明書

電波法に基づく技術基準適合証明

📎

EMC試験報告書(任意)

電磁両立性試験の報告書。

📎

電磁両立性(EMC)試験報告書(任意)

EMC規格への適合試験報告書

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

スマートホーム機器認証と一緒に必要になることが多い許認可です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

端末設備技術基準適合認定

電気通信端末機器の技術基準適合の認定

IoT機器製造事業届出

インターネット接続機能を持つIoT機器を製造・販売する事業の届出。セキュリティ基準への適合が必要。

電気通信事業届出

電気通信事業を営むための届出

アマチュア無線局免許

アマチュア無線局を開設するための免許

詳しく知る

📅 この許認可の更新期限を管理する

カレンダーで一元管理 · メール通知 · 書類チェックリスト

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