相談実績100件以上行政書士が直接対応全国対応

SaaS事業の開業ガイド

必要な許認可・費用・手続きの流れを徹底解説

最終更新: 2026-04-16

14

必須の許認可

600,000〜3,190,000円

費用の目安(合計)

最大180日

想定期間

むずかしい

最大難易度

SaaS事業とは

SaaS事業の開業では、電気通信事業法に基づく届出や登録が中心となります。サービスの種類によって必要な手続きが異なるため、事前に総務省への確認をおすすめします。

クラウドソフトウェアの提供

SaaS事業を開業するには、合計19件の許認可が関係します(必須: 14件、条件付き: 5件)。 このガイドでは、それぞれの許認可について費用・期間・必要書類を詳しく解説し、 開業までの具体的なステップをご案内します。

開業までのリアルなタイムライン

全ての許認可取得に6ヶ月程度。並行して進められる手続きもあるため、効率的なスケジュールを組みましょう。

総務省管轄

電気通信事業届出1〜14日
1〜14日
Web会議システム提供事業届出7〜14日
7〜14日
クラウドPBXサービス届出7〜14日
7〜14日
特定認証業務認定60〜120日
60〜120日

経済産業省管轄

クラウドサービス安全性認定60〜180日
60〜180日
SaaSセキュリティ評価認定30〜90日
30〜90日
APIゲートウェイサービス届出7〜14日
7〜14日
生成AIサービス提供届出14〜30日
14〜30日
特定デジタルプラットフォーム提供者届出30〜60日
30〜60日

デジタル庁管轄

電子印章サービス登録30〜60日
30〜60日

経済産業省/IPA管轄

脆弱性情報取扱い届出1〜7日
1〜7日

総務省/法務省/経済産業省管轄

電子署名認証業務認定60〜120日
60〜120日

個人情報保護委員会管轄

特定個人情報保護評価書提出14〜30日
14〜30日

税務署管轄

個人事業の開業届約1日
約1日

※ 異なる管轄の許認可は並行して申請できる場合があります。同じ管轄の許認可は順番に申請が必要な場合があります。

SaaS事業の開業までのステップ

1

事業計画の策定

SaaS事業の事業計画を策定します。事業内容・ターゲット・収支計画を明確にし、必要な許認可を洗い出しましょう。

2

資金調達・物件確保

開業資金を調達し、営業拠点となる物件を確保します。許認可によっては施設基準があるため、物件選定時に要件を確認しましょう。

3

許認可の申請・取得

必要な許認可を一つずつ申請していきます。申請順序にも注意が必要です。先に取得が必要な許認可がある場合があります。

4

届出・登録手続き

税務署への開業届、社会保険の届出、各種届出を行います。法人設立の場合は登記も必要です。

5

開業・営業開始

全ての許認可を取得し、届出が完了したら営業を開始できます。許認可の更新時期を管理し、期限切れに注意しましょう。

SaaS事業に必要な許認可一覧

必須の許認可(14件)

必須かんたん

電気通信事業を営むための届出

管轄総務省
費用無料
期間1〜14日
更新更新不要

小規模な場合は届出のみ

申請ステップを見る(2ステップ)
  1. 総務大臣に届出
  2. 届出受理通知を受領
必要書類(5件)
  • 電気通信事業届出書- 所定の様式による電気通信事業の届出書
  • ネットワーク構成図- 電気通信設備のネットワーク構成図
  • 電気通信設備の概要- 電気通信設備の仕様・性能を記載した書面
  • 事業計画書- 電気通信事業の計画を記載した事業計画書
  • 電気通信主任技術者の資格証の写し- 電気通信主任技術者の資格証の写し

クラウドサービスの安全性を認定する制度。ISMAPとは別に、中小企業向けクラウドの安全性基準適合を認定。

管轄経済産業省
費用300,000〜1,500,000円
期間60〜180日
更新3年ごと
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 安全性基準に基づく自己評価の実施
  2. 認定監査機関による監査
  3. 認定申請書類の提出
  4. 認定証の交付
必要書類(4件)
  • 認定申請書- クラウドサービス安全性認定の申請書。
  • 第三者監査報告書- 認定監査機関による監査報告書。
  • セキュリティ対策実施報告書- セキュリティ管理策の実施状況報告書。
  • SLA(サービスレベル合意書)- サービス可用性等のSLA文書。

