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ゴーストキッチン営業許可

管轄: 保健所 / 根拠法令: 食品衛生法第52条

ふつう費用・難易度ともに標準的な許認可です

デリバリー専門のゴーストキッチン(クラウドキッチン)の営業許可。

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ゴーストキッチン営業許可は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用は一般的な水準で、事前に予算を確保しておくと安心です。審査期間は標準的で、保健所での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。なお、5年ごとの更新が必要なため、取得後も継続的な管理が求められます。

まず読む順番

ゴーストキッチン営業許可とは何か

デリバリー専用の調理拠点(クラウドキッチン、バーチャルレストラン)を運営する場合でも、食品衛生法上の扱いは通常の飲食店と変わらない。客席がなくても、厨房で加熱調理し容器に詰めて提供する行為は「飲食店営業」に該当し、保健所の営業許可が必要になる。「ゴーストキッチン営業許可」という独立した許可区分が法律上あるわけではなく、実務上は飲食店営業許可(食品衛生法第52条に基づく都道府県知事等の許可)を、デリバリー専業の施設形態で取得することを指す。

注意すべきは、1つの厨房を複数事業者・複数ブランドで使うケースだ。1つの施設を複数の事業者がシェアするシェアキッチン型では、原則として営業者ごとに許可が必要になり、区画・設備の共用範囲によっては許可が下りないことがある。逆に、1事業者が1つの厨房で複数ブランドを展開する場合(バーチャルブランド)は、営業許可は1件で足りるのが通常。この線引きは自治体の判断が分かれる領域なので、物件契約前に管轄保健所へ施設図面を持ち込んで確認するのが確実。

主な取得要件

  • 食品衛生責任者の設置(1施設1名)。調理師・栄養士・製菓衛生師などの資格があれば講習不要、なければ各都道府県食品衛生協会の養成講習(1日、約10,000〜12,000円)を受講する。
  • 施設基準への適合。手洗い設備(従業員用に専用のもの、多くの自治体で自動水栓やレバー式など非接触型を求める)、二槽シンクまたは食器洗浄機との組み合わせ、床・壁の耐水性、区画の明確化、food用と手洗い用の分離、防虫・防そ構造など。基準は2021年の食品衛生法改正で全国的に統一されたが、細部の運用は自治体ごとに異なる。
  • HACCPに沿った衛生管理の実施と記録。小規模事業者は業界団体の手引書に沿った「考え方を取り入れた衛生管理」でよく、衛生管理計画書の作成と日々の記録が必須。
  • デリバリー特有の観点として、保管温度管理(要冷蔵10℃以下、要冷凍-15℃以下)と、配達までの時間・温度をどう担保するかを説明できること。

申請の流れ

1. 物件を決める前に、管轄保健所へ図面持参で事前相談。ここを飛ばすと工事のやり直しになる。 2. 内装工事を施設基準に合わせて実施。 3. 食品衛生責任者を確保(未取得なら講習を予約。地域により1〜2ヶ月待ちがある)。 4. 営業許可申請書、施設の構造・設備を示す図面、水質検査成績書(貯水槽・井戸水の場合)、法人なら登記事項証明書を提出。工事完了予定の10日前程度が目安。 5. 保健所職員による施設検査。是正があれば手直し後に再検査。 6. 許可証交付後に営業開始。交付まで申請から概ね2週間前後。

費用の内訳

申請手数料は飲食店営業で概ね14,000〜20,000円(東京都は18,300円など、自治体により異なる)。これに食品衛生責任者講習が約10,000〜12,000円、必要に応じて水質検査が1〜2万円程度かかる。実際の資金負担で大きいのは手数料ではなく、施設基準を満たすための内装工事費である点は押さえておきたい。

つまずきやすい点

  • 手洗い設備の不足・仕様不適合。最も多い是正指摘。
  • 住居兼用物件での申請。自宅キッチンと明確に区画されていないと不許可。
  • シェアキッチンで区画・保管場所が事業者ごとに分かれておらず、許可対象施設として認められない。
  • 用途地域や賃貸借契約上、飲食店営業が不可の物件を先に契約してしまう。

関連する手続き

菓子製造やパン販売を併せて行うなら菓子製造業許可、food deliveryで酒類を届けるなら通信販売酒類小売業免許(税務署)が別途必要。深夜0時以降に酒類提供を伴う業態へ拡張する場合は警察署への届出も関わる。許可の有効期間は5〜8年(自治体・施設状況により決定)で、期限前に更新申請が要る。営業者の氏名・法人名・施設設備の変更、廃業時はいずれも届出が必要になる。

14,000〜20,000円

申請費用

14〜30日

取得期間

5年

更新周期

許認可の申請費用としては平均的な金額です。法定の手数料のため、減額や免除は原則ありません。

ゴーストキッチン営業許可:自分で調べる vs 準備サポートを使う
自分で調べる準備サポート
費用14,000円〜20,000円(申請実費のみ)63,800円〜69,800円
所要時間14〜30日(審査期間)3営業日で資料お届け(調べる手間を省略)
必要書類の洗い出し自分で調べるチェックリストで提供
申請要件の確認自分で法令を確認根拠法令つきで整理
書類の作成・提出自分で行う自分で行う
向いている方調べる時間に余裕がある方調べる手間を省きたい方

申請手順

  1. 1施設の基準適合確認
  2. 2管轄保健所に飲食店営業許可申請
  3. 3食品衛生責任者の配置
  4. 4施設検査
  5. 5営業許可証の交付
この許認可の申請準備サポートを申し込む
申請実費(税金・手数料)14,000円〜20,000円

※ ご自身で申請される際に行政機関へ支払う費用です

サポート料金49,800円(税込)
合計目安63,800円〜69,800円
必要書類チェックリスト申請要件・提出窓口の整理お届け前なら全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 保健所管轄のため、保健所での事前相談が効果的です。管轄の保健所は市区町村のウェブサイトで確認できます。

次にやるべきこと

必要書類

飲食店営業許可申請書

保健所所定の様式。

施設の平面図

ゴーストキッチンの配置図。

食品衛生責任者証の写し

食品衛生責任者の資格証明。

ゴーストキッチン営業許可申請書

所定の様式による飲食店営業許可申請書

施設の平面図

調理場・食品保管場所等の配置図

食品衛生責任者の資格証明書

食品衛生責任者の資格を証する書類

配送体制計画書

デリバリー配送の衛生管理・温度管理計画

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

ゴーストキッチン営業許可と一緒に必要になることが多い許認可です。

食品衛生責任者

飲食店や食品を取り扱う事業所に必ず1名配置が必要な資格。講習会を受講することで取得できます。

飲食店営業許可

飲食店を営業するために必要な許可。店舗の設備基準を満たす必要があります。

防火管理者

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

飲食店営業許可(仕出し・弁当)

仕出し・弁当の製造販売を行うための許可

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