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特定保健用食品許可

管轄: 消費者庁 / 根拠法令: 健康増進法第43条

非常に難しい費用・難易度ともに高い許認可です。専門家のサポートを強く推奨します

特定の保健効果を表示する食品(トクホ)の製造販売に必要な許可。臨床試験等による効果の実証が必要。

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特定保健用食品許可は、一定の準備が必要ですが、手順を押さえれば着実に取得できる許認可です。申請費用が高額になるケースがあるため、事前の資金計画が重要です。審査が長期にわたる傾向があるため、半年以上前から計画的に準備を進めることが重要です。一度取得すれば更新の必要はなく、有効期限の心配はありません。

何のための許可か

特定保健用食品(トクホ)許可は、「おなかの調子を整える」「血圧が高めの方に」など、特定の保健の用途を食品パッケージに表示して販売するために必要な許可です。健康増進法第43条にもとづき、消費者庁長官が個別の製品ごとに許可します。栄養機能食品や機能性表示食品が「届出・自己評価」で済むのに対し、トクホは国による事前審査と効果の科学的実証を求められる点が決定的に異なります。表示したい保健の用途と関与成分を、ヒトでの試験で裏づけられなければ許可は下りません。

対象となる事業者

食品・飲料・サプリメントの製造販売事業者が対象です。関与成分(難消化性デキストリン、ガラクトオリゴ糖、乳酸菌など)を含む製品で、明確な保健効果を訴求したい場合に申請します。すでに販売実績のある成分を使う場合と、新規成分で申請する場合とで、求められる試験の重さが大きく変わります。

取得の必須要件

  • 関与成分の保健効果を示すヒト試験(無作為化比較試験等)のデータ
  • 関与成分および最終製品の安全性を示すデータ(過剰摂取試験、長期摂取試験を含む)
  • 関与成分の定量試験法の確立と、製品中の含量の安定性データ
  • 食品衛生法・食品表示法に適合した製造・表示体制

許可区分には、個別審査を要する通常型のほか、既許可成分を一定規格で使う「規格基準型」、有効性の科学的根拠が通常型より限定的な「条件付きトクホ」、特定の疾病リスク低減を表示できる「疾病リスク低減表示」があります。新規成分の通常型がもっとも難度が高くなります。

申請の流れ

1. 関与成分の選定と試験計画の設計 2. ヒト試験・安全性試験の実施(登録試験機関や医療機関と連携) 3. 申請書類の作成、消費者庁へ提出 4. 消費者委員会による有効性・表示の審査 5. 食品安全委員会による安全性評価(食品安全基本法にもとづく食品健康影響評価) 6. 消費者庁長官の許可、許可証交付

審査は両委員会への諮問を経るため、提出から許可まで通常1年以上、新規成分では数年に及ぶこともあります。

費用の内訳

費用の大半は試験費用です。ヒト試験・安全性試験の設計と実施、被験者の募集、解析、論文化までを含めると数十万円から数百万円規模になります。新規成分で長期摂取試験まで求められる場合は1,000万円超に達することもあります。申請手数料自体は試験費に比べれば小さく、費用は採用する成分や試験の規模によって大きく変動します。

よくある不許可・差し戻し理由

  • ヒト試験の対象者数や試験デザインが効果の実証として不十分
  • 訴求したい表示文言が試験で示された効果の範囲を超えている
  • 関与成分の安全性データ(特に過剰摂取・長期摂取)の不足
  • 製品中の関与成分の定量法や含量の安定性が確立されていない

審査では「表示できる効果は、提出した試験で実証された範囲に限られる」という原則が厳格に適用されます。

関連・付随する手続き

製造には食品衛生法の営業許可・営業届出が前提となります。許可取得後も食品表示法にもとづく表示義務があり、許可マークや「消費者庁許可」の文言を適正に表示します。許可は製品単位のため、配合や製法を変更する場合は変更申請、新製品では別途申請が必要です。表示内容を超えた誇大広告は健康増進法第65条の規制対象となるため、広告表現も許可の範囲内に収める運用が求められます。

500,000〜5,000,000円

申請費用

180〜365日

取得期間

なし

更新周期

申請費用が高額なため、事業計画に組み込んだ上で余裕を持った資金準備をおすすめします。

特定保健用食品許可:自分で申請 vs プロに依頼
自分で申請プロに依頼おすすめ
費用500,000円〜5,000,000円(申請実費のみ)698,000円〜5,198,000円
所要時間180〜365日(自分の時間)最短125日(お任せ)
書類作成自分で全て準備行政書士が作成
申請手続き窓口に直接出向く代行提出
不備リスク自己責任プロがチェック
おすすめ時間に余裕がある方確実・迅速に取得したい方

申請手順

  1. 1保健効果に関する臨床試験を実施する
  2. 2試験成績書、製造工程等の書類を準備する
  3. 3特定保健用食品の許可申請を提出する
  4. 4食品安全委員会等による審査が行われる
  5. 5審査通過後、許可が付与される
この許認可の申請代行を依頼する
申請実費(税金・手数料)500,000円〜5,000,000円

※ 行政機関に支払う費用です

代行手数料198,000円(税込)
合計目安698,000円〜5,198,000円
行政書士が対応書類作成から提出まで不許可の場合は全額返金

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取得のポイント

  • 行政書士などの専門家への依頼を積極的に検討しましょう。初回は特に専門家のサポートが有効です。
  • 事前相談は必須です。申請窓口で個別の要件や注意点を確認してから書類作成に入りましょう。
  • 書類の種類が多いため、準備に1〜2か月は見込んでおくと安心です。
  • 補正指示(書類の修正依頼)が入ることを想定し、担当者との連絡手段を確保しておきましょう。
  • 類似の許認可を取得した事業者に体験談を聞くと、具体的な注意点がわかります。

次にやるべきこと

必要書類

特定保健用食品許可申請書

トクホの許可申請書

臨床試験成績書

保健効果に関する臨床試験の成績書

安全性に関する試験成績書

食品の安全性試験の成績書

製造工程図

製品の製造工程図

品質管理計画書

製品の品質管理計画書

よくある質問

この許認可が必要な業種

関連する許認可

特定保健用食品許可と一緒に必要になることが多い許認可です。

食品衛生責任者

飲食店や食品を取り扱う事業所に必ず1名配置が必要な資格。講習会を受講することで取得できます。

個人事業の開業届

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

法人設立登記

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

食品製造業許可

食品の製造・加工を業として行うための許可。製造する食品の種類によって許可の区分が異なります。

食品添加物製造業許可

食品添加物の製造を行うための許可

食肉処理業許可

食肉の処理(解体、分割等)を行うために必要な許可。

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