電子印鑑・電子印章サービスを提供する事業者の登録。法的効力のある電子印章サービスの提供に必要。

管轄デジタル庁
費用100,000〜500,000円
期間30〜60日
更新3年ごと
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 電子署名法上の技術要件確認
  2. サービス登録申請書の提出
  3. デジタル庁による技術審査
  4. 登録証の交付
必要書類(3件)
  • 登録申請書- 電子印章サービスの登録申請書。
  • サービス技術仕様書- 電子印章の技術仕様を記載した書類。
  • 法的効力説明書- 電子印章の法的効力に関する説明書。

Web会議・ビデオ通話システムを提供する事業の届出。SaaS型のビデオコミュニケーションサービスが対象。

管轄総務省
費用0〜30,000円
期間7〜14日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 電気通信事業法上の区分確認
  2. サービス概要・セキュリティ体制を記載した届出書作成
  3. 総務省への届出書提出
  4. 届出受理通知の受領
必要書類(3件)
  • 届出書- Web会議システム提供事業の届出書。
  • サービス概要書- Web会議サービスの概要を記載した書類。
  • セキュリティ対策書- 通信暗号化等のセキュリティ対策を記載した書類。

クラウド型PBX(構内交換機)サービスを提供する事業の届出。IP電話・クラウド電話サービスが対象。

管轄総務省
費用0〜30,000円
期間7〜14日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 電気通信事業法上の区分確認
  2. サービス概要を記載した届出書作成
  3. 総務省への届出書提出
  4. 届出受理通知の受領
必要書類(3件)
  • サービス概要書- クラウド電話サービスの概要を記載した書類。
  • 届出書- クラウドPBXサービスの届出書。
  • 通信品質保証書- 音声通信の品質保証基準を記載した書類。

SaaSサービスのセキュリティレベルを第三者が評価・認定する制度。政府調達のISMAP-LIUが対象。

管轄経済産業省
費用200,000〜1,000,000円
期間30〜90日
更新1年ごと
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. ISMAP管理基準に基づく自己評価
  2. ISMAP監査機関による監査
  3. ISMAP-LIU登録申請
  4. ISMAPリストへの登録
必要書類(7件)
  • 認定申請書- ISMAP-LIU登録の申請書。
  • ISMAP管理基準チェックリスト- ISMAP管理基準への適合チェックリスト。
  • 監査報告書- ISMAP監査機関による監査報告書。
  • SaaSセキュリティ評価認定申請書- 所定の様式による認定申請書
  • セキュリティ評価報告書- 第三者機関によるセキュリティ評価レポート
  • 情報セキュリティポリシー- 自社の情報セキュリティポリシー文書
  • SOC2レポートまたは同等の監査報告書- 内部統制に関する監査報告書

APIゲートウェイ・API管理プラットフォームを提供する事業の届出。API連携基盤の商用提供が対象。

管轄経済産業省
費用0〜30,000円
期間7〜14日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. APIゲートウェイサービスの内容整理
  2. サービス概要を記載した届出書作成
  3. 経済産業省への届出書提出
  4. 届出受理通知の受領
必要書類(7件)
  • 届出書- APIゲートウェイサービスの届出書。
  • サービス概要書- API管理サービスの概要を記載した書類。
  • セキュリティ対策書- API認証・認可のセキュリティ対策。
  • APIゲートウェイサービス届出書- 所定の様式による届出書
  • システム構成図- APIゲートウェイのシステム構成図
  • セキュリティ対策報告書- 認証・認可・暗号化等のセキュリティ対策報告
  • 登記事項証明書- 法人の場合は登記事項証明書

生成AI(大規模言語モデル等)を利用したサービスを提供する事業者の届出。チャットボット・画像生成サービス等が対象。

管轄経済産業省
費用0〜100,000円
期間14〜30日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. AIリスク評価・影響評価の実施
  2. AIモデル・安全対策を記載した届出書作成
  3. 経済産業省への届出書提出
  4. 届出受理通知の受領
必要書類(4件)
  • 安全対策書- 有害出力防止等の安全対策を記載した書類。
  • 届出書- 生成AIサービス提供の届出書。
  • AIモデル説明書- 使用するAIモデルの概要・学習データを記載した書類。
  • 透明性報告書- AIの判断プロセスの透明性に関する報告書。

