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学童保育・放課後デイの開業ガイド

必要な許認可・費用・手続きの流れを徹底解説

最終更新: 2026-04-11

7

必須の許認可

7,000〜158,000円

費用の目安(合計)

最大120日

想定期間

むずかしい

最大難易度

学童保育・放課後デイとは

学童保育・放課後デイの開業には、教育関連の法令に基づく許認可や届出が必要です。生徒の安全確保と教育の質の担保が重要なポイントとなります。

学童保育・放課後等デイサービス

学童保育・放課後デイを開業するには、合計9件の許認可が関係します(必須: 7件、条件付き: 2件)。 このガイドでは、それぞれの許認可について費用・期間・必要書類を詳しく解説し、 開業までの具体的なステップをご案内します。

開業までのリアルなタイムライン

全ての許認可取得に4ヶ月程度。並行して進められる手続きもあるため、効率的なスケジュールを組みましょう。

都道府県 / 市区町村管轄

介護事業所指定30〜90日
30〜90日

消防署管轄

防火管理者1〜2日
1〜2日

市区町村管轄

放課後児童健全育成事業届出7〜30日
7〜30日

厚生労働省管轄

放課後等デイサービス事業所指定(重症心身障害児対応)60〜120日
60〜120日
児童厚生施設(児童館)設置届出30〜60日
30〜60日

都道府県管轄

児童発達支援センター認可60〜120日
60〜120日

税務署管轄

個人事業の開業届約1日
約1日

※ 異なる管轄の許認可は並行して申請できる場合があります。同じ管轄の許認可は順番に申請が必要な場合があります。

学童保育・放課後デイの開業までのステップ

1

事業計画の策定

学童保育・放課後デイの事業計画を策定します。事業内容・ターゲット・収支計画を明確にし、必要な許認可を洗い出しましょう。

2

資金調達・物件確保

開業資金を調達し、営業拠点となる物件を確保します。許認可によっては施設基準があるため、物件選定時に要件を確認しましょう。

3

許認可の申請・取得

必要な許認可を一つずつ申請していきます。申請順序にも注意が必要です。先に取得が必要な許認可がある場合があります。

4

届出・登録手続き

税務署への開業届、社会保険の届出、各種届出を行います。法人設立の場合は登記も必要です。

5

開業・営業開始

全ての許認可を取得し、届出が完了したら営業を開始できます。許認可の更新時期を管理し、期限切れに注意しましょう。

学童保育・放課後デイに必要な許認可一覧

必須の許認可(7件)

必須むずかしい

介護保険サービスを提供するための指定。訪問介護、通所介護、居宅介護支援等、サービス種別ごとに指定が必要です。

管轄都道府県 / 市区町村
費用無料
期間30〜90日
更新6年ごと
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 人員基準(介護福祉士等)の確認
  2. 設備・運営基準を満たす事業所の確保
  3. 都道府県/市区町村に指定申請
  4. 書類審査・現地確認
  5. 指定通知書の交付
必要書類(4件)
  • 車庫証明書- 自動車の保管場所を証明する車庫証明書
  • 自動車損害賠償責任保険証明書- 自賠責保険の加入を証明する書面
  • 運転者の免許証の写し- 車両を運転する者の運転免許証の写し
  • 運営規程- 施設の運営に関する規程
必須かんたん

一定規模以上の建物で営業する場合に必要。収容人員30人以上の飲食店等では選任が義務付けられています。

管轄消防署
費用7,000〜8,000円
期間1〜2日
更新更新不要

収容人員30名以上の場合

申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 消防署で防火管理者講習の日程を確認
  2. 講習を受講(甲種: 2日、乙種: 1日)
  3. 修了証を受領
  4. 消防署に防火管理者選任届出書を提出
必要書類(4件)
  • 防火管理者選任届出書- 防火管理者を選任したことの届出書
  • 防火管理者資格証明書- 防火管理講習の修了証の写し
  • 施設の平面図- 施設の構造・消防設備の配置を示す平面図
  • 消防計画- 火災予防・消火活動に関する消防計画

