古物商(リサイクルショップ)の開業ガイド
必要な許認可・費用・手続きの流れを徹底解説
最終更新: 2026-04-11
22件
必須の許認可
380,000円
費用の目安(合計)
最大60日
想定期間
最大難易度
目次
古物商(リサイクルショップ)とは
古物商(リサイクルショップ)の開業には、取り扱う商品の種類によって異なる許認可が必要です。古物や食品、酒類など、品目ごとの規制を確認しましょう。
中古品の買取・販売を行う業種です。ネット販売も含みます。
古物商(リサイクルショップ)を開業するには、合計23件の許認可が関係します(必須: 22件、条件付き: 1件)。 このガイドでは、それぞれの許認可について費用・期間・必要書類を詳しく解説し、 開業までの具体的なステップをご案内します。
開業までのリアルなタイムライン
全ての許認可取得に2ヶ月程度。並行して進められる手続きもあるため、効率的なスケジュールを組みましょう。
公安委員会管轄
警察署(公安委員会)管轄
税務署管轄
※ 異なる管轄の許認可は並行して申請できる場合があります。同じ管轄の許認可は順番に申請が必要な場合があります。
古物商(リサイクルショップ)の開業までのステップ
事業計画の策定
古物商(リサイクルショップ)の事業計画を策定します。事業内容・ターゲット・収支計画を明確にし、必要な許認可を洗い出しましょう。
資金調達・物件確保
開業資金を調達し、営業拠点となる物件を確保します。許認可によっては施設基準があるため、物件選定時に要件を確認しましょう。
許認可の申請・取得
必要な許認可を一つずつ申請していきます。申請順序にも注意が必要です。先に取得が必要な許認可がある場合があります。
届出・登録手続き
税務署への開業届、社会保険の届出、各種届出を行います。法人設立の場合は登記も必要です。
開業・営業開始
全ての許認可を取得し、届出が完了したら営業を開始できます。許認可の更新時期を管理し、期限切れに注意しましょう。
古物商(リサイクルショップ)に必要な許認可一覧
必須の許認可(22件)
チケットの合法的な転売を行うための届出。不正転売禁止法の遵守が必要。
申請ステップを見る(4ステップ)
- 古物商許可申請(チケット類商)
- チケット不正転売禁止法の要件確認
- 警察による審査
- 許可証の交付
必要書類(7件)
- ●利用規約- 購入者向けの利用規約
- ●古物商許可申請書(チケット類商)- 警察署所定の様式。
- ●住民票の写し- 本籍記載のもの。
- ●チケット不正転売禁止法遵守計画書- 法令遵守の体制説明。
- ●チケット転売業届出書- 所定の様式による届出書
- ●古物商許可証の写し- 古物商許可証の写し
- ●本人確認書類- 届出者の本人確認書類
金・プラチナ等の貴金属の買取を行うための届出。古物商許可に加え本人確認義務あり。
申請ステップを見る(4ステップ)
- 管轄警察署に古物商許可申請
- 犯罪収益移転防止法に基づく本人確認体制の整備
- 警察による審査
- 許可証の交付
必要書類(8件)
- ●本人確認書類- 申請者の本人確認書類
- ●誓約書- 欠格事由に該当しない旨の誓約書
- ●営業所の見取図- 営業所の所在地周辺の見取図
- ●古物商許可申請書- 警察署所定の様式。
- ●犯罪収益移転防止法に基づく本人確認体制説明書- 本人確認方法の説明。
- ●住民票の写し- 本籍記載のもの。
- ●古物商許可申請書- 所定の様式による古物商許可申請書
- ○登記事項証明書- 法人の場合は登記事項証明書
中古品の売買・交換を業として行うための許可。ネットオークションやフリマアプリでの転売も対象になります。
申請ステップを見る(5ステップ)
- 管轄の警察署(生活安全課)に事前相談
- 必要書類を準備(住民票、身分証明書、登記されていないことの証明書等)
- 警察署に申請書を提出
- 審査(約40日)
- 許可証交付
必要書類(5件)
- ●住民票の写し- 本籍地記載のもの
- ●身分証明書- 本籍地の市区町村で取得(成年被後見人等でないことの証明)
- ●登記されていないことの証明書- 法務局で取得
- ●古物商許可申請書- 警察署で入手できる所定の様式
- ○営業所の賃貸借契約書の写し- 賃貸の場合
ネットオークション等で古物を取引するための届出
申請ステップを見る(3ステップ)
- 古物商許可を取得済みであることを確認
- 公安委員会に届出
- 届出受理
必要書類(5件)
- ●インターネットオークション届出(古物商)申請書- インターネットオークション届出(古物商)に必要な所定の様式による申請書