ソフトウェア等の脆弱性情報の届出・取扱い

管轄経済産業省/IPA
費用無料
期間1〜7日
更新更新不要
申請ステップを見る(3ステップ)
  1. IPAに届出
  2. 脆弱性情報の受付・分析
  3. 届出受理
必要書類(4件)
  • 脆弱性情報取扱い届出申請書- 脆弱性情報取扱い届出に必要な所定の様式による申請書
  • 本人確認書類- 運転免許証やマイナンバーカード等の本人確認書類の写し
  • 印鑑証明書- 申請者の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)
  • 定款の写し(法人の場合)- 法人の定款の写し

大規模デジタルプラットフォームの透明性確保のための届出

管轄経済産業省
費用無料
期間30〜60日
更新更新不要
申請ステップを見る(3ステップ)
  1. 経済産業大臣に届出
  2. 取引条件等の開示義務の確認
  3. 届出受理
必要書類(4件)
  • 特定デジタルプラットフォーム提供者届出申請書- 特定デジタルプラットフォーム提供者届出に必要な所定の様式による申請書
  • 事業計画書- 事業の概要・計画を記載した書面
  • 本人確認書類- 運転免許証やマイナンバーカード等の本人確認書類の写し
  • 登記事項証明書(法人の場合)- 法務局発行の法人登記事項証明書
必須むずかしい

電子署名の認証業務を行うための認定

管轄総務省
費用無料
期間60〜120日
更新更新不要
申請ステップを見る(3ステップ)
  1. 主務大臣に認定申請
  2. 設備・運営体制の審査
  3. 認定の交付
必要書類(4件)
  • 特定認証業務認定申請書- 特定認証業務認定に必要な所定の様式による申請書
  • 本人確認書類- 運転免許証やマイナンバーカード等の本人確認書類の写し
  • 申請書- 所定の様式に必要事項を記入した申請書
  • 役員名簿(法人の場合)- 法人の役員の氏名・住所一覧
必須むずかしい

電子署名の認証業務を行うための認定(特定認証業務)

管轄総務省/法務省/経済産業省
費用無料
期間60〜120日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 主務大臣に認定申請
  2. 設備・運営基準の審査
  3. 情報セキュリティ体制の確認
  4. 認定証の交付
必要書類(4件)
  • 電子署名認証業務認定申請書- 電子署名認証業務認定に必要な所定の様式による申請書
  • 誓約書- 欠格事由に該当しないことを誓約する書面
  • 身分証明書- 本籍地の市区町村長が発行する身分証明書
  • 役員名簿(法人の場合)- 法人の役員の氏名・住所一覧

マイナンバーを取扱う事務に関する特定個人情報保護評価

管轄個人情報保護委員会
費用無料
期間14〜30日
更新更新不要
申請ステップを見る(3ステップ)
  1. 特定個人情報保護評価書の作成
  2. 個人情報保護委員会に提出
  3. 公表
必要書類(4件)
  • 個人情報保護方針- 個人情報の取扱いに関する方針を記載した書面
  • 届出書- 所定の様式による届出書
  • 事業の概要説明書- 事業の内容・規模を記載した説明書
  • システム構成図- 事業に使用するシステムの構成を示す図面
必須かんたん

個人事業主として事業を開始した場合に提出する届出。開業から1ヶ月以内に提出する必要があります。

管轄税務署
費用無料
期間約1日
更新更新不要
申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 開業届出書(様式)を国税庁サイトからダウンロード
  2. 必要事項を記入
  3. 管轄の税務署に提出(郵送可)
  4. 受付印を押された控えを受け取る
必要書類(2件)
  • 本人確認書類- マイナンバーカード又は通知カード+運転免許証等
  • 個人事業の開業・廃業等届出書- 国税庁サイトからダウンロード可能

条件によって必要になる許認可(5件)

条件付きかんたん

SaaS(Software as a Service)を提供する事業者の届出。一定規模以上のSaaSサービスを提供する場合に必要。

管轄経済産業省
費用0〜30,000円
期間7〜21日
更新更新不要

SaaS提供者の届出

申請ステップを見る(3ステップ)
  1. サービス概要・セキュリティ体制を記載した届出書作成
  2. 経済産業省への届出
  3. 届出受理通知の受領
必要書類(3件)
  • 届出書- SaaS提供事業の届出書。
  • サービス概要書- SaaSサービスの概要・機能を記載した書類。
  • セキュリティ体制説明書- データ保護・セキュリティ体制を記載した書類。

