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医薬品GDP認証

管轄: 厚生労働省 / 根拠法令: 医薬品の適正流通基準ガイドライン

ふつう費用が高く、書類準備にも注意が必要な許認可です

医薬品の適正な流通を確保するためのGDP(Good Distribution Practice)認証。医薬品卸売業者等に求められる。

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医薬品GDP認証は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用が高額になるケースがあるため、事前の資金計画が重要です。厚労省の審査には時間がかかるため、事業開始の2〜3か月前には申請準備を始めることをおすすめします。なお、3年ごとの更新が必要なため、取得後も継続的な管理が求められます。

医薬品GDP認証とは何か

医薬品GDP認証は、医薬品が製造所から患者の手元に届くまでの「流通過程」で品質が保たれていることを、第三者機関が確認する仕組みです。GDPは Good Distribution Practice(医薬品の適正流通基準)の略で、日本では2018年に厚生労働省が「医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン」を通知し、PIC/S(医薬品査察協定・医薬品査察共同スキーム)のGDPガイドを土台にしています。

注意すべき点として、このガイドライン自体は法令上の許可制度ではなく、現時点では遵守を促す指針(事実上の努力義務)です。したがって「GDP認証」は行政が与える許可ではなく、認証機関(民間の第三者審査機関)による任意の適合認証である点を正しく理解しておく必要があります。実際の流通業を営むには、別途、医薬品医療機器等法(薬機法)に基づく許可が前提になります。

対象となる事業者

  • 医薬品の卸売販売業者(薬機法上の卸売販売業許可を保有)
  • 製造販売業者の流通・物流部門
  • 医薬品の保管・輸送を受託する物流事業者(3PL)
  • 取引先(製薬企業)からGDP適合を取引条件として求められる事業者

近年は製薬企業が委託先・卸に対しGDP適合を求めるケースが増えており、取引維持・新規受注のために認証を取得する流れが実務上の主な動機になっています。

取得の主な要件

ガイドラインは「品質システム」を中心に構成されています。

  • 品質マネジメントシステム(QMS)と品質責任者の設置
  • 温度管理:常温・冷所・冷蔵などの保管温度の逸脱防止、温度マッピングの実施
  • 輸送中の温度管理(クール便・バリデーション済み輸送)
  • 偽造医薬品の流入防止、受領・出荷時の真正性確認
  • 苦情・回収・返品・廃棄の手順整備とトレーサビリティ
  • 自己点検(内部監査)と是正措置(CAPA)の運用

申請の流れ

1. 自社の流通プロセスとガイドライン要求事項のギャップ分析 2. 手順書(SOP)整備、温度マッピング、教育訓練の実施 3. 認証機関への申請・書類審査 4. 現地審査(倉庫・記録・温度管理の実地確認) 5. 指摘事項の是正 → 認証付与

費用の内訳と更新

費用目安は5万〜20万円とされますが、これは認証機関や事業規模・拠点数で大きく変動します。実際には審査費用に加え、温度測定機器・倉庫の温度管理設備・コンサル費用が別途かかるため、総額はさらに上振れするのが通常です。認証取得後も定期的なサーベイランス審査(維持審査)があり、倉庫の増設・移転や品質責任者の変更時には届出・再評価が必要になります。

よくある差し戻し・不適合の理由

  • 温度マッピングの未実施、または夏季・冬季の検証が不足
  • 輸送中の温度記録が残っていない(委託先任せでデータがない)
  • SOPは整っているが実運用が手順どおりでない(記録と実態の乖離)
  • 是正措置が「対症療法」にとどまり、根本原因分析(CAPA)がない

次のアクション

まず自社が薬機法上の卸売販売業許可を保有しているかを確認し、その上でガイドライン本文との差分を洗い出すことが出発点です。温度管理データの蓄積には数か月かかるため、取引先から適合を求められている場合は、審査申込みより前に温度マッピングと記録運用を先行して始めておくと、スムーズに認証取得へ進めます。

50,000〜200,000円

申請費用

30〜60日

取得期間

3年

更新周期

申請費用が高額なため、事業計画に組み込んだ上で余裕を持った資金準備をおすすめします。

医薬品GDP認証:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用50,000円〜200,000円(申請実費のみ)99,800円〜249,800円
所要時間30〜60日(自分の時間)最短21日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1GDP基準に適合する流通管理体制を構築する
  2. 2GDP基準に基づく自己点検を実施する
  3. 3GDP認証申請を行う
  4. 4調査後、認証が付与される
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)50,000円〜200,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安99,800円〜249,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 厚労省管轄のため、保健所での事前相談が効果的です。管轄の保健所は市区町村のウェブサイトで確認できます。

次にやるべきこと

必要書類

GDP認証申請書

GDP認証を申請する書類

流通管理基準書

医薬品流通管理に関する基準書

温度管理記録

輸送・保管時の温度管理記録

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

医薬品GDP認証と一緒に必要になることが多い許認可です。

防火管理者

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

薬局開設許可

薬局を開設するために必要な許可。薬剤師の管理者配置と構造設備基準を満たす必要があります。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

医薬品卸売販売業許可

医薬品を医療機関・薬局に卸売するための許可。品質管理体制の整備が必要。

麻薬取扱者免許

麻薬を取り扱う医師・薬剤師・研究者等の免許。厳格な管理体制が求められる。

詳しく知る

📅 この許認可の更新期限を管理する

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