- ●誓約書- 欠格事由に該当しないことを誓約する書面
- ●登記されていないことの証明書- 成年被後見人等に登記されていないことの証明書
- ●申請書- 所定の様式に必要事項を記入した申請書
- ○登記事項証明書(法人の場合)- 法務局発行の法人登記事項証明書
中古自動車の売買・交換を行うための古物商許可。自動車商の区分で申請が必要。
申請ステップを見る(4ステップ)
- 管轄警察署に古物商許可申請書を提出
- 必要書類(住民票・身分証明書等)を添付
- 警察による調査(約40日)
- 許可証の交付
必要書類(5件)
- ●古物商許可申請書- 警察署所定の申請書。自動車商の区分を選択。
- ●住民票の写し- 本籍記載のもの。発行から3ヶ月以内。
- ●身分証明書- 市区町村発行の身分証明書。成年被後見人でないことの証明。
- ●営業所の見取図・周辺図- 営業所の配置図および周辺の地図。
- ●自動車保管場所証明- 展示・保管スペースの確保を証明する書類。
中古タイヤ・ホイールの売買を行うための古物商許可。自動車部品商の区分で申請。
申請ステップを見る(4ステップ)
- 管轄警察署に古物商許可申請書を提出
- 自動車部品商として区分を選択
- 警察による審査
- 許可証の交付
必要書類(8件)
- ●古物商許可申請書- 自動車部品商の区分。
- ●住民票の写し- 本籍記載のもの。
- ●身分証明書- 市区町村発行の身分証明書。
- ●古物商許可申請書- 所定の様式による古物商許可申請書
- ●本人確認書類- 申請者の本人確認書類
- ●誓約書- 欠格事由に該当しない旨の誓約書
- ●登記事項証明書- 法人の場合は登記事項証明書
- ○営業所の見取図- 営業所の所在地周辺の見取図
条件によって必要になる許認可(1件)
古物商(リサイクルショップ)の開業にかかる許認可費用の目安
380,000円
必須許認可の取得費用合計(申請手数料のみ)
※ 上記は申請手数料のみの目安です。行政書士に依頼する場合は別途報酬(3〜15万円程度/件)がかかります。 設備投資費・物件取得費は含みません。
開業までの想定期間
最大 約60日
最も時間のかかる許認可の取得期間
複数の許認可を並行して申請できる場合もあります。 ただし、先に取得が必要な許認可がある場合は順番に申請する必要があるため、 余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
古物商(リサイクルショップ)の開業資金の全体像
許認可費用だけでなく、設備投資や運転資金も含めた開業資金の全体像を把握しましょう。
必須の22件の許認可取得にかかる申請手数料の合計
専門家に申請代行を依頼する場合の報酬。自分で申請する場合は不要
事業に必要な設備・内装等の初期投資の参考額
開業後、売上が安定するまでの運転資金
※ 設備投資額・運転資金は事業規模や地域によって大きく異なります。 上記はあくまで参考値です。実際の開業計画に合わせて、詳細な資金計画を策定してください。 日本政策金融公庫の「創業計画書」の作成をおすすめします。
先輩事業者の声 - 開業前に知っておきたいこと
古物営業許可は申請から取得まで約40日かかります。開業スケジュールに余裕を持たせましょう。
酒類販売業免許は審査が厳しく、2〜3ヶ月かかることもあります。早めの申請が重要です。
ネット販売の場合も許認可が必要な場合があります。実店舗がなくても古物営業許可や通信販売酒類小売業免許が必要です。
古物商(リサイクルショップ)で気をつけるべき法規制
古物商(リサイクルショップ)に関連する主な法律と、違反した場合の罰則をまとめました。 法令を遵守し、適正な事業運営を行いましょう。
古物営業法
中古品の売買を規制する法律。無許可営業には3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
食品衛生法
食品を販売する場合に営業許可が必要。違反すると営業停止処分の対象です。
酒税法
酒類の販売には免許が必要。無免許販売には1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
この業種の許認可に関連する法令:
古物商(リサイクルショップ)の開業に必要な書類まとめ
全ての許認可で必要となる書類を重複なくまとめました。 事前に準備しておくことで、スムーズに申請を進められます。
- ●利用規約
購入者向けの利用規約