電子契約サービスを提供するプラットフォームの届出。立会人型・当事者型の電子署名サービスが対象。

管轄デジタル庁
費用50,000〜300,000円
期間14〜45日
更新更新不要

電子契約プラットフォームの届出

申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 電子署名法上の区分確認
  2. サービス内容・技術仕様を記載した届出書作成
  3. デジタル庁への届出書提出
  4. 届出受理通知の受領
必要書類(3件)
  • 届出書- 電子契約プラットフォーム事業の届出書。
  • サービス技術仕様書- 電子署名・認証技術の仕様を記載した書類。
  • 利用規約- プラットフォーム利用規約の写し。
条件付き非常に難しい

個人情報保護体制の適切性を示す認定マーク

管轄一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
費用200,000〜1,230,000円
期間90〜180日
更新2年ごと

個人情報を扱う場合

申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 審査機関に申請
  2. 書類審査
  3. 現地審査
  4. プライバシーマークの付与
必要書類(5件)
  • 届出書- 所定の様式による届出書
  • 事業の概要説明書- 事業の内容・規模を記載した説明書
  • 個人情報保護方針- 個人情報の取扱いに関する方針を記載した書面
  • システム構成図- 事業に使用するシステムの構成を示す図面
  • セキュリティ対策の概要- 情報セキュリティに関する対策を記載した書面
条件付き非常に難しい

情報セキュリティマネジメントシステムの認証

管轄認証機関(審査登録機関)
費用500,000〜3,000,000円
期間90〜180日
更新3年ごと

セキュリティ認証を取得する場合

申請ステップを見る(4ステップ)
  1. 審査登録機関に申請
  2. 文書審査(ステージ1)
  3. 実地審査(ステージ2)
  4. 認証書の交付
必要書類(4件)
  • ISMS認証申請書- ISMS認証に必要な所定の様式による申請書
  • 登記されていないことの証明書- 成年被後見人等に登記されていないことの証明書
  • 申請書- 所定の様式に必要事項を記入した申請書
  • 定款の写し(法人の場合)- 法人の定款の写し
条件付きふつう

株式会社や合同会社を設立するための登記。定款認証・資本金払込みの後に申請します。

管轄法務局
費用60,000〜242,000円
期間7〜14日
更新更新不要

法人設立の場合

申請ステップを見る(5ステップ)
  1. 定款の作成
  2. 定款の認証(株式会社の場合、公証役場で)
  3. 資本金の払込み
  4. 設立登記申請書を法務局に提出
  5. 登記完了(約1〜2週間)
必要書類(4件)
  • 法人設立登記申請書- 法人設立登記に必要な所定の様式による申請書
  • 身分証明書- 本籍地の市区町村長が発行する身分証明書
  • 納税証明書- 税務署発行の納税証明書
  • 定款の写し(法人の場合)- 法人の定款の写し

SaaS事業の開業にかかる許認可費用の目安

600,000〜3,190,000円

必須許認可の取得費用合計(申請手数料のみ)

※ 上記は申請手数料のみの目安です。行政書士に依頼する場合は別途報酬(3〜15万円程度/件)がかかります。 設備投資費・物件取得費は含みません。

開業までの想定期間

最大 約180日

最も時間のかかる許認可の取得期間

複数の許認可を並行して申請できる場合もあります。 ただし、先に取得が必要な許認可がある場合は順番に申請する必要があるため、 余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

クラウドサービス安全性認定60〜180日
特定認証業務認定60〜120日
電子署名認証業務認定60〜120日
SaaSセキュリティ評価認定30〜90日
電子印章サービス登録30〜60日
特定デジタルプラットフォーム提供者届出30〜60日
生成AIサービス提供届出14〜30日
特定個人情報保護評価書提出14〜30日
電気通信事業届出1〜14日
Web会議システム提供事業届出7〜14日
クラウドPBXサービス届出7〜14日
APIゲートウェイサービス届出7〜14日
脆弱性情報取扱い届出1〜7日
個人事業の開業届約1日

SaaS事業の開業資金の全体像

許認可費用だけでなく、設備投資や運転資金も含めた開業資金の全体像を把握しましょう。

許認可の申請手数料
600,000〜3,190,000円

必須の14件の許認可取得にかかる申請手数料の合計

行政書士への報酬(目安)
112万〜210万円

専門家に申請代行を依頼する場合の報酬。自分で申請する場合は不要

設備投資(参考)
300万〜3,000万円(サーバー・通信設備)