学童保育(放課後児童クラブ)を行うための届出

管轄市区町村
費用無料
期間7〜30日
更新更新不要
申請ステップを見る(3ステップ)
  1. 市区町村長に届出
  2. 施設基準の確認
  3. 届出受理
必要書類(5件)
  • 講師の履歴書- 講師の職歴・学歴・資格を記載した履歴書
  • 教育課程の概要- 教育・研修の課程・カリキュラムの概要
  • 車庫証明書- 自動車の保管場所を証明する車庫証明書
  • 運転者の免許証の写し- 車両を運転する者の運転免許証の写し
  • 施設の写真- 施設の外観・内部の写真

重症心身障害児を主たる対象とする放課後等デイサービスの指定申請。通常型より手厚い人員配置基準が求められる。

管轄厚生労働省
費用0〜50,000円
期間60〜120日
更新更新不要
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 都道府県への事前相談
  2. 施設確保・設備整備
  3. 人員配置計画(看護師等配置)
  4. 指定申請書類の提出
  5. 審査・指定決定
必要書類(4件)
  • 指定申請書- 重症心身障害児対応放課後等デイサービスの指定申請書
  • 看護師配置計画書- 看護師・医療的ケア対応職員の配置計画
  • 施設の図面・バリアフリー対応状況- 車椅子対応等のバリアフリー設備を含む図面
  • 協力医療機関との契約書- 緊急時対応のための医療機関との連携協定

児童に健全な遊びを提供する児童館の設置届出。児童福祉施設の一つ。

管轄厚生労働省
費用0〜50,000円
期間30〜60日
更新更新不要
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 都道府県への事前相談
  2. 施設の確保・整備
  3. 児童厚生員の配置
  4. 設置届出書類の提出
  5. 届出受理
必要書類(3件)
  • 児童厚生員の配置計画- 児童厚生員の名簿・資格証明
  • 設置届出書- 児童館の設置届出書
  • 施設の図面- 遊戯室・図書室等の平面図

地域の障害児支援の中核拠点となる児童発達支援センターの認可。通所支援に加え相談支援等も行う。

管轄都道府県
費用0〜50,000円
期間60〜120日
更新更新不要
申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 施設の整備
  2. 人員配置の確認
  3. 都道府県に認可申請
  4. 施設検査
  5. 認可の交付
必要書類(4件)
  • 運営規程- 施設の運営に関する規程
  • 給食提供体制の概要- 給食の提供方法・栄養管理体制の概要
  • 保育士証の写し- 保育士の資格を証明する保育士証の写し
  • 職員名簿- 保育士等の職員の名簿
必須かんたん

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄税務署
費用無料
期間約1日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 開業届出書(様式)を国税庁サイトからダウンロード
  2. 必要事項を記入
  3. 管轄の税務署に提出(郵送可)
  4. 受付印を押された控えを受け取る
必要書類(2件)
  • 個人事業の開業・廃業等届出書- 国税庁サイトからダウンロード可能
  • 本人確認書類- マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等

条件によって必要になる許認可(2件)

障害のある学齢児童に放課後の療育を提供するための事業所指定。児童発達支援管理責任者の配置が必要。

管轄都道府県
費用0〜30,000円
期間30〜60日
更新6年ごと

放課後等デイサービスの場合

申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 児童発達支援管理責任者の確保
  2. 施設の整備
  3. 都道府県に指定申請
  4. 指定通知の交付
必要書類(5件)
  • 消防法令適合通知書- 消防署発行の消防法令適合通知書
  • 施設の平面図- 教育施設の構造・配置を示す平面図
  • 事業計画書- 福祉事業の計画を記載した事業計画書
  • 苦情処理の体制- 利用者からの苦情処理体制を記載した書面
  • 利用者との契約書の雛形- サービス利用契約書の雛形
条件付きふつう

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

管轄法務局
費用60,000〜242,000円
期間7〜14日
更新更新不要

法人設立の場合

申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 定款の作成
  2. 定款の認証(株式会社の場合、公証役場で)
  3. 資本金の払込み
  4. 設立登記申請書を法務局に提出
  5. 登記完了(約1〜2週間)
必要書類(4件)
  • 法人設立登記申請書- 法人設立登記に必要な所定の様式による申請書
  • 身分証明書- 本籍地の市区町村長が発行する身分証明書
  • 納税証明書- 税務署発行の納税証明書
  • 定款の写し(法人の場合)- 法人の定款の写し