- ●古物商許可申請書(チケット類商)
警察署所定の様式。
- ●住民票の写し
本籍記載のもの。
- ●チケット不正転売禁止法遵守計画書
法令遵守の体制説明。
- ●チケット転売業届出書
所定の様式による届出書
- ●古物商許可証の写し
古物商許可証の写し
- ●本人確認書類
届出者の本人確認書類
- ●誓約書
欠格事由に該当しない旨の誓約書
- ●営業所の見取図
営業所の所在地周辺の見取図
- ●古物商許可申請書
警察署所定の様式。
- ●犯罪収益移転防止法に基づく本人確認体制説明書
本人確認方法の説明。
- ●身分証明書
本籍地の市区町村で取得(成年被後見人等でないことの証明)
- ●登記されていないことの証明書
法務局で取得
- ●インターネットオークション届出(古物商)申請書
インターネットオークション届出(古物商)に必要な所定の様式による申請書
- ●申請書
所定の様式に必要事項を記入した申請書
- ●古物市場主許可(フリマ主催)申請書
古物市場主許可(フリマ主催)に必要な所定の様式による申請書
- ●略歴書
申請者の職歴・学歴を記載した略歴書
- ●営業所の見取図・周辺図
営業所の配置図および周辺の地図。
- ●自動車保管場所証明
展示・保管スペースの確保を証明する書類。
- ●ホームページURL届出書
ネット販売用URLの届出。
- ●個人事業の開業・廃業等届出書
国税庁サイトからダウンロード可能
- ●法人設立登記申請書
法人設立登記に必要な所定の様式による申請書
- ○登記事項証明書
法人の場合は登記事項証明書
- ○営業所の賃貸借契約書の写し
賃貸の場合
- ○登記事項証明書(法人の場合)
法務局発行の法人登記事項証明書
- ○定款の写し(法人の場合)
法人の定款の写し
- ○防犯登録取扱い体制の説明書
防犯登録の受付体制を説明する書類。
- ○ネットワーク利用制限確認体制の説明書
IMEI確認等の体制説明。
- ○データ消去手順書
HDD/SSDのデータ消去プロセスの説明書類。
- ○納税証明書
税務署発行の納税証明書
古物商(リサイクルショップ)の開業に関するよくある質問
Q. チケットの転売は違法ですか?
A. 不正転売防止法により、興行主が転売禁止を明示したチケットを定価以上で転売する行為は違法です。正規のリセール市場での転売は合法です。
Q. チケット転売業に古物商許可は必要ですか?
A. はい、チケット類商として古物商許可が必要です。
Q. チケット転売業届出の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?
A. 申請前に公安委員会の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。
Q. 貴金属の買取業を始めるには何が必要ですか?
A. 古物商許可に加え、犯罪収益移転防止法に基づく本人確認体制の整備が必要です。
Q. 貴金属買取で200万円以上の取引に特別な義務はありますか?
A. はい、犯罪収益移転防止法により厳格な本人確認と取引記録の保存が義務付けられています。
Q. 貴金属買取業届出の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?
A. 申請前に公安委員会の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。
Q. フリマアプリで不用品を売るのに古物商許可は必要ですか?
A. 自分の不用品を売る程度であれば不要です。ただし、利益目的で継続的に中古品を仕入れて転売する場合は必要になります。
Q. 古物商許可はオンラインでも取得できますか?
A. 申請自体は管轄の警察署に出向いて行う必要があります。ただし、必要書類の一部は事前にオンラインで準備可能です。
Q. 古物商許可の申請で注意すべきポイントや要件は何ですか?
A. 申請前に警察署(公安委員会)の最新の基準・ガイドラインを確認してください。人員配置基準、設備基準、安全管理体制などの要件を全て満たす必要があります。書類不備による差戻しが多いため、事前相談を活用し、申請書類は専門家にチェックを依頼することを推奨します。更新手続きの期限管理も重要です。
Q. インターネットオークション届出(古物商)の申請に必要な費用はいくらですか?
A. インターネットオークション届出(古物商)の申請手数料は申請先や内容によって異なります。公安委員会の管轄窓口に事前にお問い合わせいただくことをお勧めします。