事業に必要な設備・内装等の初期投資の参考額

運転資金(目安)
月商の6ヶ月分(500万〜2,000万円)

開業後、売上が安定するまでの運転資金

※ 設備投資額・運転資金は事業規模や地域によって大きく異なります。 上記はあくまで参考値です。実際の開業計画に合わせて、詳細な資金計画を策定してください。 日本政策金融公庫の「創業計画書」の作成をおすすめします。

先輩事業者の声 - 開業前に知っておきたいこと

1ポイント 1

電気通信事業の届出は、サービス開始前に行う必要があります。届出から受理までの期間を見込んだスケジュールを立てましょう。

2ポイント 2

通信の秘密の保護やセキュリティ対策は法的義務です。技術的な対策と社内体制の整備を並行して進めましょう。

3ポイント 3

MVNOやISP事業はキャリアとの接続交渉に時間がかかることがあります。余裕を持った計画を立てましょう。

SaaS事業で気をつけるべき法規制

SaaS事業に関連する主な法律と、違反した場合の罰則をまとめました。 法令を遵守し、適正な事業運営を行いましょう。

1

電気通信事業法

通信事業者の権利義務を規定。通信の秘密の侵害には2年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。

2

電波法

無線設備の使用に関する法律。無免許での無線局開設には罰則があります。

3

個人情報保護法

利用者の通信データや個人情報の保護が義務付けられています。

この業種の許認可に関連する法令:

電気通信事業法第16条情報セキュリティサービス基準電子署名及び認証業務に関する法律電気通信事業法情報処理促進法AI事業者ガイドライン情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律第4条電子署名及び認証業務に関する法律第4条番号法第27条所得税法第229条個人情報保護法(任意認定制度)JIS Q 27001(ISO/IEC 27001)会社法第49条

SaaS事業の開業に必要な書類まとめ

全ての許認可で必要となる書類を重複なくまとめました。 事前に準備しておくことで、スムーズに申請を進められます。

必須書類(41件)
  • 電気通信事業届出書

    所定の様式による電気通信事業の届出書

  • ネットワーク構成図

    電気通信設備のネットワーク構成図

  • 電気通信設備の概要

    電気通信設備の仕様・性能を記載した書面

  • 事業計画書

    電気通信事業の計画を記載した事業計画書

  • 認定申請書

    クラウドサービス安全性認定の申請書。

  • 第三者監査報告書

    認定監査機関による監査報告書。

  • セキュリティ対策実施報告書

    セキュリティ管理策の実施状況報告書。

  • SLA(サービスレベル合意書)

