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PCB廃棄物保管届出

管轄: 都道府県 / 根拠法令: PCB特別措置法第8条

ふつう費用・難易度ともに標準的な許認可です

ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物を保管する事業者に求められる届出。毎年の保管状況報告も義務付けられる。

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PCB廃棄物保管届出は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用は一般的な水準で、事前に予算を確保しておくと安心です。審査期間は標準的で、自治体での処理に通常1か月前後を見込んでおきましょう。なお、1年ごとの更新が必要なため、取得後も継続的な管理が求められます。

この届出の目的と対象者

PCB廃棄物保管届出は、ポリ塩化ビフェニル(PCB)を含む廃棄物・使用製品の所在を行政が把握し、PCB特別措置法が定める処分期限内の確実な処理につなげるための届出です。根拠はPCB特別措置法第8条で、届出先は事業所の所在地を管轄する都道府県知事(政令市・中核市の一部は市長)です。

対象は、高濃度・低濃度を問わずPCB廃棄物を保管する事業者、および現に使用中のPCB使用製品(高圧トランス・コンデンサ、安定器、OFケーブル等)を所有する事業者です。製造業に限らず、ビル・病院・学校・倉庫などで古い受変電設備や蛍光灯安定器を持つ事業者が該当するため、「自社は無関係」と思い込んでいた管理者が後から発覚するケースが多いのが特徴です。

届出の流れと期限

この届出は「許可」ではなく毎年度の定期報告である点が他の許認可と大きく異なります。

  • 対象期間:前年度(4月1日〜3月31日)の保管・使用・処分状況
  • 提出期限:原則として毎年6月30日まで
  • 提出様式:環境省令で定める様式第一号(保管・処分状況等届出書)

記載するのは、PCB廃棄物の種類・数量・濃度区分、保管場所、処分の予定や実績などです。一度届け出ても、保管している限り毎年提出し続ける義務がある点に注意してください。

費用の内訳

届出書の提出自体は手数料無料の自治体がほとんどです。費用が発生するとすれば、行政書士や専門業者に作成を委託した場合の代行費用や、濃度判別のための分析(絶縁油のサンプリング・PCB濃度分析で数万円程度)に限られます。届出はあくまで報告であり、本来の大きな負担はJESCO(中間貯蔵・環境安全事業)や認定処理業者による処分費用である点を理解しておく必要があります。

よくある不備・差し戻し理由

  • 高濃度と低濃度の区分を誤る、または「微量PCB(低濃度)」の分析未実施で数量・濃度欄が空欄
  • 安定器など見落としやすい機器を計上していない
  • 保管場所の表示・囲い等の保管基準を満たしていない状態での届出
  • 処分期限を過ぎているのに保管継続している(低濃度PCB廃棄物の処分期限は令和9年〔2027年〕3月31日。高濃度は地域・機器ごとに既に終了済みのものが多い)

特に処分期限超過は法違反となり、改善命令や罰則の対象になり得ます。

関連・付随する手続き

  • 保管・処分状況に変更があった場合や事業を廃止した場合の変更・廃止届出
  • 処分を委託する際の収集運搬・処分の契約とマニフェスト(産業廃棄物管理票)管理
  • 廃棄物処理法に基づく保管基準(飛散・流出防止、表示等)の遵守

次にすべきこと

まず自社設備の銘板や製造年を確認し、PCB含有の可能性がある機器を洗い出します。判別がつかない場合は絶縁油の分析を行い、高濃度・低濃度を確定させてください。そのうえで、処分期限と毎年6月の届出スケジュールを管理表に落とし込み、未処分のものは早めにJESCOまたは認定業者へ処分手続きを進めることが、罰則回避と確実な処理への最短ルートです。判断に迷う点は管轄自治体の担当課に確認するのが確実です。

0〜20,000円

申請費用

7〜14日

取得期間

1年

更新周期

許認可の申請費用としては平均的な金額です。法定の手数料のため、減額や免除は原則ありません。

PCB廃棄物保管届出:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用0円〜20,000円(申請実費のみ)49,800円〜69,800円
所要時間7〜14日(自分の時間)最短4日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1保管しているPCB廃棄物の種類と量を確認する
  2. 2PCB廃棄物保管届出書を作成する
  3. 3届出書を都道府県に提出する
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)0円〜20,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料49,800円(税込)
合計目安49,800円〜69,800円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 申請前に窓口で事前相談を行い、要件を確認しておくと手戻りを減らせます。
  • 書類の不備は審査遅延の最大の原因です。提出前に記載漏れがないかダブルチェックしましょう。
  • 過去の申請事例や記入例がウェブ上で公開されている場合があります。参考にしてみてください。
  • 余裕を持ったスケジュールで準備を進め、期限ギリギリの申請は避けましょう。
  • 自治体ごとに手続きや要件が異なります。必ずお住まいの自治体のウェブサイトで最新情報を確認してください。

次にやるべきこと

必要書類

PCB廃棄物保管届出書

PCB廃棄物の保管状況を記載した届出書

PCB廃棄物一覧表

保管しているPCB廃棄物の一覧

保管場所の図面

PCB廃棄物の保管場所を示す図面

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

PCB廃棄物保管届出と一緒に必要になることが多い許認可です。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

産業廃棄物収集運搬業許可

産業廃棄物の収集・運搬を業として行うための許可。

産業廃棄物処分業許可

産業廃棄物の中間処理・最終処分を行うための許可

特別管理産業廃棄物処理業許可

感染性廃棄物や特定有害産業廃棄物など、特別管理が必要な産業廃棄物の収集運搬・処分を行うための許可。

建設業許可(清掃施設工事)

清掃施設工事を施工するための建設業許可。し尿処理施設またはごみ処理施設を設置する工事を請け負う場合に必要。

詳しく知る

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