学童保育・放課後デイの開業にかかる許認可費用の目安

7,000〜158,000円

必須許認可の取得費用合計(申請手数料のみ)

※ 上記は申請手数料のみの目安です。行政書士に依頼する場合は別途報酬(3〜15万円程度/件)がかかります。 設備投資費・物件取得費は含みません。

開業までの想定期間

最大 約120日

最も時間のかかる許認可の取得期間

複数の許認可を並行して申請できる場合もあります。 ただし、先に取得が必要な許認可がある場合は順番に申請する必要があるため、 余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

放課後等デイサービス事業所指定(重症心身障害児対応)60〜120日
児童発達支援センター認可60〜120日
介護事業所指定30〜90日
児童厚生施設(児童館)設置届出30〜60日
放課後児童健全育成事業届出7〜30日
防火管理者1〜2日
個人事業の開業届約1日

学童保育・放課後デイの開業資金の全体像

許認可費用だけでなく、設備投資や運転資金も含めた開業資金の全体像を把握しましょう。

許認可の申請手数料
7,000〜158,000円

必須の7件の許認可取得にかかる申請手数料の合計

行政書士への報酬(目安)
56万〜105万円

専門家に申請代行を依頼する場合の報酬。自分で申請する場合は不要

設備投資(参考)
200万〜1,000万円(教材・設備・内装工事)

事業に必要な設備・内装等の初期投資の参考額

運転資金(目安)
月商の3〜6ヶ月分(150万〜500万円)

開業後、売上が安定するまでの運転資金

※ 設備投資額・運転資金は事業規模や地域によって大きく異なります。 上記はあくまで参考値です。実際の開業計画に合わせて、詳細な資金計画を策定してください。 日本政策金融公庫の「創業計画書」の作成をおすすめします。

先輩事業者の声 - 開業前に知っておきたいこと

1ポイント 1

学校教育法に基づく学校と、各種スクール(塾・習い事教室等)では必要な許認可が大きく異なります。事業内容を明確にしましょう。

2ポイント 2

教室の防火設備や避難経路は消防法で定められています。物件選定時に消防署への事前相談をしましょう。

3ポイント 3

未成年者を対象とする場合、保護者への説明義務や個人情報の取り扱いに特に注意が必要です。

学童保育・放課後デイで気をつけるべき法規制

学童保育・放課後デイに関連する主な法律と、違反した場合の罰則をまとめました。 法令を遵守し、適正な事業運営を行いましょう。

1

学校教育法

学校の設置基準を規定。私立学校の設立には認可が必要です。

2

消防法

不特定多数が利用する施設として防火管理者の選任と消防設備の設置が義務付けられています。

3

特定商取引法

通信教育やオンラインスクールを運営する場合、表示義務やクーリングオフ制度への対応が必要です。

この業種の許認可に関連する法令:

介護保険法第70条消防法第8条児童福祉法第34条の8児童福祉法第21条の5の3児童福祉法第35条所得税法第229条会社法第49条

学童保育・放課後デイの開業に必要な書類まとめ

全ての許認可で必要となる書類を重複なくまとめました。 事前に準備しておくことで、スムーズに申請を進められます。

必須書類(28件)
  • 車庫証明書

    自動車の保管場所を証明する車庫証明書

  • 自動車損害賠償責任保険証明書

    自賠責保険の加入を証明する書面

  • 運転者の免許証の写し

    車両を運転する者の運転免許証の写し

  • 運営規程

    施設の運営に関する規程

  • 防火管理者選任届出書

    防火管理者を選任したことの届出書

  • 防火管理者資格証明書

    防火管理講習の修了証の写し

  • 施設の平面図

    施設の構造・消防設備の配置を示す平面図

  • 消防計画

    火災予防・消火活動に関する消防計画

  • 講師の履歴書

    講師の職歴・学歴・資格を記載した履歴書

  • 教育課程の概要

    教育・研修の課程・カリキュラムの概要

  • 指定申請書

    重症心身障害児対応放課後等デイサービスの指定申請書

  • 看護師配置計画書

    看護師・医療的ケア対応職員の配置計画

  • 施設の図面・バリアフリー対応状況

    車椅子対応等のバリアフリー設備を含む図面

  • 協力医療機関との契約書

    緊急時対応のための医療機関との連携協定

  • 児童厚生員の配置計画

    児童厚生員の名簿・資格証明

  • 設置届出書

    児童館の設置届出書

  • 施設の図面

    遊戯室・図書室等の平面図

  • 給食提供体制の概要

    給食の提供方法・栄養管理体制の概要

  • 保育士証の写し

    保育士の資格を証明する保育士証の写し

  • 職員名簿

    保育士等の職員の名簿

  • 個人事業の開業・廃業等届出書

    国税庁サイトからダウンロード可能

  • 本人確認書類

    マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等

  • 消防法令適合通知書

    消防署発行の消防法令適合通知書

  • 事業計画書

    福祉事業の計画を記載した事業計画書

  • 苦情処理の体制

    利用者からの苦情処理体制を記載した書面

  • 利用者との契約書の雛形

    サービス利用契約書の雛形

  • 法人設立登記申請書

    法人設立登記に必要な所定の様式による申請書

  • 身分証明書

    本籍地の市区町村長が発行する身分証明書

状況によって必要な書類(3件)
  • 施設の写真

    施設の外観・内部の写真

  • 納税証明書

    税務署発行の納税証明書

  • 定款の写し(法人の場合)

    法人の定款の写し

学童保育・放課後デイの開業に関するよくある質問

Q. 介護事業所指定の申請に必要な費用はいくらですか?

A. 介護事業所指定の申請手数料は申請先や内容によって異なります。都道府県 / 市区町村の管轄窓口に事前にお問い合わせいただくことをお勧めします。

Q. 介護事業所指定の取得にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 介護事業所指定の取得には、申請から約30日〜90日程度かかるのが一般的です。ただし、書類の不備や審査状況によってはさらに時間がかかる場合があります。余裕を持ったスケジュールで申請されることをお勧めします。

Q. 介護事業所指定の更新は必要ですか?

A. はい、介護事業所指定は6年ごとに更新が必要です。更新手続きには有効期限が切れる前に申請する必要があります。更新を怠ると許認可が失効し、業務を継続できなくなる可能性がありますのでご注意ください。

Q. 防火管理者の申請に必要な費用はいくらですか?

A. 防火管理者の申請手数料は7,000円〜8,000円程度です。申請先は消防署となります。なお、手数料は自治体や申請内容によって異なる場合がありますので、事前に管轄窓口へご確認ください。

Q. 防火管理者の取得にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 防火管理者の取得には、申請から約1日〜2日程度かかるのが一般的です。ただし、書類の不備や審査状況によってはさらに時間がかかる場合があります。余裕を持ったスケジュールで申請されることをお勧めします。

Q. 防火管理者を取得しないとどうなりますか?

A. 防火管理者は法令に基づく資格・許認可です。必要な許認可を取得せずに事業や活動を行った場合、行政処分や罰則の対象となる可能性があります。事業開始前に必ず取得手続きを行ってください。

Q. 放課後児童健全育成事業届出の申請に必要な費用はいくらですか?

A. 放課後児童健全育成事業届出の申請手数料は申請先や内容によって異なります。市区町村の管轄窓口に事前にお問い合わせいただくことをお勧めします。

Q. 放課後児童健全育成事業届出の取得にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 放課後児童健全育成事業届出の取得には、申請から約7日〜30日程度かかるのが一般的です。ただし、書類の不備や審査状況によってはさらに時間がかかる場合があります。余裕を持ったスケジュールで申請されることをお勧めします。

Q. 放課後児童健全育成事業届出を取得しないとどうなりますか?

A. 放課後児童健全育成事業届出は法令に基づく資格・許認可です。必要な許認可を取得せずに事業や活動を行った場合、行政処分や罰則の対象となる可能性があります。事業開始前に必ず取得手続きを行ってください。

Q. 重症心身障害児対応の放課後等デイサービスの人員基準は?

A. 通常の放課後等デイに加え、看護師の配置が求められます。児童発達支援管理責任者・保育士・理学療法士等の専門職も必要です。

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