    サービス可用性等のSLA文書。

  • 登録申請書

    電子印章サービスの登録申請書。

  • サービス技術仕様書

    電子印章の技術仕様を記載した書類。

  • 法的効力説明書

    電子印章の法的効力に関する説明書。

  • 届出書

    Web会議システム提供事業の届出書。

  • サービス概要書

    Web会議サービスの概要を記載した書類。

  • セキュリティ対策書

    通信暗号化等のセキュリティ対策を記載した書類。

  • ISMAP管理基準チェックリスト

    ISMAP管理基準への適合チェックリスト。

  • 監査報告書

    ISMAP監査機関による監査報告書。

  • SaaSセキュリティ評価認定申請書

    所定の様式による認定申請書

  • セキュリティ評価報告書

    第三者機関によるセキュリティ評価レポート

  • 情報セキュリティポリシー

    自社の情報セキュリティポリシー文書

  • APIゲートウェイサービス届出書

    所定の様式による届出書

  • システム構成図

    APIゲートウェイのシステム構成図

  • セキュリティ対策報告書

    認証・認可・暗号化等のセキュリティ対策報告

  • 安全対策書

    有害出力防止等の安全対策を記載した書類。

  • AIモデル説明書

    使用するAIモデルの概要・学習データを記載した書類。

  • 脆弱性情報取扱い届出申請書

    脆弱性情報取扱い届出に必要な所定の様式による申請書

  • 本人確認書類

    運転免許証やマイナンバーカード等の本人確認書類の写し

  • 特定デジタルプラットフォーム提供者届出申請書

    特定デジタルプラットフォーム提供者届出に必要な所定の様式による申請書

  • 特定認証業務認定申請書

    特定認証業務認定に必要な所定の様式による申請書

  • 申請書

    所定の様式に必要事項を記入した申請書

  • 電子署名認証業務認定申請書

    電子署名認証業務認定に必要な所定の様式による申請書

  • 誓約書

    欠格事由に該当しないことを誓約する書面

  • 身分証明書

    本籍地の市区町村長が発行する身分証明書

  • 個人情報保護方針

    個人情報の取扱いに関する方針を記載した書面

  • 事業の概要説明書

    事業の内容・規模を記載した説明書

  • 個人事業の開業・廃業等届出書

    国税庁サイトからダウンロード可能

  • セキュリティ体制説明書

    データ保護・セキュリティ体制を記載した書類。

  • 利用規約

    プラットフォーム利用規約の写し。

  • セキュリティ対策の概要

    情報セキュリティに関する対策を記載した書面

  • ISMS認証申請書

    ISMS認証に必要な所定の様式による申請書

  • 登記されていないことの証明書

    成年被後見人等に登記されていないことの証明書

  • 法人設立登記申請書

    法人設立登記に必要な所定の様式による申請書

状況によって必要な書類(10件)
  • 電気通信主任技術者の資格証の写し

    電気通信主任技術者の資格証の写し

  • 通信品質保証書

    音声通信の品質保証基準を記載した書類。

  • SOC2レポートまたは同等の監査報告書

    内部統制に関する監査報告書

  • 登記事項証明書

    法人の場合は登記事項証明書

  • 透明性報告書

    AIの判断プロセスの透明性に関する報告書。

  • 印鑑証明書

    申請者の印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)

  • 定款の写し(法人の場合)

    法人の定款の写し

  • 登記事項証明書(法人の場合)

    法務局発行の法人登記事項証明書

  • 役員名簿(法人の場合)

    法人の役員の氏名・住所一覧

  • 納税証明書

    税務署発行の納税証明書

SaaS事業の開業に関するよくある質問

Q. 電気通信事業届出の申請に必要な費用はいくらですか?

A. 電気通信事業届出の申請手数料は申請先や内容によって異なります。総務省の管轄窓口に事前にお問い合わせいただくことをお勧めします。

Q. 電気通信事業届出の取得にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 電気通信事業届出の取得には、申請から約1日〜14日程度かかるのが一般的です。ただし、書類の不備や審査状況によってはさらに時間がかかる場合があります。余裕を持ったスケジュールで申請されることをお勧めします。

Q. 電気通信事業届出を取得しないとどうなりますか?

A. 電気通信事業届出は法令に基づく資格・許認可です。必要な許認可を取得せずに事業や活動を行った場合、行政処分や罰則の対象となる可能性があります。事業開始前に必ず取得手続きを行ってください。

Q. クラウドサービス安全性認定とはどのような制度ですか?

A. ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)等に基づき、クラウドサービスの安全性を認定する制度です。政府機関への提供を目指す場合に特に重要です。

Q. ISMAPとの違いは何ですか?

A. ISMAPは政府調達向けの認定ですが、本認定は民間利用を含むより広い範囲のクラウドサービスを対象としています。

Q. 認定取得にかかる費用の目安は?

A. 第三者監査費用を含めて30万〜150万円程度が目安です。サービス規模により変動します。

Q. 認定取得にかかる費用と期間は?

A. ISMAP認定の場合、監査費用として500万〜2,000万円以上、認定までに6ヶ月〜1年以上かかります。事前のセキュリティ対策整備費用も含めると、総額数千万円規模の投資が必要です。

Q. 認定を受けるための主な要件は?

A. ISO 27001/27017/27018等の国際規格への適合、第三者監査の受審、脆弱性管理体制、インシデント対応体制の整備が必要です。データセンターの物理セキュリティや可用性の確保も審査対象です。

Q. 電子印鑑と電子署名の違いは?

A. 電子印鑑は印影の画像データであり、電子署名は暗号技術による本人確認手段です。法的効力が異なります。

Q. 電子印章の法的効力は?

A. 電子署名法に基づく電子署名が付与された電子印章は、法的に有効な署名として認められます。

SaaS事業に必要な許認可を3秒で診断

業種・地域・事業形態を選ぶだけで、あなたに必要な許認可がすべてわかります。

無料診断を試す

許認可の取得、専門家に任せませんか?

行政書士が書類作成から申請代行まで一括サポート。まずは無料でご相談ください。

無料で相談する
無料で相談する